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KNOWLEDGE OF SKIN CARE
VOL.
95
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洗顔で肌荒れする困った肌の原因と対策。おすすめ洗顔料も【男女対応】

「毎日しっかり洗顔しているのに、肌荒れする…」

そんなお悩みの原因は、間違った洗顔方法に潜んでいるかもしれません。

「スキンケアをがんばっているのに、肌荒れが改善しない」という人は、洗顔方法の見直しをおすすめします。

この記事では洗顔で起こる肌荒れの原因と、その対策について解説します。
おすすめの化粧品成分も紹介するので、ぜひ最後まで見てみて下さいね。

もしかして洗顔のせい?肌荒れする困った肌の原因とは

もしかして洗顔のせい?肌荒れする困った肌の原因とは

毎日のスキンケアに欠かせない洗顔。しかし肌を清潔に保とうと、つい洗い過ぎてはいませんか?
洗い過ぎは、肌荒れの原因となる「バリア機能」の低下を引き起こします。

皮膚のバリア機能とは?

皮膚のバリア機能を解説するイラスト図

バリア機能とは皮膚を外部刺激から守ったり、皮膚内の水分を適切に保ったりする機能のこと。

皮膚のバリア機能は「皮脂膜」「天然保湿因子」「細胞間脂質」といった3つの要素で構成されています。

この3つの要素にはそれぞれに役割があります。

  • 皮脂

    体内の水分が蒸発するのを防ぎ、角質層が剥がれ過ぎないようにする役割

  • 天然保湿因子

    皮膚表面の水分を保持する役割

  • 細胞間脂質(セラミド)

    角質細胞同士を接着させ、水分や物質の浸透を防ぐ役割

健康な状態の皮膚は、皮膚表面の細胞である角質層がレンガのように積み重なっています。

この角質層に天然の保湿クリームである皮脂膜が加わり、皮膚を外部刺激から守り、皮膚内の水分蒸発を防いでいます。

これが皮膚のバリア機能の働きです。

バリア機能が低下する原因

日差しを受ける女性

バリア機能が低下する原因には、以下のようなものが挙げられます。

  • 皮膚の乾燥
  • 摩擦による刺激
  • 紫外線によるダメージ
  • ターンオーバーの乱れ
  • 加齢
  • ストレスや生活習慣の乱れ

このような要因によって、皮膚のバリア機能は影響を受けます。

皮膚のバリア機能を保つためには、これらの要因に注意し、適切なケアを行うことが重要です。

洗顔でバリア機能が低下する仕組み

ゴシゴシ洗顔する男性

バリア機能が低下する原因は様々ありますが、その一つに「洗い過ぎによる皮膚の乾燥」があります。

毎日のスキンケアには欠かせない洗顔。しかし過剰な洗顔は、皮膚にとって必要な保湿要素を洗い流してしまいます。

保湿要素が失われ、乾燥に傾いた皮膚は、バリア機能の低下を引き起こします。

バリア機能が低下すると、レンガ状の角質層が乱れて隙間ができてしまいます。

この状態では内部から水分がどんどん失われていき、皮膚の乾燥がさらに進みます。

またちょっとした刺激でかゆみを引き起こしたりもします。

洗顔によるバリア機能の低下が肌荒れを引き起こし、困った肌の原因になっているのです。

適度な洗顔は、皮膚を健康に保つために必要なもの。
次はスキンケアにおける、洗顔の役割を解説します。

そもそも洗顔の役割とは?

そもそも洗顔の役割とは?

洗顔をする理由は大きく二つ挙げられます。
普段何気なく繰り返している洗顔ですが、改めて洗顔の役割を見てみましょう。

皮膚を清潔に保つ

洗顔する女性

スキンケアにおける洗顔の役割の一つは「皮膚を洗う事」です。

皮膚を汚れたまま放置しておくと、皮脂が酸化し、雑菌の繁殖などが起こります。

本来はバリア機能に欠かせない皮脂ですが、酸化することで皮膚への刺激になり、肌荒れの原因になります。

洗顔によって余分な皮脂や汗、ほこりなどの汚れを取り除くことで、皮膚を清潔に保つことができます。

古い角質を取り除く

肌のターンオーバーを解説するイラスト

もう一つの洗顔の役割は「古い角質を取り除く事」です。

皮膚は、古い細胞から新しい細胞に常に生まれ変わっています。この皮膚の生まれ変わりのサイクルのことをターンオーバーといいます。

ターンオーバーの周期が遅くなると皮膚の生まれ変わりが滞って角質が厚くなります。

この状態では乾燥やくすみ、毛穴詰まりやニキビなどの肌トラブルを招く原因となります。

適切な洗顔はターンオーバーを促し、皮膚を健康に保つ手助けをしています。

次は、ついやりがちなNG洗顔方法について見てみましょう。

肌荒れの原因に!NG洗顔方法

肌荒れの原因に!NG洗顔方法

適度な洗顔は必要ですが、間違った方法で洗顔しては、肌荒れの原因になりかねません。
まずは普段の洗顔方法に間違いがないか、振り返ってみましょう。

洗顔料の泡立てが足りない

洗顔用の豊富な泡を両手で持つ女性

洗顔料の泡立てが不十分なまま、洗顔を始めるのは皮膚にとって負担になります。

よく泡立てていない洗顔料では、汚れを吸着する力が弱まるため、洗浄力が落ちてしまいます。

また、摩擦が起こりやすくなり、皮膚への刺激が大きくなります。泡切れも悪くなるので、すすぎ残しの原因にもなってしまいます。

ゴシゴシと強く洗っている

ゴシゴシと強い力で洗顔する男性

ゴシゴシと強い力で洗顔をしてはいませんか?過剰な摩擦は皮膚のバリア機能を壊し、乾燥を引き起こします。

洗顔時の水分を含んで柔らかくなった皮膚は、ただでさえ摩擦に弱くなっています。

その状態の皮膚にゴシゴシと摩擦を加えると、バリア機能が壊されて、肌荒れに繋がってしまいます。

すすぎに熱いお湯を使っている

お風呂の温度表示45℃

温度の高すぎるお湯は、皮膚にとって必要な保湿要素まで流してしまいます。

保湿要素が失われ乾燥に傾いた皮膚は、バリア機能の低下を引き起こします。

洗顔後に皮膚のツッパリ感を感じるようなら、お湯の温度が高すぎる可能性があります。

洗浄料のすすぎ残しがある

洗顔で顔をすすぐ女性

すすぎのお湯の温度だけでなく、すすぎ方が肌荒れに繋がってしまうことも。

洗浄料のすすぎ残しがあると、皮膚への刺激になり、肌荒れの原因になってしまいます。

特に髪の毛の生え際、フェイスライン、小鼻の脇などはすすぎが甘くなりがちです。

一日に何度も洗顔している

一日に何度も洗顔をすると、皮膚が乾燥しやすくなります。

洗顔の回数が多いと、洗い過ぎによる皮膚の保湿要素の不足から、肌荒れを引き起こしてしまいます。

また、注意が必要なのは回数だけではありません。長い時間、洗顔料を皮膚の上に乗せ続けることも、洗い過ぎの原因になります。

タオルで擦るように拭いている

洗顔後にタオルで顔を拭く女性

洗顔後、タオルで擦るように拭き取ることも、肌荒れを引き起こす原因の一つです。

すすぎの後の水分を含んで柔らかくなった皮膚は、ただでさえバリア機能が低下している状態。
そこにタオルの摩擦が加わることは、皮膚にとってとても負担が大きくなります。

摩擦がバリア機能を低下させ、皮膚の乾燥や肌荒れを引き起こします。

間違った洗顔方法では、バリア機能が低下し、肌荒れを引き起こしてしまいます。
次は肌荒れに繋がらない、正しい洗顔方法を解説します。

もう肌荒れしない!正しい洗顔で対策を

もう肌荒れしない!正しい洗顔で対策を

適切に洗顔することで皮膚のバリア機能を守り、肌荒れを防ぐことができます。
ここでは意外と知らない、正しい洗顔方法について見てみましょう。

  1. 手を洗い、ぬるま湯で顔を濡らします。
    洗顔の前にぬるま湯で顔を濡らしておくことで、洗顔料に含まれる界面活性剤の刺激を和らげる効果があります。
  2. 商品の使用量を参考に洗顔料を適量取り、ぬるま湯を加えながらしっかりと泡立てます。
    片手いっぱいほどのしっかりとした泡が理想です。
  3. 皮脂分泌の多いおでこや鼻から洗い始めます。皮脂が多い部分は汚れが残りがちです。ゴシゴシ擦らずに、泡を転がすように優しく丁寧に洗います。
  4. 次に頬やあごを洗い、最後に目元や口元などの乾燥しやすい部分を洗います。
    皮脂分泌が少ない部分は、泡を乗せている時間が短くなるようにしましょう。皮脂の流し過ぎを防ぐことができます。
  5. 人肌程度のぬるま湯で、泡が残らないよう丁寧にすすぎましょう。
    洗顔料が残ると肌トラブルの原因になってしまいます。
    すすぎ残しやすい髪の生え際や、フェイスライン、小鼻の脇などは、特に念入りに洗い流しましょう。
  6. 清潔なタオルで、水気を優しく拭きましょう。
    摩擦で皮膚を傷つけないよう、軽く抑えるように拭き取るのがポイントです。

洗顔の注意点

  • 洗顔料の泡立てが不十分だと摩擦や洗い残しの原因になります。
    泡立てネットを使うと簡単にもこもこの泡を作ることができます。
  • 洗浄料を使用しての洗顔は朝・夜の2回までが望ましいでしょう。
    使用する洗顔料の洗浄力は強すぎず、適度な洗浄力のものがおすすめです。

時間のかけ過ぎは皮膚に負担がかかります。30秒~1分程度を目安に素早く洗いましょう。

肌荒れ対策に!おすすめ化粧品成分

肌荒れ対策に!おすすめ化粧品成分

正しい洗顔方法がわかったら、使用する化粧品の成分にも気をつけてみましょう。いつものスキンケアをより効果的にしてくれます。

ここでは、肌荒れ対策におすすめの、化粧品成分について解説します。

洗浄成分

洗い過ぎによる皮膚の乾燥には、洗い上がりの優しい「洗浄成分」がおすすめです。

  • ラウレス-4カルボン酸Na
  • ココイルグルタミン酸Na
  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • コカミドプロピルベタイン

保湿成分

皮膚のバリア機能改善におすすめなのが「保湿成分」です。

  • セラミド
  • ヒアルロン酸Na
  • 水溶性コラーゲン
  • 乳酸Na
  • PCA-Na
  • グリセリン
  • ヘパリン類似物質

保湿成分として特におすすめなのが「セラミド」です。
低下したバリア機能を改善し、乾燥や肌荒れを予防する効果が期待できます。

抗炎症成分

肌荒れによる炎症を抑えるには「抗炎症成分」がおすすめです。

  • グリチルリチン酸2K
  • グリチルレチン酸ステアリル
  • アラントイン
  • ヨクイニンエキス
  • トラネキサム酸

ECサイトヘアハピのおすすめ洗顔料【男女対応】

M-mark ラベンダーの濃密あわ洗顔せっけん
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洗顔に適した泡質にこだわった石けんです。濃密な泡が肌との摩擦をやわらげ、潤いを守って洗います。潤い成分のシアバターが保護膜をつくり洗顔後の乾燥から肌を守ります。ラベンダー精油の香りです。

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肌をうるおす保湿洗顔フォーム
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しっとりとした洗い上がりの洗顔フォーム。乾燥が気になる方やダブル洗顔にもおすすめです。アミノ酸系洗浄成分と植物性石けんをベースに、肌の潤いを保つ5種類のヒト型セラミドを配合。つっぱり感や乾燥をやわらげ、肌をすっきりとしっとりと洗い上げます。

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M-mark アミノ酸あわ洗顔料
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パーム核油とべに花油でつくった液体石けんに、肌への刺激が穏やかなアミノ酸石けん(ヤシ脂肪酸アルギニン)を配合しました。アミノ酸石けんは石けんのよさをそのままに、アルギニンの作用で肌への刺激を緩和する洗浄成分です。さらに肌の潤いを保つ保湿成分アミノ酸も配合。泡で出てくるため、泡立てが苦手な方や初めてスキンケアを使う方にもおすすめです。

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まとめ

洗顔で起こる肌荒れの原因と、その対策について解説しました。

洗顔は健康な皮膚を保つためのスキンケアに欠かせないもの。適切に対策することで、肌荒れに繋がるのを防ぎましょう。

今回解説した内容は、男性女性どちらにも当てはまる方法です。ぜひ今日からの洗顔に取り入れてみて下さいね!

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