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KNOWLEDGE OF SKIN CARE
VOL.
14
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ゆらぎ肌とは?ゆらぎ肌の徹底スキンケア法

肌質には乾燥肌、脂性肌、混合肌など、様々なタイプがありますが、どんな肌質の方もなりやすい「ゆらぎ肌」という状態があります。

そこで今回は、「ゆらぎ肌」の肌状態と原因、元気な肌を目指すための徹底スキンケア方法をご紹介しましょう。

ゆらぎ肌とはどんな状態?

ゆらぎ肌とは

本来、私たちの肌は、空気の乾燥や湿度などの刺激から肌を守るために、肌の表皮のバリア機能が働いて、周りの環境と合わせながら、肌の状態を上手く適応させています。

しかし、季節の変わり目や体調の変化、環境の変化など様々な原因によってバリア機能が急激に低下すると、お肌の状態が変わりやすくなる「ゆらぎ肌」となってしまうのです。

お肌がゆらぐと敏感になるので、急に肌がカサついたり、吹き出物が出来たり、いつも使っているスキンケアがピリピリして合わなくなったり、肌状態が不安定になる傾向にあります。

ゆらぎ肌になる3つの原因

ゆらぎ肌になる3つの原因

ゆらぎ肌はどんな肌質の方にも起こる症状です。
ここからは、ゆらぎ肌を引き起こす主な3つの原因をみていきましょう。

外的環境|空気の乾燥、気温差、花粉、紫外線など

春になると急に気温が上がって紫外線が強くなり、また花粉が飛ぶシーズンに入ります。すると、お肌のコンディションが良かった方も「ゆらぎ肌」に傾くことが多いです。

秋冬には、空気が乾燥して、空調による寒暖差などが原因で肌のバリア機能が低下しますので、お肌や体調面でも崩れやすく、外部刺激への抵抗力が弱まり、肌がゆらぎます。

ホルモンバランスの乱れ

女性は月経サイクルによってホルモンバランスが変化し、女性ホルモンのプロゲステロンによって皮脂分泌量が増加するため、生理前には吹き出物やニキビができやすくなります。

その他にも、仕事や子育てによるストレス、緊張によって過度の疲労が溜まると、自律神経やホルモンバランスが崩れてしまい、肌荒れが起こりやすく、ゆらぎ肌になります。

生活の変化

新年度や引越し、転職など生活習慣が変わった時には、精神的なストレスや緊張の影響を受けやすく、自律神経の働きが乱れて、ニキビや肌荒れなどのトラブルが起こりやすいです。

生活の変化による睡眠不足や食生活の乱れ、過度なストレスなどが原因で、肌のコンディションに影響を及ぼし、肌がゆらいでしまうので注意が必要です。

ゆらぎ肌のための徹底スキンケア方法

ゆらぎ肌の徹底スキンケア法

ゆらぎ肌の改善には、古い角質が剥がれ落ちて、新しい皮膚に生まれ変わる「肌のターンオーバー」を正常に戻すことが大切です。
まずは、毎日のスキンケアを見直して、ゆらぎ肌を元気な肌へ改善しましょう。

ここからは、ゆらぎ肌のための徹底スキンケア方法をご紹介します。

1)クレンジング

クレンジングオイル

カサつきや乾燥が気になる場合はダブル洗顔は避けて、低刺激タイプのミルククレンジング剤を選びます。お肌に負担をかけないように、お顔全体を包み込むように丁寧に洗います。

お肌にブツブツ、ごわつきを感じる場合は、低刺激タイプのオイルクレンジングでメイクを落としながら、古い角質も除去できる角質ケアがおすすめ。

オイルクレンジングを頬→額、鼻→あごの順に置いたら、力を入れずに優しくくるくると撫でていきます。メイクが浮いてきたら、唇、眉やアイメイクにもなじませます。

肌が敏感になっているゆらぎ肌は、バリア機能が低下していますので、洗いすぎや力を入れて洗うとお肌に刺激を与えてしまい、乾燥を招くので気をつけて。

ぬるま湯を加えて乳化させるとスルッとメイクと皮脂汚れが落ちますので、すすぎでも力をいれずにすすいでください。

2)洗顔

洗顔する女性

ゆらぎ肌は敏感肌に傾いていますので、ダブル洗顔は不要です。お肌のベタつき、脂っぽいと感じるときだけ、洗顔料を使って顔を洗いましょう。

洗顔料は敏感肌用、低刺激タイプの洗顔料が適しています。泡立てネットを使って弾力のある泡を作ったら、皮脂が多い額→鼻→あご→頬の順に泡を乗せて、優しく泡を転がします。

皮脂が多く出る小鼻の周りやTゾーンは指の腹を使って丁寧に優しく洗い、毛穴の皮脂汚れを落とします。最後に、ぬるま湯で丁寧にすすいでください。

3)化粧水

化粧水を手に取る

肌のバリア機能が低下している「ゆらぎ肌」は、洗顔後は化粧水でしっかりと保湿することが重要です。

化粧水の選び方は、水分保持力を高めるコラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸、リピジュアなどの美容成分が配合されている保湿効果が高く、無添加や薬用タイプがおすすめ。
※ゆらぎの程度によっては化粧水を付けるだけでヒリヒリと刺激を感じるときがあります。そういったときは、保湿成分の高い乳液だけを使って保湿すればOKです。

化粧水を付けるときはコットン使いよりも手で付けたほうが刺激を与えません。手のひらでお顔全体を包み込み、化粧水をゆっくり丁寧に押し込むように角質層まで水分を届けます。

乾燥が気になる目元、口元などは指の腹を使って丁寧に馴染ませてください。肌の柔軟性を保つ化粧水はみずみずしい素肌へ導いて、透明感をアップします。

4)乳液・クリーム

乳液を手に取る

カサつきが気になるゆらぎ肌には化粧水でお肌に水分を与えた後に、乳液またはクリームで油分を与えて、うるおいを閉じ込めます。
※乳液→クリームと重ねづけもOKです。

乳液・クリームの選び方は、敏感肌用、肌に刺激が少ない無添加のアイテムを選び、ベタつきがなく、しっとりするテクスチャが使いやすいです。

適量の乳液またはクリームを手のひらに取り、乾燥しやすい頬やUゾーンに多めに付けるのがコツ。残ったものを皮脂が出やすいTゾーンに付けましょう。

乾燥が気になる部分には重ね付けをすることで、乾燥によるカサつきや肌荒れを防いで、しっとり潤いを感じられます。

5)日焼け止め(朝・昼間のみ)

日焼け止めを塗る

朝のスキンケアは最後に「日焼け止めクリーム」を付けることをお忘れなく。

ゆらぎ肌は肌のバリア機能が低下しているために、紫外線や強い日差しのダメージを受けやすい状態です。日焼け止めクリームで紫外線をカットするとゆらぎの予防になります。

ゆらいでいるときは低刺激タイプの日焼け止めクリームを選びましょう。肌に塗るときはこすらないように、適量をお肌に押さえるようにまんべんなく付けてください。

ゆらぎ肌ケアにおすすめ!化粧品成分

ゆらぎ肌の強い味方

セラミド:人の肌にもとから存在し、バリア機能を発揮して潤いの保持や外的刺激から守ってくれる成分です。自分で十分な量を作ることができないと肌荒れへとつながります。そこで化粧品で外から補います
おすすめはセラミドの中でもヒト型セラミドと呼ばれる成分です(例:セラミドNG、セラミドAGなど)

リピジュア:高い保湿力を持ち、肌に塗布するとサラサラの皮膜を作り、乾燥から肌を保護します。ポリクオタニウム-51、61、64、65などと表示される成分です。

ヒアルロン酸:今では定番になりましたが、さまざまな誘導体が開発され、バリエーションが多くなっています。加水分解ヒアルロン酸などの低分子タイプは肌内部を、ヒアルロン酸クロスポリマーNaなどの高分子タイプは肌表面を潤いのベールで守ります。

カミツレ(カモミール):カミツレ花エキスやカミツレ水(フローラルウォーター)、カミツレ花油。これらのカミツレから得られるスキンケア成分は、肌荒れを防ぎ肌をすこやかに導いてくれます。ジャーマン種とローマン種があり、自分の肌により合う方を選びましょう。

ゆらがない!強い肌になるためのアドバイス

ゆらがない強い肌には生活習慣から改善を!

肌のバリア機能が正常に働いている健康的な肌であっても、周りの環境や季節、気温によって臨機応変に常に生まれ変わっています。

しかし、ストレス社会に生きている私たちは、ちょっとした生活習慣の変化によって肌は余計にゆらいでしまうため、丁寧なスキンケアを心がけることが基本です。

普段使っているアイテムに刺激を感じたり、皮膚が赤くなる、ヒリヒリするといった違和感がある場合は、一旦スキンケアを中断して、早めに皮膚科を受診しましょう。

ゆらぎ対策には生活習慣を見直しましょう

運動する女性

ゆらがない肌をつくるには、栄養バランスの良い食生活や適度な運動を心がけて、内側から免疫力を高めることも大切なポイントです。

バランスのよい食事

普段から糖質と油分が中心の食生活をしてる方は、腸内に悪玉菌が増えてしまい、ニキビや肌荒れの原因になりますので、ゆらぎ対策のために食生活も改善することが大切です。

食生活では良質なタンパク質、豚肉や卵に多く含まれるビタミンB群、緑黄色野菜からビタミンCやビタミンE、ミネラルなど、バランス良く摂取しましょう。

ゆらぎ対策には、食物繊維や乳酸菌、発酵食品などを積極的に取ると、腸の調子がよくなり、肌状態が安定するのを実感できます。

また、過度なダイエットをするとバランスの良い栄養素を取りにくく、免疫力が弱まってしまうので注意が必要です。必要に応じて、サプリメントなどを取り入れると良いでしょう。

肌の免疫力を高めるには自律神経やホルモンバランスを正常に整えるために、しっかり睡眠を取り、ストレスを解消することも大事です。

休みの日には体をしっかりと休ませることで、肌の免疫力が上がってコンディションが良くなり、肌荒れしにくい、ゆらぎにくい、健康的な肌になります。

まとめ:ヘアハピは元気なお肌へ導きます

ゆらぎ肌は季節の変わり目や生活習慣の変化によって、肌の調子が下がってしまう症状です。

ゆらぎ対策には、弱くなった肌のバリア機能を高めるために、低刺激で保湿力の高いスキンケアアイテムを選び、健康な肌の土台づくり、そしてゆらがない元気な肌を目指しましょう。

ECサイトのヘアハピは、ゆらぎ肌を元気な肌に導いてくれるスキンケアアイテムが豊富に揃います。 ぜひ、チェックしてみてくださいね。

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