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ふと頬やおでこを触ると感じる「ざらつき」。肌のざらつきにはいくつかのタイプがあります。今回は、毛穴や肌がざらつく原因と、ざらつきを取る方法を白クマ博士とネコ助手が詳しく解説します。
特に20代から30代前半はざらつきを感じている人が多いです。この記事を参考にして、ざらつきのないつるつる美肌を目指しましょう。
洗顔やスキンケアのときに顔を触るとなんだかざらつきを感じた、という経験はありませんか?
毛穴や肌がざらつく原因はいくつかあります。ここでは主な原因4つを解説します。
毛穴に角栓が詰まると、ざらつきの原因になります。ざらつきの原因として一番イメージしやすいかもしれません。
皮膚は常に代謝が起きており、新しい皮膚が生まれて、古くなった皮膚が外に排出されています。
毛穴の中も同様に皮膚の生まれ変わりが起きているのですが、古くなった皮膚がうまく排出されずに毛穴の中に溜まることがあります。そこに皮脂が混ざることによって角栓ができます。
この角栓が詰まった毛穴を触るとざらつきとして感じられます。特にオイリー肌の人は皮脂分泌が盛んなため角栓が詰まりやすい傾向があります。
年代で言うと、若い人ほど皮脂分泌が盛んなため角栓が詰まりやすいです。
毛穴に詰まった角栓は、長時間空気に触れたり、紫外線を浴びたりすることによって黒く変色することがあります。そうすると、感触だけでなく見た目的にもざらつきのある印象を与えてしまいます。
毛穴に角栓が詰まるのと似ていますが、毛穴だけでなく肌全体に古くなった皮膚が堆積することがあります。
肌の土台である真皮で作られた新しい細胞は徐々に上へと押し上げられ、やがて肌表面に近づくと角層と呼ばれる組織に変化します。
通常は古くなった角層は垢となって剥がれ落ちるのですが、体調や季節変化、スキンケアや生活習慣によって角層がうまく代謝されずに堆積してしまうことがあります。
古い角層は乾燥しやすく部分的にめくれあがっていたりするので、そこに手が触れるとざらつきとして感じられるのです。
肌荒れもざらつきの原因になります。
そもそも肌荒れとは、肌の構造が乱れ、正常な機能を果たせなくなっている状態。
健康な肌では深部から土台からきれいに積み重なった細胞が表面を均一に覆っているのですが、肌荒れが起きている場合はこの構造が乱れ、表面の均一さが保てなくなっています。
このようなトラブルを抱えた部位を触ると、ざらつきが感じられます。
最近ではマスクの摩擦で気づかないうちにちょっとした肌荒れが起きている場合が多いです。
洗顔やスキンケアのときに少しヒリヒリしたり、水がしみたりする場合は、肌荒れしている可能性があります。
実は、初期段階のニキビがざらつきの原因になることもあります。
ニキビは、毛穴の中に老廃物が溜まり、それをエサとしてアクネ菌と呼ばれる細菌が繁殖し、毛穴が炎症を起こしている状態です。
ニキビができるには過程があり、初期段階は見た目にはニキビと気づかない小さな膨らみとして感じられます。
初期段階のニキビが点々と存在すると細かい凹凸ができるため、ざらつきとして感じられることがあります。
では、気になる毛穴・肌のざらつきはどうやってケアしたら良いのでしょうか? 家でできる簡単なケア方法を紹介するのでぜひ参考にして下さい。
原因①「毛穴に角栓が詰まっている」ことによって発生している場合、ピーリングや酵素洗顔が有効です。
ピーリングは古くなった皮膚に働きかけて排出を促すスペシャルケアのこと。
代表的な成分としてAHA(アルファヒドロキシ酸)が有効で、AHAが配合された化粧品を肌に使うことで、古くなった角層の排出を促せます。
物理的に角層を剥がすスクラブとは異なり、成分の力による化学的な作用で角層を剥がすのが特徴です。
酵素洗顔は、角栓のもととなる皮脂やタンパク質に作用して分解し、きれいに洗い流せるケアです。
一般的な洗顔料では落としきれない汚れにアプローチできるのが特徴で、角栓による肌のざらつきが気になる人にぴったりです。
原因②「古い角層が堆積している」場合は、ターンオーバーを正常化させましょう。ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのことです。
年齢を重ねるごとに遅くなったり、乱れたりしがちなターンオーバーを正常化するには次の方法がおすすめです。
十分に肌を保湿することで、肌の代謝に必要な環境が整い、ターンオーバーを正常化できます。
また、しっかり食事をとったり、適度に運動したりすることによって血流や身体内部での代謝を良好な状態に保っておくことも重要です。
皮膚も臓器の一部です。血流やリンパの流れを良くすることで肌にも良い影響を与えることができます。
原因③「肌荒れが起きている」場合、まずは肌荒れのケアを行いましょう。
マスクの摩擦が原因の場合は、マスク自体を外して生活するのは難しいですが、家に帰ってからのスキンケアでお手入れが可能です。
肌荒れを防ぐ成分としては次のものがおすすめです。
ヒリヒリしたり、化粧水がしみたりする場合には基本のスキンケアをしっかりと行いつつ、これらの成分を取り入れることですこやかな肌状態へと導くことができます。
原因④「初期段階のニキビができている」場合、ニキビケアを行いましょう。 ニキビを防ぐには、十分な洗顔と保湿という基本のステップに加えて、次の成分を取り入れるのがおすすめです。
これらの成分はいずれもニキビの原因であるアクネ菌にアプローチし、ニキビを防ぐ効果があります。
スキンケアの後、ニキビができやすい部分や、ざらつきを感じる部分に塗って初期段階のニキビをケアしましょう。
最後に肌がざらつくときのNG行動をチェックしておきましょう。
肌のざらつきの原因が肌荒れの場合には、他の原因よりも注意が必要です。
他の原因は基本的に「取り除くケア」が有効なのに対し、肌荒れは「補い整えるケア」が有効。
洗浄力がマイルドなアイテムを選んだり、なるべく摩擦がかからないようにしたりすることが重要です。
肌荒れしているところにピーリングや酵素洗顔などの積極的なケアを行うと悪化させてしまうため、よく見極めた上で適切なケアを選ぶことが重要です。
ざらつきの原因が肌荒れではない場合も、ピーリングや酵素洗顔のやりすぎには注意しましょう。
これらのケアは毎日行うのではなく、週1回程度のスペシャルケアとして行いましょう。
やりすぎると肌荒れを招く可能性があります。また、肌質によっては合わない人もいます。敏感肌を自覚している人は慎重に取り入れたいケアです。
ここまで毛穴や肌がざらつく原因と対策について解説しました。 肌のざらつきを取るには、基本のスキンケアに加えて、ざらつきのタイプに合わせたケアが有効です。 自分の肌の状態に合わせたケアでつるつるな肌をキープしましょう♪