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眉間がカサカサと乾燥して、お困りではないですか?
眉間は顔の中心部分なだけに、トラブルがあると気になってしまうもの。
この記事では、眉間が乾燥する原因と、正しい保湿方法を解説します。
そもそも皮膚の乾燥とは、どういった状態なのでしょうか? まずは眉間だけでなく、皮膚そのものが乾燥する仕組みを見てみましょう!
そもそも眉間の乾燥とは、どんな皮膚の状態を指すのでしょうか?
ここでは眉間がカサカサして乾燥が気になる時、皮膚はどんな状態なのかを見てみましょう。
乾燥した皮膚は、適切な水分と皮脂のバランスが欠如している状態にあります。
本来健康な状態の皮膚であれば、皮脂腺という器官から皮脂が分泌され皮脂膜が形成されます。
皮脂膜は天然の保湿クリームのような役割で、皮膚内の水分の蒸発を防いでいます。
そのため皮脂量が低下した皮膚は、水分の蒸発を十分に防ぐことができず、乾燥に傾いてしまうのです。
皮膚が乾燥するとみられる状態としては、以下のようなことが挙げられます。
バリア機能とは皮膚を外部刺激から守ったり、皮膚内の水分を適切に保ったりする機能のこと。
皮膚表面の細胞である角質層が健康な状態で、そこに天然の保湿クリームである皮脂膜が加わることで正常に働きます。
しかし何らかの理由でバリア機能が低下すると、内部から水分が失われて皮膚の乾燥が進みます。
乾燥した状態の皮膚は外部からの刺激を受けやすくなります。
バリア機能が低下する→それが原因で皮膚の乾燥や炎症が引き起こされる→乾燥や炎症がさらに皮膚のバリア機能を低下させる、といった悪循環に陥ってしまいます。
皮膚のバリア機能を低下させる一般的な原因としては、以下のようなことが挙げられます。
皮膚の水分と油分を補い、バリア機能の低下を防ぐことが眉間の乾燥対策には重要です。
皮膚が乾燥する一般的な原因が分かった所で、今度は眉間特有の原因を見てみましょう。
主な原因は大きく4つあります。
眉間はいわゆるTゾーンと呼ばれる部位で、顔の中でも特に皮脂の分泌が多いとされています。
そのため「眉間のクレンジングや洗顔はしっかり行う」という人も多いのではないでしょうか?
たしかに余分な皮脂は肌トラブルの原因となるため、適度に洗い流すことが大切です。
しかし皮膚を健康な状態に保つためには、皮脂の存在は欠かすことができないもの。
皮脂をスッキリ洗い流そうと、洗浄力の強い洗浄料で洗い続けることは本来皮膚が必要としている皮脂まで奪うことになりかねません。
過剰な洗顔は皮脂だけでなく、「セラミド」などの本来皮膚が持っている保湿成分まで洗い流してしまいます。
皮脂や保湿成分を失った眉間の皮膚は、バリア機能の低下や乾燥を引き起こしてしまうのです。
眉間の皮脂分泌が多いということは、保湿不足にも影響することがあります。
実は皮膚の乾燥は、水分と皮脂どちらも少ない場合だけ起こるのではありません。
一見乾燥していないように見える皮膚でも、「インナードライ肌」である可能性があるのです。
インナードライとは、皮膚の表面は皮脂でべたついているのに、角質層の水分は不足している状態のこと。
眉間は皮脂の分泌が多く乾燥に気が付きにくいため、スキンケアでの保湿が怠りがちになりやすい部位です。
さらに眉間のあたりは顔の中でも凹凸が多いため、化粧水などの保湿剤をなじませにくい特徴があります。
このような理由から眉間は保湿不足になりやすく、気付かぬうちに皮膚の乾燥が進んでしまうのです。
紫外線対策をしていないことも、眉間の皮膚が乾燥する原因の一つです。
日焼けをした皮膚は水分を保ちにくくなり、乾燥を招くことがわかっています。
出典:東京工科大学ー日焼けによる肌乾燥のメカニズムを解明
眉間は頬や鼻などと同様、顔の中でも高い位置にあるため、紫外線によるダメージを受けやすい部位です。
また日焼けした皮膚は軽いやけどの状態であるため、炎症を起こしています。
乾燥や炎症は、皮膚のバリア機能を低下させる原因の一つ。
バリア機能の低下から、眉間の皮膚の乾燥が引き起こされます。
このように紫外線のダメージは、眉間の皮膚が乾燥する大きな原因となっているのです。
眉毛をお手入れする時に、剃刀や毛抜きを使っている人は注意が必要です。
特に眉間の皮膚を剃刀でお手入れすると、ムダ毛だけでなく必要な角質層まで削り取ってしまいます。
角質層は身体の一番外側で、外部刺激から皮膚を守ったり皮膚内部の水分を適切に保ったりして、皮膚のバリア機能を担っています。
そのため角質層が傷つくことで、バリア機能の低下に繋がり、眉間の皮膚の乾燥が引き起こされるのです。
眉間がカサカサと乾燥する原因が分かった所で、次は対策方法について見てみましょう。
眉間の皮膚を乾燥させないためには、正しく保湿をすることが効果的です。
ここでは、スキンケアによる正しい保湿方法を解説します。
眉間の皮膚を乾燥させないケアは、実は洗う所からすでに始まっています。
自分の肌質やメイク汚れなどの状況に合わせて、過度な洗浄力の洗顔は控えることが望ましいでしょう。
また「何を使って洗うか?」だけでなく「どうやって洗うか?」もとても大切なポイントです。
せっかく適切な洗浄料を選んでも、間違った洗顔方法では皮膚の負担になってしまいます。
正しいクレンジング、洗顔の仕方を確認してみましょう。
洗顔に時間をかけ過ぎては、皮膚に負担がかかります。30秒~1分程度を目安に素早く洗いましょう。
洗顔後や入浴後はすぐに、化粧水で皮膚に水分を補いましょう。
お風呂から上がった直後から、皮膚の乾燥は始まっています。
化粧水がある程度皮膚になじんだら、乳液やクリームなどで蓋をしましょう。
化粧水で補った水分が蒸発してしまうのを防ぎます。
朝のスキンケアの後には、日焼け止めも忘れずに!
スキンケアの正しい方法が分かったら、使用する化粧品の成分にも気をつけてみましょう。
ここでは眉間の皮膚の乾燥対策におすすめできる、化粧品成分について解説します。
眉間の乾燥が気になる人には「油脂」をベースにしたクレンジング料がおすすめです。
皮膚に必要な保湿成分を残しながら、メイク汚れを落とすことができます。
ミネラルオイルなどの「炭化水素」が主成分のクレンジング料は、メイク落ちが良い反面、皮膚が乾燥しやすいといったデメリットがあります。
洗い過ぎによる眉間の乾燥におすすめなのが、アミノ酸系やベタイン系といった潤いを残して洗える上質な洗浄成分です。
「ラウレス硫酸Na」などの硫酸系洗浄料や「石けん」などの洗浄成分は、洗浄力が強く皮膚の負担になることもあります。
水分や皮脂の不足による眉間の乾燥におすすめなのが「保湿成分」です。
保湿成分として特におすすめなのが「セラミド」です。
低下したバリア機能を改善し、乾燥や肌荒れを予防する効果が期待できます。
今回は眉間のカサカサ乾燥の原因と、正しい保湿方法を解説しました。
眉間は皮脂の分泌が多い部位ですが、乾燥に繋がる様々な原因が存在しています。
適切な対処をすることで、乾燥知らずな眉間を保つことが可能です。
今回解説した内容を、ぜひ今日から取り入れてみて下さいね。正しく保湿ケアをして、眉間のカサカサ乾燥を防ぎましょう!