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「スキンケアをがんばっているのに、肌荒れが気になる…」
私たちの肌は毎日の食事で作られています。
身体の中から美しくなるためには、どんな食品を取り入れれば良いのでしょうか?
この記事では、肌荒れにいい食べ物と飲み物を詳しく解説します。 白クマ博士とネコ助手と一緒に見てみましょう!
肌荒れと食事には密接な関係があります。
脂っこい食べ物や、甘い物をたくさん食べた翌日に、ニキビができた…といった経験はありませんか?
食べることで私たちの体は栄養を摂っていますが、「何を食べたか」で肌の状態に影響を及ぼすことがあるのです。
また「何を食べなかったか」でも肌は影響を受けます。
ビタミン、ミネラル、たんぱく質などは、肌を健康に保つ上で欠かせないものです。
これらの栄養素が不足することでも、肌荒れは引き起こされます。
水分も美しい肌作りには大切です。
体の中に水分が足りないと、肌を守る役割であるバリア機能が低下して、肌荒れや乾燥といったトラブルに繋がることがあります。
肌に必要な栄養をバランスよく食事から摂る事、肌にとって好ましくない食品を控えることが、肌荒れを防ぐためにはとても大切なのです。
肌にとって好ましくない食品には、どんな物があるのでしょうか?
肌荒れを悪化させる可能性のある食品を日常的に食べていては、せっかく食事の栄養バランスに気をつけていても、効果が感じられなくなってしまうことも。
まずは、肌荒れに繋がりやすい食べ物から見てみましょう。
ジャンクフードとは、一般的に栄養価が低く、高カロリーである食品や飲料を指す言葉です。
例えばスナック菓子やインスタントラーメン、フライドチキン、ソーダ飲料、アイスクリームなどをいいます。
ジャンクフードには脂質や糖質がたっぷり含まれており、必要以上に皮脂の分泌が促されることで、ニキビや肌荒れの原因になります。
砂糖がたっぷりのケーキやお菓子は、血糖値を急激に上昇させます。
高血糖な状態が続くと「糖化」という現象が起こり、肌の老化が加速してしまいます。
また肌の炎症を起こしやすくしたり、皮脂の過剰分泌も引き起こしたりすることから、ニキビや肌荒れの原因になります。
香辛料を多く使った、辛い食べ物も肌荒れの原因になることがあります。
辛い物を食べることで胃腸に負担がかかり、消化吸収に影響が出ます。その結果、肌荒れに繋がってしまうのです。
肌荒れが気になる人は、辛い食べ物の摂取は控えた方が良いでしょう。
加工食品の種類は様々ですが、最近ではレトルト食品、インスタント食品、冷凍食品などの利用が増えています。
これらの食品はビタミンなどの栄養素が少なく、脂肪や塩分などが多く含まれている物もあります。
肌荒れが気になる人は、注意して取り入れる事が必要です。
出典:加工食品 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインを多く含む飲み物は利尿作用があります。
利尿作用によって体内の水分量が減ると、肌は必要な水分を保つのが難しくなるため、バリア機能の低下や乾燥肌を引き起こします。
またカフェインには覚醒作用があるため、美しい肌には欠かせない、質の高い睡眠を妨げてしまいます。
アルコールにも、カフェインと同じく利尿作用があります。
それだけでなく、アルコールを分解するため多くのビタミンやミネラルが消費されます。
せっかく食事の栄養バランスに気をつけていたとしても、アルコールによって肌荒れを促すことになってしまうのです。
肌荒れ対策のために控えた方が良い食品が確認できたら、次は積極的に摂りたい食品を見てみましょう。
それでは、一体どんな食品を摂れば健康的な肌に繋がるのでしょうか?
ここでは、肌荒れに良い食べ物を解説します。
肌の生まれ変わりである、ターンオーバーを促す働きがあります。
肌や粘膜のうるおいを保つのに欠かせません。
体内の活性酵素を除去したり、コラーゲンの合成を促したりする働きがあります。
シミの原因である、メラニンの生成を抑える効果も期待できます。
強い抗酸化作用があり、酸化ストレスから肌を守ります。
血行を促して新陳代謝を高めたり、肌のバリア機能を整えたりする働きがあります。
肌のバリア機能を高めたり、新陳代謝を促したりと肌を健康に保つのに役立っています。
ビタミンの種類によって、炎症を抑える、皮脂分泌を調整するなどの働きがあります。
知らない人も多いかもしれませんが、亜鉛は肌荒れ対策に欠かせないミネラルのうちの一つ。
肌のターンオーバーを促したり、肌に必要なタンパク質の合成を助けたりする働きがあります。
タンパク質は肌の細胞の基となる、大切な材料です。
肌のハリに関わるコラーゲンはタンパク質の一種で、肌を支え、弾力性を与える役割をしています。
肌の水分を保ったり、肌に柔軟性や弾力性を与えたりする役割があります。
また必須脂肪酸は、脂溶性ビタミン(A、D、E、Kなど)の吸収を助ける働きもあります。
脂質を制限し過ぎると肌の水分を保ちにくくなり、乾燥肌を招きます。
反対に、脂質の過剰摂取は皮脂を増やしてニキビや肌荒れの原因になるため、適量を心がけましょう。
便秘を予防し、腸内環境を整える働きがあります。
また食物繊維は血糖値が急に上がるのを防ぐため、肌の老化に繋がる「糖化」を予防する効果も期待できます。
緑黄色野菜(かぼちゃ、にんじん、ほうれん草など)、卵黄、レバー
果物(いちご、キウイ、柑橘類、アセロラなど)
野菜(ブロッコリー、パプリカ、ピーマン、ゴーヤなど)
アーモンド、アボカド
豚肉、レバー、ウナギ、マグロ、卵、納豆、牛乳
牡蠣、牛肉、チーズ
肉(鶏むね肉、鶏ささみ肉、牛や豚のヒレ肉など)
魚(サバ、アジ、イワシなど)、卵、大豆製品、乳製品
くるみ、マカダミアナッツ、エゴマ油、オリーブ油、青魚(サンマ、アジ、サバなど)
雑穀米、こんにゃく、おから、ゴボウ、きのこ類、海藻類
食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」という2つの種類があります。 これらの食物繊維はそれぞれ違った働きがあるため、バランスよく摂る事が大切です。
身体の中から美しくなるためには、食べ物だけでなく、飲み物も気をつけたいですよね。
ここでは、肌荒れ対策に効果的な飲み物を解説します。
肌荒れ対策に一番おすすめの飲み物は水です。
厚生労働省でも、一日に飲み水で摂るべき水分量を1.2ℓと推奨しているほどに、私たちの健康には水分補給が欠かせません。
水を飲むことで肌の水分量が増える、血流が促される、新陳代謝が良くなるなど、肌にとって多くのメリットが期待できます。
出典:「健康のため水を飲もう」推進運動
美容効果をプラスしたいならハーブティーもおすすめです。
血流を改善することで新陳代謝を促進させ、肌の生まれ変わりである、ターンオーバーを整える効果が期待できます。
抗炎症作用と抗アレルギー作用があり、肌荒れによるかゆみに効果的です。
血流改善やポリフェノールの抗酸化作用があり、肌荒れや乾燥対策に効果的です。
「水分補給にお茶を飲みたいけど、カフェインが気になる…」
そんな人には麦茶がおすすめです。
実は麦茶には抗酸化作用や血流を改善する作用があり、肌荒れ対策にも効果が期待できます。
ノンカフェインなので利尿作用を気にすることなく飲めるうえ、手に入りやすいのも魅力です。
豆乳にはタンパク質だけでなく、ビタミンB群やビタミンEが豊富に含まれています。
また「大豆イソフラボン」や「サポニン」といった抗酸化作用のある成分が、肌の老化を防いでくれます。
「調整豆乳」は飲みやすさが魅力ですが、栄養を多く取りたい人は「無調整豆乳」がおすすめです。
トマトジュースには、肌荒れ対策に必要なビタミンA、C、Eが全て含まれています。
またトマトに含まれる赤い成分「リコピン」は、高い抗酸化作用を持っています。
活性酸素が増えるのを抑えることで、肌の老化を防いでくれるのです。
リコピンは加熱したり、すり潰したりすることで吸収率が上がります。リコピンを効率よく摂りたいなら、生のトマトよりもジュースがおすすめですよ!
「飲む点滴」とも呼ばれている甘酒は、ビタミンB群だけでなく食物繊維も含まれています。
また甘酒に含まれる「アミノ酸」にはタンパク質を作り出す働きが、「オリゴ糖」には腸内環境を整える効果があります。
肌荒れ対策におすすめの、食べ物と飲み物について解説しました。
肌と食事は密接に関係しています。
栄養バランスの良い食事を心がけ、肌荒れの原因となる食べ物や飲み物を控えることで、身体の中から美しくなりましょう!
スキンケアだけでは、健康な肌を保つのは難しいもの。
この記事を参考に、おいしく食べて肌荒れ対策をしてみてくださいね!