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普段のスキンケアは、どのようなアイテムを使っていますか?
化粧水、乳液、クリームなど通常の化粧品に加えて「スキンケアオイル」という選択肢があります。
美容液やブースターとして使ったり、他の化粧品と混ぜて使ったりとスキンケの幅が広がるアイテムです。
今回はスキンケアオイルのメリット、使用方法や注意点について白クマ博士とネコ助手が詳しく解説します。おすすめのスキンケアオイルも紹介するのでぜひ参考にして下さい。
スキンケアオイルは「オイル美容」として注目を集めているアイテムです。
スキンケアオイルは、植物などから抽出された天然のオイルでできたアイテム。余計なものを含まずシンプルに油分を補えるとして人気です。
手軽に不足しがちな油分を補い、肌の潤いを保って、柔らかく弾力のある肌へと導いてくれます。
美肌を目指すには水分・油分のバランスが重要で、適度な油分を補う必要があります。
ところが、化粧水や乳液など一般的なスキンケアアイテムは、水分がメイン。油分が多そうなクリームでさえ、約半分は水でできています。
さらに、乳液やクリームには水と油を混ぜ合わせるために界面活性剤と呼ばれる成分が含まれています。界面活性剤は悪者ではありませんが、油分のみを補いたい場合には余計なものとなります。
つまり、化粧水、乳液、クリームなど一般的なアイテムでは油分をシンプルに補うことはできません。
そこで活躍するのがスキンケアオイルです。
スキンケアオイルの多くはオイル100%で作られており、その他の成分を含まないシンプルな組成という特徴があります。
スキンケアの前後どちらのタイミングでも使用できる、他のアイテムと混ぜて使える、という他のアイテムには無い特徴も魅力です。
さまざまな効果のオイルがあるので、自身の肌悩みに合わせて選ぶことで普段のスキンケアを手軽にワンランクアップさせてくれます。
「オイルを肌に塗る」と聞くと、べたべたしそう、と感じるかもしれませんが、スキンケアオイルに使われるのはサラサラで肌なじみが良いオイルが多いです。そのため、いつものお手入れにも取り入れやすいです。
スキンケアオイルには、化粧水など一般的なスキンケアアイテムにはないメリットがあるので解説します。
肌の潤いを保つには、水分に加えて適度に分泌される皮脂=油分が重要です。
しかし、年齢を重ねると皮脂量は減少することが知られています。
20代、30代をピークに減少が始まり、50代、60代ではピーク時の約半分まで減少してしまいます。
皮脂が不足すると、かさかさと乾燥しやすくなるのはもちろん、潤い不足による透明感の低下、バリア機能がうまく働かないことによる肌トラブルなど様々な問題が発生します。
スキンケアオイルは、不足しがちな油分を補い、バリア機能もサポートします。肌トラブルにも負けないバランスの整った肌へと導いてくれます。
スキンケアオイルには水分の蒸発を防いで潤いにフタをする効果があります。
化粧水などで補った水分が肌から蒸発するのを防ぎ、乾燥から守ります。
肌の上に透明な薄い膜が張られた状態を作り、フタのような役割をするので、内側からの水分の蒸発も防ぎます。
オイルをあらかじめ塗っておくことで、肌を柔らかくする効果(エモリエント効果)が期待できます。柔らかくなった肌は、硬い肌に比べて化粧水や乳液のなじみがよくなります。
普段使っているアイテムの効果をサポートして底上げすることが期待できます。
スキンケアオイルは、さまざまな使い方ができるアイテムです。3つのおすすめの使い方を紹介します。
1つ目はスキンケアの最後に使う方法です。クリームのような位置づけです。
化粧水、乳液で肌を整えた後、数滴のオイルを手のひらを使って肌になじませます。
保湿ケアを行った後に使うことで潤いにフタをする効果を発揮し、長時間乾燥から守ってくれます。
洗顔後、スキンケアの前に使うこともできます。
洗いたての肌に使うことで肌を柔らかく整え、次に使うアイテムのなじみを良くするブースターのような役割を果たします。
ただし、たくさんつけすぎると化粧水などの水分を弾いてしまうため、適量を塗るのがおすすめです。少しつけすぎたと思ったら、ティッシュでおさえて余分なオイルを拭いましょう。
スキンケアオイルならではの使い方として、他のアイテムと混ぜて使う方法があります。
スキンケアオイルを混ぜることで、他のアイテムの伸びを良くしたり、浸透しやすくしたりする効果が期待できます。
相性が良いのは乳液やクリームなど、油分を含むものです。
顔のスキンケアだけでなく、ボディクリームと混ぜて全身の保湿ケアや、髪にはスタイリング剤や洗い流さないトリートメントとして使うこともできます。
スキンケアオイルには、一般的なスキンケアアイテムとは違う注意点があります。
劣化や肌トラブルを防ぐために、必ずチェックしておきましょう。
スキンケアオイルは、水分がメインの化粧品と違い、オイルがメインのため「酸化」と呼ばれる劣化現象が起こりやすいです。
使ったままフタを開けて放置したり、日光の当たる場所で保管したりするのは要注意。変色や、成分の変質が起こってしまいます。
開封後は空気の出入りを防ぐためにしっかりフタを締めて、日光の当たらない場所に保管し、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
スキンケアオイルの使用量は、商品ごとの推奨量を守りましょう。
特に塗りすぎはベタつきの原因になるだけでなく、毛穴詰まりやニキビへの影響なども懸念されます。
また、脂性肌の人はもともと油分が多いため、Tゾーンは少量もしくは塗らないなど、部位ごとに使用方法を調整するのがおすすめです。
初めて使用するスキンケアオイルでは、パッチテストを行いましょう。敏感肌や肌が弱いと自覚している人には特に必要な確認になります。
ひじの内側などの目立たない場所に、10円玉くらいの大きさでオイルを塗ります。赤み、かぶれ、かゆみなど異常が起きないかチェックします。
2日ほど経っても異常がなければ使用してもOKです。
以前使ったことがあるオイルでも、体調の変化などで異常が出る場合もあるため、定期的にパッチテストを行うと安心です。
次に、スキンケアオイルの選び方を解説します。自分に合ったスキンケアオイルを見つけるヒントにして下さい。
スキンケアオイルには、さまざまな種類のオイルが使われます。
主なオイルの種類をそれぞれの効果とともに紹介します。
自分のスキンケアで足りていないな、と思う効果があったら、プラスアルファをスキンケアオイルとして補うことができます。
希望の効果に合わせて選ぶのが一番わかりやすい選び方です。
スキンケアオイルには、1種類のオイル100%のものと、いくつかのオイルをブレンドしたものがあります。
100%のオイルは、そのオイルが持つ特徴がダイレクトに反映されています。一方、ブレンドオイルは例えば皮脂の組成に近づけたものなど効果の幅が広がります。
自分の肌悩みにマッチするオイルがあれば1種類のオイル100%のものがおすすめです。マルチな効果が欲しい場合はブレンドオイルを選ぶのもありです。
スキンケアオイルを選ぶ際、使用感は重視すべきです。
どんなアイテムでも同じですが、効果を実感するには繰り返しのお手入れが必要です。
香りやテクスチャーが好みでない場合、長く使い続けるのはストレスになってしまいます。
スキンケアオイルは、サラサラした肌なじみの良いテクスチャーのものを選ぶのがおすすめです。
実際に使ってみないとわからないこともあるので、数ml程度の小さいサイズの商品からお試しするという手もあります。
ここからはECサイト、ヘアハピが自信を持っておすすめできるスキンケアオイルをご紹介します。
今回はスキンケアオイルについて紹介しました。 普段のスキンケアにプラスアルファすることで、足りない効果を補うことができます。
スキンケアオイルは、いつも使っている化粧品と混ぜて使ったり、スキンケア後に使ったりと、さまざまな使い方ができるのも魅力の一つです。また種類が違うと、感触・仕上がりがまったく違います。ぜひいつものお手入れに取り入れてみて下さい♪