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KNOWLEDGE OF SKIN CARE
VOL.
16
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【10代・20代必見!】頬の毛穴の開き・角栓を改善する方法

頬の毛穴の開きや角栓は10代・20代が抱える大きな肌悩みの一つです。
毛穴には体温を調節したり、適度な皮脂を分泌したりなど重要な役割がありますが、毛穴の目立たない美肌を保つには適切なケアが欠かせません。

今回は毛穴の開き・角栓の原因と改善方法を解説します。
面積が大きく気になるパーツである頬を中心に、小鼻や額のケアも含めて紹介します。

毛穴に詰まった角栓は放置すると毛穴が目立つだけでなく、ニキビ、透明感の低下、水分量の低下も招きます。若いうちに正しいケアができるよう白クマ博士とネコ助手が詳しく解説します。

10代・20代が抱える毛穴・角栓悩みとは?

10代・20代によくある毛穴角栓の悩み

10代・20代は特有の肌悩みが起こりがちですが、その一つとして見逃せないのが毛穴や角栓に関する悩みです。
顔は、身体全体と比較して皮脂腺が大きいため、毛穴が目立ちやすい傾向にあります。

10代・20代の方からはこんな悩みがよく聞かれます。

  • 毛穴の黒ずみが気になる
  • 頬の毛穴がボツボツと目立つ
  • 学生時代から角栓が詰まっている
  • ファンデーションを塗ると頬の毛穴が逆に目立つ
  • 手で頬を触るとザラザラする

10代・20代は皮脂分泌が活発で過剰になりやすく、毛穴が開きやすい年代と言えます。

女性の横顔

毛穴が開くと、見た目が悪くなるだけでなく、感触も悪くなります。
洗顔のときに触るとザラザラするのも毛穴の開きや角栓が原因になっていることが多いです。

10代後半から20代になるとファンデーションなどの化粧品を使う人も増えてきます。頬や小鼻などの開いた毛穴にファンデーションを塗ると、粒子が毛穴落ちして素肌よりも目立ってしまうことがあります。

特に、マスクを付けると頬のファンデーションが取れやすい一方、毛穴落ちしたファンデーションは残るため、いっそう毛穴が目立ちやすい状況になります。

毛穴の開きは3タイプ

さまざまな毛穴の悩みのイラスト

毛穴の開きは主に3タイプに分類されます。
どれか1つのタイプに分類されると言うよりは、同じ人でも部位ごとにタイプが違うなど、複数が混ざっている場合もあります。後ほど解説しますが、年代によってもタイプは変化します。

それぞれのタイプの特徴と原因を解説するので、自分の毛穴悩みがどのタイプに当てはまるか一緒に見ていきましょう。

開き毛穴

「開き毛穴」は、皮脂が毛穴に溜まることによって広がって見える毛穴悩みです。

一般的に「毛穴悩み」と聞くと、毛穴に詰まった硬い角栓が原因と思われがちですが、開き毛穴は液状や柔らかい固形状の皮脂が原因で発生します。

開き毛穴が発生しやすいのは頬やTゾーンを含む顔全体です。
開き毛穴の原因は次の通り。

  • 皮脂の過剰分泌
  • 水分と脂分のアンバランス

開き毛穴はオイリー肌の人に多く見られる毛穴悩みです。
過剰に分泌された皮脂が、頬やTゾーンを含む顔全体を覆ってしまいます。特に頬や小鼻では、後ほど解説する「詰まり毛穴」も併発しやすく、他の部位よりも目立ちやすいです。

あぶらとり紙で取れた皮脂

そもそも皮脂が多くなってしまう原因の一つは男性ホルモンです。

男性ホルモンには皮脂分泌を活発にする働きがあります。女性にも男性ホルモンは存在し、遺伝や年齢、ストレスなどによって分泌量は変動し、ときに過剰な皮脂分泌を招く原因になります。

肌は水分と脂分がちょうど良いバランスを保つことで良好な状態を保っています。しかし、水分が不足することで脂分の割合が優位になり、開き毛穴が発生する場合もあります。

詰まり毛穴

「詰まり毛穴」とは、額から鼻筋にかけてのTゾーンを中心に、頬でも発生する毛穴悩みです。

いわゆる毛穴悩みとして一番イメージしやすいのがこのタイプです。古くなった皮膚や皮脂、汚れなどが混ざり合った黄色〜白色のかたまりが角栓として詰まった状態です。

頬や小鼻の開いた毛穴を押すと角栓が出てくる場合は、詰まり毛穴に分類されます。

角栓は「皮脂が固まったもの」と思われがちですが、主成分は「古くなった皮膚」です。約70%の古くなった皮膚に、約30%の皮脂が混ざってできています。
そのため、詰まり毛穴の主な原因は古くなった皮膚が上手く排出されないことです。

詰まり毛穴の原因は次の通り。

  • ターンオーバーの乱れ
  • 過剰な皮脂分泌

鼻の角栓のイラスト

ターンオーバーが良好に働いている場合、新しい皮膚に押し上げられて古い皮膚は外に排出されます。

一方、ターンオーバーが乱れると古い皮膚がうまく排出されずに毛穴に溜まります。
そこに過剰に分泌された皮脂が混ざって角栓が形成されます。毛穴に詰まった角栓は物理的に毛穴を押し広げて、毛穴が開く原因になります。

さらに毛穴に詰まった角栓は空気に長時間触れたり、紫外線を浴びたりすることによって酸化され、黒く変化してしまいます。これが毛穴の黒ずみの一因となります。

たるみ毛穴

たるみ毛穴とは、皮膚が垂れ下がることで毛穴を支えきれなくなって目立つ毛穴悩みです。

皮膚の最も深い部位である真皮の劣化によってハリが低下し、毛穴が落ち込むことで起こります。
毛穴周りの皮膚も毛穴に落ち込み、毛穴が開いて見えるようになります。さらに進行すると毛穴どうしが帯状に連なってしまう場合もあります。

たるみ毛穴の原因は次の通り。

  • 加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少
  • 紫外線によるコラーゲン・エラスチンの劣化

肌の断面図

皮膚の最も深い部位には真皮と呼ばれる組織があります。真皮を構成する主な成分はコラーゲンやエラスチンといった繊維状の成分です。真皮のコラーゲンやエラスチンは肌を支える土台として中心的な役割を担っています。

これらの組織は、日々生まれ変わっているのですが、加齢に伴ってその生産量は減少します。すると、うまく代謝されなくなって古い組織がとどまり、劣化を招きます。

また、紫外線によってコラーゲンやエラスチンは硬く変質することも知られています。
土台の線維が減ったり、劣化したりすることによって肌を支えられなくなり皮膚全体が重力で垂れ下がります。その結果、肌表面の毛穴も下に引っ張られ、開いてしまうのです。

年代ごとに毛穴・角栓悩みは変化する

年齢で変わる毛穴・角栓の悩み

以上解説した毛穴悩み3タイプは、一生同じわけではなく、年齢を重ねるごとに変化していきます。
ここからは年代ごとに抱えがちな毛穴悩みを解説します。
10代・20代の人も全年代の毛穴悩みを知ることで早めの対策ができます。

10代・20代の毛穴悩み

子供の頃のつるんとした均一な肌からだんだん変化して悩みが出るタイミングです。特に面積の大きい頬などは気になる部位です。 10代・20代は全年代の中でも最も皮脂分泌が活発です。そのため、開き毛穴悩みが多くなります。

さらにストレスなどによりターンオーバーの乱れも加わると角栓が詰まりやすくなり、詰まり毛穴悩みも同時に発生します。

また、生涯に浴びる紫外線の約50%は18歳までに浴びるとされているほど、10代・20代は紫外線を浴びやすい環境にいます。
毛穴に詰まった角栓や皮脂は紫外線を浴びることによって黒化します。頬や小鼻の毛穴の黒ずみが気になるのはこのためです。

一方、10代・20代は肌の土台である真皮のコラーゲン繊維などはまだ若く、皮膚をしっかり支えられるため、たるみ毛穴悩みはまだ発生しません。

30代・40代の毛穴悩み

30代・40代は、ターンオーバーが徐々に低下してくる年代です。そのため、角栓による詰まり毛穴が増えてきます。

10代・20代と比べると皮脂分泌は抑えられてきますが、食事やホルモンバランスの影響で分泌が過剰になり、開き毛穴悩みも抱える場合があります。

さらに、だんだんと真皮コラーゲンやエラスチンの劣化も始まり、たるみ毛穴に悩む人も出てきます。
このように、30代・40代は3タイプの複合的な悩みを抱える人が出てくるタイミングです。

50代以降の毛穴悩み

50代以降は皮脂分泌が抑えられてきて、開き毛穴や詰まり毛穴が減ってくる一方、たるみ毛穴がメインの悩みになってきます。

コラーゲンやエラスチンが劣化して肌の土台を支えきれなくなるためです。

たるみ毛穴は肌の深部で進行する変化なので、気づきにくい性質があります。たるみ毛穴は発生すると改善しづらいため、10代・20代のうちに紫外線対策を行っていたかどうかが毛穴悩みを大きく左右します。

10代・20代向け!頬の毛穴の開き・角栓を改善する方法

10代・20代向け 頬の毛穴の開き・角栓を改善する方法

10代・20代の毛穴悩みのメインは開き毛穴と詰まり毛穴です。 ここからは10代・20代にフォーカスして頬を中心とした毛穴の開き・角栓を改善する方法を紹介します。

開き毛穴と詰まり毛穴は併発していることが多いため、両方の対策を行うのが効果的です。 さらに、年齢を重ねてから起こりやすいたるみ毛穴を10代・20代のうちから予防する方法も解説します。

クレンジング・洗顔

洗顔中の女性

10代・20代の頬や小鼻の毛穴・角栓はまず洗浄することが大切です。
具体的には、次の方法がおすすめです。

  • 吸着力のある洗顔料
  • 酵素洗顔
  • クレイ洗顔
  • スクラブ剤

酵素洗顔とは、皮脂やタンパク質に作用して分解を促す特殊な洗顔料のことです。
一般的な洗顔料では取り切れない汚れにまでアプローチして除去するため、詰まり毛穴にぴったりです。

クレイ洗顔やスクラブ剤は洗浄料に小さな粒子が含まれ、肌とこすり合わせることによって物理的に角栓を除去できる性質があります。
ただ、クレイ洗顔やスクラブ剤はやりすぎると皮膚を傷つけ、バリア機能を低下させたり、過剰な皮脂分泌を促進したりしてしまうので注意が必要です。
特に頬は皮膚の薄い部分もあるため、そこまで強力な洗浄料は向かない場合があります。

毛穴は、温めると開く性質があります。肌が弱い人や刺激が気になる人は、ホットタオルで毛穴を開かせてから通常の洗顔を行うことで自然に取り除きやすくなるのでおすすめです。

化粧水・乳液

化粧水を手に取る女性

肌は水分と脂分のモイスチャーバランスによって良好な状態に保たれています。水分と脂分のバランスは毛穴悩みにもプラスに働きます。

化粧水で水分を補い、乳液で皮脂の代わりとなる油分を補うことでバランスを整え、毛穴トラブルを防げます。
オイリー肌だからといって油分を避けていると乾燥を招き、それを補うためにかえって過剰な皮脂が分泌されてしまいます。特に、頬はTゾーンに比べると油分が不足しがちです。水分を補ったあとは必ず乳液で油分も補いましょう。

スペシャルケア

美顔器で顔をマッサージする女性

毛穴悩みには美容液を使ったマッサージも効果的です。血流が良くなることにより毛穴が開き、角栓が除去しやすくなるためです。
また、酸化して黒くなった角栓には抗酸化作用のある美容液もおすすめです。
具体的には次の成分です。

  • ビタミンC誘導体
  • ビタミンE
  • アスタキサンチン

ビタミンC誘導体には皮脂抑制効果もあるので開き毛穴や詰まり毛穴に悩む人はぜひ取り入れたい成分です。

日中のケア

日中のケアが特に重要になるのが開き毛穴です。

開き毛穴は毛穴に皮脂が溜まった状態のため、定期的に皮脂を除去することが効果的です。日中は適度にティッシュオフして余分な皮脂を取り除きましょう。

あぶらとり紙は皮脂を取りすぎる側面もあるので使いすぎには気をつけ、頬など皮脂分泌が比較的少ない部位はティッシュで対応するようにしましょう。

皮脂を除去することが大切とは言え、日中に何度も洗顔したりすると皮脂を取りすぎてしまい、逆に皮脂分泌を促進することになるため避けましょう。

紫外線対策

陽を浴びる女性

紫外線は角栓を黒化させ毛穴の黒ずみを招くことに加えて、真皮にダメージを与え、将来のたるみ毛穴悩みを引き起こす原因になります。外出する際には必ず日焼け止めを塗って紫外線を浴びないようにしましょう。

日焼け止め成分には「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」があります。

紫外線散乱剤は粒状で毛穴落ちが気になる場合があります。一方、紫外線吸収剤は液状で日焼け止めに溶け込んでいる成分のため毛穴に溜まる事はありません。
日焼け止めの毛穴落ちを防ぎたい人は紫外線吸収剤メインの日焼け止めがおすすめです。

生活習慣

生活習慣も肌の状態に影響を与えます。

特にオイリー肌の人は、食事からの脂質のとりすぎに注意しましょう。脂質の多い食事を取ると、皮脂量が増えて開き毛穴の原因になります。

また、ストレスは血流を滞らせ、ターンオーバーの乱れを引き起こし、「詰まり毛穴」に繋がります。自分に合ったリラックス方法やリフレッシュ方法を見つけてストレスを軽減しましょう。

まとめ

今回は10代・20代にフォーカスした頬の毛穴の開き・角栓について解説しました。

10代・20代が抱えがちな毛穴悩みは「開き毛穴」と「詰まり毛穴」です。それぞれの対策を行うことで、毛穴が目立たない美肌を目指すことができます。

また、年齢を重ねてから発生しやすい「たるみ毛穴」は10代・20代からのケアが結果を左右します。日頃から基本的なスキンケアと紫外線対策を行って予防しましょう。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。若いうちからのケアで、毛穴開きや角栓の悩みとお別れしましょう!
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