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頬を触るとベタつきを感じたり、メイクのテカリや化粧崩れが気になる方は、過剰な皮脂分泌が起きている「脂性肌(オイリー肌)」の可能性があります。
お顔のベタつきが気になると、ついスキンケアは簡単に済ませてしまいがちですが、実は正しいスキンケ方法を実践することで、爽やかなサラサラ素肌に整えることが可能です。
今回は、脂性肌(オイリー肌)を改善するための正しいスキンケア方法・手順、生活習慣の心がけについて解説していきますので、ぜひ最後まで参考にしてみてくださいね。
「脂性肌(オイリー肌)」の肌質は以下のような特徴があります。
「脂性肌(オイリー肌)」は皮脂腺が発達して、常に皮脂が過剰に分泌されるため、特にTゾーンや頬に毛穴の開きや黒ずみといった肌トラブルが目立つのが特徴です。
最近、メディアで「乾燥性脂性肌(インナードライ肌)」という言葉を聞くようになりました。ここからは両者の違いをみていきましょう。
脂性肌(オイリー肌)の特徴
一方で、「乾燥性脂性肌(インナードライ肌)」とは洗顔後にツッパリ感やカサつきを感じますが、10分後くらいに徐々に皮脂が出てくるのが特徴です。
乾燥性脂性肌(インナードライ肌)の特徴
どちらも一見、お顔のテカリや化粧崩れなどが見られますが、「乾燥性脂性肌(インナードライ肌)」の場合は、肌内部の水分量が少ないため、肌表面はカサつきや乾燥が気になります。
年齢を重ねるとともに、お肌の水分量は減っていきますので、もともと「脂性肌(オイリー肌)」の方は「乾燥性脂性肌(インナードライ肌)」になりやすい傾向にあります。
「脂性肌(オイリー肌)」になってしまうのは主に3つの原因があります。肌のベタつきを改善するために、原因をしっかりと理解しておきましょう。
生理前でゆらぐ時期になると、女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が促されて、肌が脂っぽくなったり、脂性肌(オイリー肌)に傾きます。
仕事や家事、子育てに忙しい女性は、不規則な生活によりホルモンのバランスも崩れて、皮脂分泌を活発化させて、ニキビや毛穴の開き、黒ずみも目立ってくるので注意が必要です。
日頃の食生活や睡眠不足、運動不足など、生活習慣が乱れている場合も、脂性肌(オイリー肌)につながります。
食生活は揚げ物や肉類、ピザなど脂っこいものを食べすぎると脂質の摂り過ぎとなり、甘い物や白米、パンなどの炭水化物は血糖値が急上昇して皮脂分泌を促すため、注意が必要です。
肌のベタつきが気になり、洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料で必要な皮脂までも取りすぎてしまうと余計に脂性肌(オイリー肌)になるので要注意です。
肌のベタつきは一見、乾燥とは無関係に感じますが、正しいスキンケアで十分に水分量を補い、皮脂は適度に残す必要があります。
「脂性肌(オイリー肌)」がついやってしまいがちなNGのスキンケア方法をチェック。
洗浄力が強い成分が入った洗顔料を使ったり、力を入れてゴシゴシと顔を洗うと、皮脂を取りすぎてしまい、乾燥から肌を守るために余計に過剰な皮脂分泌が起こるのでNGです。
洗顔料は皮脂分泌をコントロールする肌に優しいものを選び、ピーリングやスクラブ入りは避けましょう。洗顔は1日1回~2回まで、優しいキメ細かい泡で丁寧に洗うことが基本です。
スキンケアで保湿をすると肌がベタつくからといって、保湿をしないのもNGです。洗顔後に肌をそのままにしていると、水分が蒸発して肌の表面が乾燥し、過剰に皮脂が分泌されます。
ただし、クリームやオイルなど油分の多いスキンケア化粧品を使うと、ニキビや吹き出物の原因になったり、皮脂分泌による炎症が起きて、毛穴が開きやすくなったりする場合があります。肌との相性が重要です。
今までの間違ったスキンケアを見直すことで、水分と油分のバランスが整い、肌のバリア機能が正常化されて、脂性肌から健やかな普通肌に導くことは十分に可能です。
基本は「余分な皮脂を落とす」、「保湿を徹底する」の2つです。
では、脂性肌・オイリー肌の正しいスキンケア方法・手順をみていきましょう。
メイク落としのポイントは、余分な皮脂はしっかり落として、必要な皮脂は残すこと。 クレンジング剤は普段のメイクの濃さによって選ぶと良いでしょう。
パウダーファンデーションとポイントメイクだけのナチュラルメイクの方はミルクまたは水性のジェルタイプを選ぶと、適度な洗浄力で皮脂を取り過ぎず、マイルドな使い心地です。
リキッドファンデーションとマスカラなど、しっかりメイクの方は洗浄力が高く、皮脂汚れもしっかり落とせるオイル、バームタイプがおすすめ。毛穴の角栓も除去できます。
▽クレンジングの手順
1)ポイントメイクを落とす
ポイントメイクが濃い場合は、先にポイントメイクを落としておきます。
コットンに専用リムーバーを適量乗せて、まぶたの上に数秒おいて上から下方面へ優しく拭き取ります。マスカラが取れない時は数回繰り返してください。リップも同様です。
2)クレンジングは1分で
クレンジング剤を適量手のひらに取ります。TゾーンとUゾーンにクレンジング剤を置いて、メイクを乳化させて馴染んだら、32度〜34度くらいのぬるま湯でしっかりすすぎましょう。
クレンジング剤を肌に置いたままマッサージするのはNGです。メイクと皮脂汚れは約1分で優しくササッと落として、素早く終わらせるのがコツです。
クレンジングでメイクと皮脂汚れを落とした後は、洗顔料は洗浄力が穏やかで、肌への負担の少ないものを選びましょう。きめ細かい泡が作れる固形石鹸または洗顔フォームがおすすめ。
▽洗顔の手順
1)洗顔料をぬるま湯を加えながらよく泡立てます。泡立てネットを使ってOKです。
2)お顔全体にふわふわの泡をのせて、力を入れずにこすらず優しく撫でるように洗います。
3)32度~34度くらいのぬるま湯ですすぎ残しがないようにすすぎます。
過度な洗顔は肌に必要な皮脂までも落としてしまい、余計に皮脂分泌を促しますので、1日1回~2回でOKです。
脂性肌の方こそ、しっかりと保湿する必要があります。適当に化粧水だけで済ませてしまうと水分が蒸発して、より多くの皮脂が分泌されるので要注意です。
洗顔後はできるだけ早めにさっぱりタイプの化粧水をつけて水分を与えて、油分が少ないオイルフリーの乳液でしっかりと蓋をし、水分が逃げないように保湿をしましょう。
▽保湿の手順
化粧水→美容液→乳液→クリーム
※美容液とクリームは省いてもOK
1)さっぱりタイプの化粧水
サラッとしているサッパリタイプの化粧水を選びます。
過剰な皮脂を抑えたり、毛穴の引き締めにはビタミンC配合の収れん化粧水、ニキビができやすい方は抗炎症成分のグリチルリチン酸やビタミンC誘導体配合のものがおすすめ。
適量を手に取り、お顔全体に馴染ませて、角質層に素早く浸透させます。Tゾーンや皮脂が溜まりやすいアゴなどの部分には重ね付けをして、しっかりと水分を与えましょう。
2)皮脂を抑える美容液
美容液は目的に合わせて選びましょう。皮脂を抑えるにはビタミンC配合の美容液を選ぶと皮脂抑制の効果が期待できます。
3)オイルフリーの乳液・ジェル
脂性肌の方は油分がたっぷりの乳液よりも、さっぱりとしてベタつきのないオイルフリーの乳液、オイルコントロールと表示があるものを選びましょう。
肌荒れを防ぐにはビタミンC誘導体やプラセンタなど抗酸化作用、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分配合のものをチェック。
適量をお顔全体に馴染ませて、Tゾーンや皮脂が気になる部分は少なめの分量でOKです。メイク崩れ対策には乳液を塗って5分後に軽くティッシュオフをして不要な油分を取ると効果的です。
4)クリーム
ヒアルロン酸やグリセリンを配合した軽いテクスチャのクリームで蓋をして、肌に潤いを封じ込めます。シアバターやココナッツオイルなどを配合したクリームは毛穴を塞いでしまう場合があるので肌の調子をよくチェックしましょう。
お肌のベタつきを改善するには正しいスキンケアを継続すること、そして同時に生活習慣も見直す必要があります。
肌のバリア機能を正常化するために、良質で十分な睡眠を心がけ、栄養バランスの取れた食生活、適度な運動、ストレスを発散する、リラックスして過ごすことを意識しましょう。
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