頬の毛穴の開きの原因となくす方法～今すぐできる正しいセルフケア

頬の毛穴が開いて目立つのは、このような理由があります。

お肌の水分量が低下し乾燥していると、毛穴もしぼんだようになってしまいます。

過剰に皮脂が分泌されることも、毛穴を広げる原因のひとつです。

特に10代は皮脂の分泌が活発なので毛穴が開きがちです。しかし30～40代になると、今度は肌の乾燥によって皮脂が分泌が増えることもあります。

頬の毛穴を触った時にぶつぶつしたものがあれば、それは角栓です。

皮脂と古くなった角質が混ざり合うことで角栓を作り、それが毛穴を押し広げてしまうため、毛穴の開きが目立つようになるのです。

はじめはまだ角栓も白いのですが、詰まった角栓を放置していると酸化し、黒っぽくなってきます。

ニキビだけで毛穴が開くことはないのですが、ニキビの原因となる皮脂の分泌、それにニキビを潰してしまったり、ニキビの炎症がひどくなったりすることでニキビの跡が残ってしまうことがあります。

紫外線によるダメージは日焼け、シミだけではないのです。紫外線を浴びたことで肌のターンオーバーが乱れ、古くなった角質が剥がれ落ちずに残ってしまいます。これが角栓のもとになり、毛穴を押し広げます。

加齢によって肌の弾力がなくなり、毛穴が目立つようになります。毛穴周りの皮膚がしぼんで落ち込んでしまうことから、毛穴が大きく開いたように見えるのです。

まずは、日々の毛穴ケアがとても重要です。正しいスキンケアで毛穴をキュッとひきしめていきましょう。

皮脂や角栓が気になる時は洗浄力の強いクレンジング剤を使いがちですが、汚れと一緒に潤い成分まで落としてしまう可能性があります。

肌が乾燥すると、潤いを保とうとして余計に皮脂が分泌されます。潤いを逃さない、肌に優しいクレンジング剤を選びましょう。

クレンジングオイルはメイクをよく落としてくれますが、洗浄力が強い場合があります。

健康な素肌をつくり毛穴を引き締めるための第一歩は、正しい洗顔です。ゴシゴシこする洗顔は、もう卒業しましょう。

【肌をいたわる洗顔法】

1. 手を石けんで洗い、清潔にします。指の間もしっかり洗いましょう。
2. 十分な泡を立て、もこもこの泡で包み込むようにして顔を洗います。手が顔に触れないくらいの厚みの泡を作るのが理想です。
3. ぬるま湯で優しく泡を洗い流します。（フェイスラインまでしっかり）

ポイントは、たっぷりの泡とお湯の温度です。肌をこすることのないように、泡の力で毛穴の汚れを落とします。

肌への摩擦は乾燥の原因となりますので、決して力を入れず、優しく洗うことを心がけてください。泡を転がすようなイメージで、手が肌に触れないようにして洗います。

そして、泡を流すときのお湯の温度も大切です。お風呂の温度は40度くらいにしていることが多いと思いますが、顔に使うには少し温度が高すぎるのです。

潤いがあり、ふっくらした毛穴は開きが気になりません。十分な潤いがあれば過剰な皮脂分泌も防げます。

洗顔をしたら、肌が乾く前に徹底した保湿を心がけましょう。お風呂に入った後は、浴室内で化粧水を塗っても良いくらいです。

そして、化粧水で水分を与えるだけでなく、それを閉じ込める適度な油分も必要です。

頬は特に乾燥しやすい部位なので、化粧水を重ね付けするのもおすすめです。一度顔全体に化粧水を馴染ませたら、もう一度、頬の部分だけ化粧水を塗ります。

毛穴の奥まで浸透させるようなイメージで、優しくハンドプレスしてみてください。

特に頬を保湿したい時には、コットンパックもおすすめです。

1. コットンを一度水で濡らし、軽く絞ります。
2. そのコットンにたっぷり化粧水を含ませ、4枚に裂きます。
3. それを2枚ずつ、重ならないようにして頬に貼ります。
4. 2～3分頬に乗せたらはがし、再度化粧水を顔全体に馴染ませてから乳液やクリームで蓋をします。

コットンパックはまだ湿っているうちに剥がすのがポイントです。

普段の保湿では物足りない、十分に保湿できていないと感じたら、スペシャルケアアイテムとして美容液もプラスしてみます。

• セラミド
• アミノ酸
• コラーゲン
• プラセンタ
• ヒアルロン酸

などが含まれている美容液を選びましょう。

潤いを与えたら、油分で蓋をするだけでなく、毛穴そのものを引き締めるケアも必要です。
収れん化粧水を使って、毛穴をキュッと引き締めます。

保湿化粧水→乳液（またはクリーム）と使った後に、収れん化粧水をコットンに含ませて、軽くパッティングをします。お肌がひんやりしたらOKです。

より毛穴を引き締めたい時は、先に収れん化粧水を使う方法もあります。
洗顔後、すぐに収れん化粧水でパッティングをし、毛穴をキュッと閉じてから保湿をします。

保湿をすると同時に、過剰な皮脂分泌が気になっている人は、ビタミンC配合の化粧品を使ってみましょう。

紫外線は、毛穴の開きの原因になるだけでなく、シミやシワの原因になりますから、しっかりとケアしたいところです。

7～8月の紫外線量が多くなる時期だけでなく、春や秋などの少し涼しい季節も油断しないようにしてください。

特に5～6月、9～10月の涼しい日には油断しがちです。気温が低くても紫外線量が多い季節ですので、外出する際は必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。

日焼け止めは朝塗って終わり、という人が多いのですが、それでは十分といえません。汗や衣服の摩擦などでどうしても落ちてしまいますので、1日に何度か塗り直すことが必要です。

肌の乾燥であればいくらでも保湿対策ができますが、加齢に伴うハリ不足はケアが難しいところです。
そこで、スキンケアの効果をさらにアップするために、美顔器も取り入れてみませんか？

たとえば、超音波の振動によって肌の表面を温めながら肌のハリをアップさせる、EMS、RFなどの機能がついている美顔器がおすすめです。

EMSは電気の刺激によって表情筋を刺激し、肌のハリアップをサポートします。

RFはラジオ波とも呼ばれます。肌の深いところから温めることによって、筋肉のこりをほぐし、血行をよくします。

普段使っている化粧品の浸透をよくするために、「イオン導入」機能のついた美顔器もおすすめです。

化粧水や美容液の浸透力がアップしますので、即効性が期待できます。

ウォーターピーリングとは、水と超音波の力で毛穴の奥の汚れや古い角質を取り除く機能のことです。

毛穴の黒ずみが取れるほか、古い角質を取ることによって新陳代謝を高めてくれます。毛穴の開きの改善だけでなく、くすみの改善効果も期待できます。

頬の開き毛穴を改善するには、スキンケアだけでは足りません。肌は食べたものでできていますし、普段の生活の仕方も肌のターンオーバーに影響します。
ライフスタイルも見直していきましょう。

過剰に皮脂が分泌されるのは、肌の乾燥だけでなく、食べ物が原因の場合があります。

脂っこいものを食べてばかりいませんか？たまに食べる程度なら問題はありませんが、あまり頻繁に食べていると、脂質や糖質の代謝に大量のビタミンが消費されてしまい、皮脂の過剰分泌につながります。

女性は、ホルモンバランスによっても皮脂の分泌量が変わります。生理の前になると肌の調子が悪くなるという人も多いのではないでしょうか？

生理の周期によるホルモンバランスの乱れは自分でコントロールできない部分もありますが、生理前になると肌がオイリーになるという人は、

• 睡眠時間を十分にとる
• できるだけストレスを溜めない

など、ホルモンバランスを整える生活を心がけましょう。ホルモンバランスは特にストレスの影響を受けやすいのです。

お肌は夜、眠っている間に作られます。ふっくらした、潤いをキープできる肌を作るためには、しっかりと睡眠を取ることが重要です。

とはいえ、ただ長時間眠れば良いというわけではありません。深く、ぐっすりと眠り、質の高い睡眠をとることが必要なのです。

特に寝入りばなの2～3時間が重要で、この数時間に成長ホルモンの分泌が増えることがわかっています。
ですから、寝つきをよくし、最初の数時間に深い睡眠をとることがとても大切です。

眠気を催す睡眠ホルモンであるメラトニンは、目から入る光の刺激によってコントロールされています。ベッドの中に入ってまでスマホを見るような生活をしていると、いつまで経っても寝付けません。

少なくとも寝る1時間前にはスマホやパソコンから離れ、リラックスして過ごすことを心がけてください。

加齢に伴い、肌が老化していくのは仕方のないことですが、その衰えを少しでも緩やかにすることはできます。

肌のたるみを防ぐには、表情筋を鍛えることも大切です。筋肉を鍛えることによって肌にハリが生まれ、毛穴の開きが目立たなくなるでしょう。

誰にでも簡単にできる「あいうえお体操」をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

• あ：大きく口を開ける
• い：口を真横に引っ張るようにして力を入れる
• う：口をすぼめて前に出す
• え：「え」の口にして広角を引き上げるように開く
• お：大きく「お」の形にして口を開ける

目立つ毛穴をなんとかしたい！とがんばっているつもりが、間違ったケアで余計に毛穴を広げてしまうことがあります。以下のようなケアはしないようにしましょう。

肌がベタつく、オイリーなことが気になって、1日に何度も洗顔をしたり、あぶらとり紙で頻繁に皮脂を取ったりしていると、かえって皮脂が多くなる可能性があります。

スキンケアの基本は肌に刺激を与えないことなので、洗顔のしすぎは良くありません。皮脂は肌を守るためにあるので、落としすぎは乾燥肌につながります。

毛穴の汚れや角栓を取るために、剥がすタイプのパックを使う人もいますが、肌への刺激が強いのでやめておきます。

角栓が取れたとしても、ぽっかり穴が空いたままになり、余計に毛穴の開きが目立つようになります。

また、パックを剥がす際に角質も一緒に剥がれてしまいますので、肌が乾燥する可能性があります。

スキンケアで毛穴の状態を改善していくには、少し時間がかかります。

肌が生まれ変わることをターンオーバーといいますが、お肌の一番上の層である表皮はおよそ28日の周期で角層が剥がれ落ち、新しい細胞があがってきます。

しかし、28日で生まれ変わるのは健康な20代前半までの肌であり、年齢を重ねるほどにこのターンオーバーの周期は長くなっていきます。

30代になるとおよそ1.5倍、40代になると2倍とだんだん伸びていきます。

しかも、食生活の乱れやストレス、睡眠不足などが重なるとさらに伸びる可能性があり、肌の生まれ変わりが遅くなってしまいます。
すこやかな肌に生まれ変わらなければ、毛穴もきれいになりません。

毛穴が開いてしまっているということはお肌の状態があまり良くないのですから、キュッと引き締まった毛穴に戻すには肌のターンオーバーが正常化するまでの時間が必要です。

スキンケアや生活習慣の改善を行ってもなかなか毛穴の開きがなくならない人は、美容クリニックで診てもらうという選択肢もあります。

たとえば、

• フラクショナルレーザー
• ダーマペン

などの治療法があります。

レーザーというと、痛いのではないか？と不安に感じる人もいると思いますが、必要に応じて麻酔を使ってもらえるのであまり心配しなくても大丈夫でしょう。

肌にレーザーを当てることによってコラーゲンを活性化し、肌の再生力を高める治療法ですので、毛穴の開きだけでなく、しわやニキビ跡の改善効果も期待できます。

頬の毛穴の開きは、肌の乾燥や皮脂の過剰分泌、加齢などが原因です。日々のスキンケアを見直し、お肌を丁寧にケアすることで徐々に改善していくでしょう。

同時に、食べるものや睡眠、表情筋を鍛えるなど、ライフスタイルの見直しも必要です。

毛穴の開きが気にならないすべすべのお肌を手にいれるには、お肌の外側と内側、両方からケアしていくことが大切です。