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KNOWLEDGE OF SKIN CARE
VOL.
08
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紫外線を正しく知って隙のない紫外線対策を!おすすめアイテムも

老化原因の約80%を占めると言われる紫外線。 若々しく悩みのない肌をキープするには紫外線対策は最重要と言っても過言ではありません。

そんな紫外線には種類があり、肌への影響やガードできる成分の種類が異なります。

今回は紫外線の種類と、肌への影響について解説します。
全方位から肌を守るための日焼け止めの選び方も紹介するので、ぜひ参考にして下さい。

紫外線の種類とは?

太陽がもたらす3つの紫外線

紫外線には次の3種類があります。

  • UV-A(長波長紫外線)
  • UV-B(中波長紫外線)
  • UV-C(短波長紫外線)

これらは、「波長の長さ」で分けられています。

  • 波長が長い=肌の深部に到達しやすく、シワやたるみの原因に
  • 波長が短い=エネルギーが強く、シミやそばかすの原因に

種類ごとに詳しく見ていきましょう。

UV-Aの特徴と肌への影響

UV-Aには次のような特徴があります。

  • 肌の真皮にまで到達する
  • 長期間浴びることでじわじわとダメージが蓄積する
  • シワやたるみの原因になる

UV-Aは、最も波長が長い紫外線です。
波長が長いためエネルギーは弱く、多少浴びても肌に炎症を起こしたりはしません。

しかし、UV-Aは肌の深部である真皮にまで届き、悪影響を与えるというやっかいな性質があります。
UV-Aは「生活紫外線」と呼ばれ、日常生活の中で知らず知らずのうちに浴びてしまうことがあります。
例えば、近所への買い物や洗濯物干しなどの場面です。

「短時間だから」「そんなに日差しが強くないから」と言って油断しがちですが、日常生活でもUV-Aは真皮に届き、ダメージを与えています。

さらに、UV-Aは窓ガラスも通過するので、実は屋内でも浴びてしまう可能性があります。
このようなちょっとしたことが積み重なって長期間UV-Aを浴び続けてしまい、年単位でじわじわとダメージが蓄積していきます。

UV-Aを浴び続けることによって、肌のハリや弾力を保つコラーゲン繊維などの組織が劣化し、シワやたるみの原因になります。

UV-Aによって劣化した肌組織では、細胞の生まれ変わりも遅くなるため、ますます老化に拍車がかかるという悪循環に陥ってしまいます。

UV-Bの特徴と肌への影響

UV-Bには次のような特徴があります。

  • エネルギーが強く、肌に大きなダメージを与える
  • 短時間でも炎症、メラニンの増加につながる
  • シミやそばかすの原因になる

UV-Bは、中程度の波長の紫外線です。
UV-Aのように肌の深部には届きませんが、エネルギーが強く、肌に大きなダメージを与えます。

UV-Bのエネルギーは、皮膚のDNAを直接傷つけるほど強いです。

UV-Bは「レジャー紫外線」と呼ばれ、数分~数時間という短時間浴びるだけでも肌が赤くヒリヒリする炎症を起こします。さらに、UV-Bを浴びた肌は、DNAを守るためにメラニンを作ります。

肌の中で作られたメラニンは、通常はターンオーバーと呼ばれる肌の新陳代謝によって約28日周期で剥がれ落ちます。

しかし、ストレスや加齢の影響でターンオーバーが滞ると、本来排出されるはずのメラニンが肌に留まり、色素沈着してしまいます。
これがシミやそばかすの原因です。

一時的な日焼けのつもりが、シミやそばかすの原因となってしまうため注意が必要です。

UV-Cの特徴と肌への影響

UV-Cには次のような特徴があります。

  • 紫外線の中で最もエネルギーが強い
  • 地表には到達しない
  • オゾン層が破壊されると地表に届くこともある

UV-Cは、最も波長が短い紫外線です。最もエネルギーが強く、人体に有害な紫外線です。UV-Cを浴びた場合、短時間でも肌や眼に深刻なダメージが与えられます。

しかし、オゾン層でほぼすべてが吸収されるため地表には届きません。そのため日常生活では、肌への影響は特に心配する必要はありません。ただし、オゾン層が破壊されている地域では地表に届くこともあります。

UV-A、UV-Bをガードできる成分

UV-A防御効果のある成分

紫外線散乱剤

・酸化チタン

・酸化亜鉛

紫外線吸収剤の一部

・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン

・オキシベンゾン-3

など
UV-B防御効果のある成分

紫外線散乱剤

・酸化チタン

・酸化亜鉛

紫外線吸収剤の一部

・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル

・オキシベンゾン-3

など

紫外線防御剤には大きく分けて「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2種類があります。

紫外線散乱剤:UVA、UVBを幅広くガード

紫外線散乱剤とは、紫外線をあちこちに「弾き飛ばす」ことで紫外線をガードする成分です。代表的な紫外線散乱剤は、酸化チタン、酸化亜鉛の2種類です。

紫外線散乱剤は小さな粒の形をしていて、紫外線が当たると粒の表面で紫外線が反射され、本来なら直接肌に当たっていた紫外線をガードしてくれます。

紫外線散乱剤は波長の長さに関係なく光を弾き飛ばすので、UV-A、UV-B両方に効果があります。

UV-A、UV-B両方をガードできる紫外線散乱剤ですが、日焼け止め製剤の中で溶けずに小さな粒として存在しているため、肌に塗ったときの感触がキシキシするというデメリットがあります。

また日焼け止めにたくさん配合すると、使用感が悪くなり、肌が白くなりすぎる場合がありました。

現在では、微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛が開発され、白さを抑えた自然な仕上がりで、すぐれた紫外線散乱効果が得られるようになりました。

紫外線吸収剤:ガードできる紫外線の種類が異なる

紫外線吸収剤とは、紫外線の持つエネルギーを吸収し、無害な光に変換することで紫外線をガードする成分です。
紫外線吸収剤にはいくつかの種類があり、それぞれガードできる紫外線の種類が異なります。

吸収剤〇〇はUV-Aをガードできる、吸収剤△△はUV-Bをガードできる、といった具合です。UV-A、UV-B両方をガードできる成分もあります。

紫外線吸収剤は日焼け止め製剤の中に溶けて存在しているため、肌に塗っても違和感がないことがメリットです。
さらさらとした軽いテクスチャーの日焼け止めがお好みの方におすすめの成分です。

一方、紫外線吸収剤のデメリットは、効果が持続しづらいことです。

何時間も屋外に出る場合はこまめに塗り直す必要があります。
また、現在使用されている紫外線吸収剤は安全性が確認されている成分ですが、ごくまれに肌荒れやアレルギーを起こす人もいます。

全方位から紫外線をガードするには?

紫外線から肌を守る

波長によって特徴や肌への影響が異なる紫外線。さらに、紫外線防御剤にも種類があり、成分ごとにメリットとデメリットがあります。

では、「とにかく全部ガードしたい!」という場合にはどうしたら良いのでしょうか?全方向からガードする方法を一緒に見ていきましょう。

UVAは「PA」、UVBは「SPF」で見極める

日焼け止めには次のような指標があります。使用感が気にならなければPA、SPFどちらも数値が高い日焼け止めがおすすめです。

  • UV-Aの防御能:PA
  • UV-Bの防御能:SPF

PAは「PA+」~「PA++++」の4段階があり、「+」の数が多いほどUV-Aに対する防御効果が高いことを示します。
一方、SPFは1~50+までの数値があり、数値が高いほどUV-Bに対する防御効果が高いことを示します。

SPFはPAに比べて若干分かりづらいのですが、例えばSPF50の場合はUV-Bによる肌への影響を「50倍の時間引き伸ばせる」という意味です。
つまり、素肌の場合は10分で肌が赤くなってしまう人がSPF50の日焼け止めを塗ると、10分×SPF50=500分(約8時間)日焼けを防げます。

「徹底的に光老化を防ぐ」という意味では高PA、高SPFがおすすめですが、使用感が気になる、アレルギーが心配、という方はPA、SPFともに低~中程度のものを選び、日傘や帽子、衣服などで肌を守りましょう。

おすすめ!日焼け止めアイテム

日傘や衣類なども活用してスキのない対策を

日焼け止めはとても心強い紫外線対策アイテムですが、日傘や衣類などで物理的に肌を守ることも重要です。

特に、紫外線吸収剤がメインの日焼け止めは時間とともに防御効果が低下してしまうため油断できません。

日焼け止めを塗ったからといって安心せず、肌に紫外線がなるべく当たらないよう工夫することで、スキのない紫外線対策をしましょう!

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