毛穴レスの卵肌をめざすスキンケア！陶器のような肌になる方法

毛穴レス肌とは、毛穴がほとんど目立たないツルツルとしたむき卵のような肌のことです。
陶器のように美しいため、陶器肌とも呼ばれていますね。

毛穴が目立たずきれいな肌の人には、何か秘訣があるのでしょうか。
「それは、生まれつきの肌質によるものでしょ。」なんて、決めつけていませんか？

もちろん生まれつき肌がきれいな人はいますが、毛穴が目立たない人は、ふだんのスキンケアがポイントとなっている場合もあります。

スキンケアを変えたら、毛穴レス肌になったというケースもあるのです。

毛穴レス肌は、誰もがあこがれるわけですが、なぜでしょうか。

それは、毛穴が目立つことによって、肌がデコボコに見えてしまったりざらついた印象をあたえてしまったりするからです。
そのため、つるんとすべすべな肌には見えません。

毛穴が目立ってしまう原因には、いくつかの要素が考えられます。
毛穴のタイプとともに、その原因を紹介しましょう。

開き毛穴の原因は、過剰な皮脂の分泌によるものです。
開き毛穴は丸く開くため、見た目にも毛穴レスの卵肌といった印象がなく、ざらついて見えてしまいます。

鼻のまわりは開き毛穴になりやすいところ。開いてしまった毛穴を引き締めるスキンケアが必要です。

たるみ毛穴は、加齢によって頬などにあらわれるしずく型の毛穴です。

年齢とともに、肌の奥にあるコラーゲンやエラスチンは減っていきます。そのことによって、肌はハリや弾力を失うのです。

ピンっとハリのある肌なら目立たなかった毛穴も、肌の弾力を失うことで、毛穴が目立つようになります。

たるみ毛穴の特長は、涙型のような楕円形をしていることで、毛穴が長くなるため余計に目立つことに。
加齢だけでなく、無理なダイエットや乾燥、紫外線なども原因となります。

乾燥毛穴は、肌の乾燥により起こる毛穴の現象です。

肌が乾燥することでシワとなり、毛穴のまわりもへこんできます。そのため肌に凹凸ができ、毛穴を目立たせてしまうことになるのです。

乾燥が原因なので、正しいスキンケアにより保湿をあたえてあげれば、ふせげる可能性もあります。

詰まり毛穴は、古い角質や皮脂などの混ざった角栓が毛穴を詰まらせてしまうことで、毛穴が目立つ状態のことです。

詰まり毛穴は、皮脂の分泌が多いことで起こりやすいため、おでこや鼻などにできやすい傾向があります。
Tソーンなどに白くプツプツとしていたら、それは詰まり毛穴です。

毎日のていねいなクレンジングや洗顔で改善される可能性があります。

黒ずみ毛穴は、毛穴のまわりが色素沈着をおこし黒ずむことです。

原因としては、皮脂が酸化することや摩擦、紫外線などの影響でメラニンが生成されてしまうからです。

黒ずみ毛穴はザラつきがあるので、卵肌には見えません。そして黒ずみ毛穴を隠そうとして、ファンデーションを厚塗りするのでは悪循環をまねくことにも。

黒ずみ毛穴は、皮脂や汚れを落としてあげることが重要です。

ここからは、毛穴レス肌を目指すためのスキンケアにおすすめの方法を紹介します。

肌にメイク汚れや皮脂が残っていると、毛穴に詰まり、やがては毛穴が目立つ原因となります。
まずは、汚れを残さないクレンジングや洗顔が大切です。

夜は、昼間のメイクをしっかりと落とすためにクレンジング剤を使用します。

クレンジング剤で、やさしくメイクを浮き上がらせましょう。そして、洗顔料をしっかり泡立てて、泡を顔の上にのせて泡で肌を洗います。

クレンジングも泡洗顔も、けっしてゴシゴシこすってはいけません。
クレンジング剤も洗顔料も、必要以上にこすらなくても汚れをきちんと落としてくれます。

あくまでもやさしく浮き上がらせるようなイメージで、お肌をいたわりながら洗いましょう。

洗顔後は、洗顔料が残らないように、じゅうぶんにすすぎます。このときも、こすらずにやさしく洗い流しましょう。

洗顔後は、化粧水や美容液で、しっかりとお肌を保湿してうるおいをあたえてあげましょう。

うるおいをあたえることで肌の調子が整い、毛穴がきゅっと引き締まります。

肌が乾燥することで毛穴が目立つ原因にもなりますから、肌にたっぷりのうるおいをあたえることが重要です。

保湿ケアのためには、肌にうるおいをあたえる成分が配合されている化粧水や美容液を選びましょう。

• セラミド
• ヒアルロン酸
• コラーゲン
• ビタミンC誘導体

化粧水や美容液でうるおいを与えた後は、乳液やクリームでしっかりとうるおいを閉じ込めてあげましょう。

せっかく化粧水や美容液でうるおいをあたえてあげても、そのまま放置していると肌はどんどん乾燥してしまいます。

乾燥すると肌は、皮脂の分泌が進み毛穴の開きや詰まりをまねくことにも。

夏場にクリームを塗ると油分が気になる方は、さっぱり目の乳液でかまいません。化粧水の後に使うことの習慣づけをおすすめします。

毛穴レス肌を目指すのに、スペシャルケアもおすすめです。角栓を落とすパックや、ピーリング、酵素洗顔、マッサージをとりいれてみましょう。
これらはあくまでもスペシャルケアとしてとらえ、毎日する必要はありません。

ピーリングや角栓を落とすパックなどは、やり過ぎると逆効果になることも。

毛穴レス肌をつくるためには、スキンケアはもちろんですが、生活習慣の見直しも大切です。
スキンケアに力を入れるとともに、生活習慣の見直しをすることで、毛穴レス肌へスピーディーに近づけるでしょう。

毛穴レス肌を目指すなら、やはり食事の管理もかかせません。

毛穴の詰まりは、皮脂が過剰に分泌されることも原因の1つとなります。揚げ物やスイーツなど糖質・脂質ばかりの食生活をしていると、お肌にはよくありません。
油分や糖分の食べ過ぎには注意しましょう。

野菜を多めに、和食を中心としたメニューに変えると、毛穴レス肌への改善が期待できます。また、お肌のためにはたんぱく質も必要です。

肉や魚、豆類や乳製品などたんぱく質も、バランスよくとりましょう。

体は睡眠によって回復するといわれています。
いくら高額な高級スキンケア用品を使ったとしても、食事に気をくばったとしても、毎日の睡眠が足りていないと肌の回復はむずかしいでしょう。

毛穴レスを目指すなら、紫外線対策は基本としてとらえましょう。肌は紫外線をあびることで、どんどん乾燥し、また肌年齢の老化を早めてしまいます。

乾燥により毛穴が目立つ原因になりますので、日焼け止め入りの下地クリームを1年中使用するなど、つねに紫外線対策を心がけましょう。

毛穴レスのきれいな肌を目指すなら、ストレスをため込むのもよくありません。

仕事が忙しかったり、家事や育児が大変だったりするときには、自分にあったストレス解消法でストレスを逃してあげましょう。

誰もがあこがれる毛穴レスな卵肌。
1度で手に入るわけではありませんが、日々のスキンケアと生活習慣で確実によい方向へと向かうはずです。

ぜひ肌をいたわりながら、丁寧なスキンケアを心がけてください。
1年後、数年後も毛穴レスであるために、気持ちをこめて毎日のお手入れをしていきましょう。