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KNOWLEDGE OF SKIN CARE
VOL.
13
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放置すると深くなる!「乾燥小じわ」の原因&対策におすすめの成分とは?

年齢とともに気になる肌悩みの一つがシワ。見た目年齢を大きく左右する肌悩みです。
特に乾燥する季節には目元や口元の「乾燥小じわ」を気にする方が多いです。
今回はそんな乾燥小じわの原因と対策におすすめの成分を紹介します。

乾燥小じわは一時的な浅いシワですが、放置すると対策が難しい「深いシワ」へと進行してしまうため早めのケアが不可欠です。白クマ博士とネコ助手のおすすめケアを紹介するのでぜひ参考にして下さい。

乾燥小じわってどんなシワ?

シワのある肌の断面図

乾燥小じわはちりめん状の細かな凹凸として見られる浅いシワのことです。主に目元や口元にできやすい特徴があります。
乾燥小じわがどのような位置づけなのか知るために、シワにはどんな種類があるか確認してみましょう。

乾燥小じわ

乾燥により一時的にできる浅いシワ。深さは肌の一番表面である角層まででとどまる。「ちりめんじわ」とも呼ばれる。

表情じわ

同じ表情を繰り返すことで表情筋が縮まってできるシワ。目尻や眉間、額にできやすい。

真皮性シワ

肌の深い部分である真皮までおよぶ深いシワ。コラーゲン繊維やエラスチン線維がダメージを受けることで発生する。「老人性シワ」とも呼ばれる。

たるみじわ

表情筋が衰えることで肌や脂肪を支えきれなくなり、肌全体が下へ垂れ下がる。まぶたやフェイスライン、ほうれい線などで目立つ。

シワの深さは、乾燥小じわ→たるみじわの順です。
乾燥小じわは最も浅いシワということです。

第1段階である乾燥小じわは適切なケアを行うことで対策できますが、第2段階以上に進むとセルフでの対策は難しくなります。

乾燥小じわの進行については後ほど詳しく解説します。

乾燥小じわができる原因

乾燥小じわができる原因

肌の水分や油分が不足して乾燥することにより、肌が硬くなります。 硬くなった状態で表情を作ったりすると、肌が動きの変化に耐えられず細かいひび割れができ、乾燥小じわが発生します。

パスタやマカロニを想像すると分かりやすいです。
茹でた後、たっぷりと水分を含んでいるときは柔らかく、曲げても割れたりしません。
一方、茹でる前の乾燥した状態で力を加えると簡単に割れてしまいます。
肌の表面でも同じことが起こるのです。

本来は、肌内部に水分が蓄えられており、さらに適量の脂分が表面を覆うことで水分の蒸発を防ぎ、うるおいが保たれていますが、次のような要因で乾燥した状態になることがあります。

  • 外界の湿度が低い(冬場など)
  • 間違ったスキンケア
  • 加齢
健康な肌とドライスキンの断面図

外の湿度が低い冬場は、水分が蒸発しやすく肌が乾燥しがちです。どんな肌質の人でも、冬場は肌の水分量が低下する傾向があります。

過度なクレンジングや洗顔、保湿をしないなど間違ったスキンケアによっても水分不足に陥ります。

また、歳を重ねるとバリア機能が低下しやすいです。
バリア機能とは、内側の水分が蒸発するのを防いだり、外部の刺激から肌を守ったりする自己防衛機能のことです。肌がうるおいを保つのに重要な役割を果たしています。

加齢とともにバリア機能維持に必要な成分が体内で作られにくくなり働きが悪くなります。 その結果、乾燥しがちな状態になってしまうのです。

乾燥小じわは放置すると深いシワに

乾燥小じわを放置してはいけない

乾燥小じわは一時的なシワです。適切なケアを行えば大きな問題にはなりません。
しかし、注意すべきなのが乾燥小じわは放置すると深いシワになりやすいこと。長く続くとクセがつき徐々に深いシワが形成されてしまうのです。

乾燥小じわを放置している間に紫外線を浴びると、事態はさらに深刻になります。真皮のコラーゲン繊維やエラスチン線維がダメージを受け、第2、第3段階のシワへと進行してしまいます。

第2、第3段階のシワは深い部分にできるシワなので、自宅でのお手入れが困難です。美容皮膚科での外科的な方法に頼らざるを得なくなります。
一時的なシワだからといって油断せず、早めに対策することが重要です。

乾燥小じわ対策おすすめ成分

乾燥小じわ対策におすすめの成分を紹介します。

セラミド

もともと人間の肌に存在する細胞間脂質です。角質層をきれいにつなぎ止める性質があり、肌本来のうるおいを保つバリア機能の働きに欠かせない成分です。
バリア機能が正常に働く肌は乾燥や肌荒れに強くなります。

α-ヒドロキシ酸(AHA)

アルファヒドロキシ酸(AHA)とはグリコール酸や乳酸、リンゴ酸などの総称です。フルーツに多く含まれる成分のため「フルーツ酸」とも呼ばれます。
肌(角質)を柔らかくしたり除去し、肌をすこやかに保つ作用があります。
肌の弱い人には刺激になる場合もあるため、少しずつ取り入れるのがおすすめです。

スフィンゴ糖脂質

バリア機能の働きに重要な役割をになう「セラミド」に似た成分で、植物や動物性のものがあります。植物性ではコメや柚子、ユーカリなどから得られ、植物性セラミドとしてバリア機能のサポートするために配合されます。
動物由来では馬から得られるセレブロシドが有名です。
肌へのなじみがよく、高い保湿効果が期待できます。

フコイダン

コンブ、ワカメ(メカブ)、モズクといった褐藻類に含まれる「ぬめり成分」で水溶性食物繊維です。
ややとろみのあるテクスチャーで、保湿力が高く、天然の薄い膜を張り皮膚を保護・保湿します。

ビタミンC

果物や野菜に多く含まれる、人間にとって必須の栄養成分です。
肌を保湿するだけでなく、ハリやツヤを与える美肌成分として美白化粧品・エイジングケア化粧品に欠かせない成分です。

ビタミンE

ビタミンCと同じく人間にとって必須の栄養素で、抗酸化作用が特徴です。不足すると血流が悪くなり、しもやけなどの原因にもなります。
化粧品としては「トコフェロール」という成分名で表記され、水ではなく油に溶ける性質なので、主に乳液やクリームに配合されます。

ナイアシンアミド

2007年に美白有効成分の承認を受け、2018年にシワ改善有効成分に承認されました。2つの効果の承認を受けた薬用美白・抗シワ成分になります。
メラノソーム移送阻害による美白作用があり、また抗シワ効果も同時に得られる美肌成分です。 化粧品に配合されるときも「ナイアシンアミド」と表示されます。

乾燥小じわ対策には水分+油分を補う保湿ケアが基本ですが、上記のように保湿以外にも効果を発揮してくれる成分は特におすすめです。
ただし、人によって合う・合わないがあるので肌状態を確認しながら少しずつ取り入れましょう。

乾燥小じわ対策は「補って、ゆっくり乾かす」

乾燥小じわには水分と油分を補う

乾燥小じわ対策としてもう一つポイントになるのが化粧品の使い方です。使い方を変えるだけで、結果に大きな差が出ます。
意識すべきは水分を「補って、ゆっくり乾かす」こと。

水分を補ったあと、すぐに肌をさわると水っぽい感じがしますが、その後だんだんと乾いていきます。
このとき、なるべくゆっくり乾かすことで、角層の構造がきれいに整っていきます。すると、肌内部の乾燥を防ぎ外部からの刺激にも強い構造になるのです。

ゆっくり乾かすには、化粧水のあとに油分を含むアイテムである乳液やクリームをつけるのが有効です。
水分の後に油分を補うことで蒸発を防ぎ、ゆっくり乾かすことができます。

普段なにげなく行っているケアかも知れませんが、角層の構造を整えて乾燥や刺激に強い構造を作るという意味で、理にかなっているのですね。

できているという人はそのまま継続、化粧水だけで済ませていたという人は「ゆっくり乾かす」ことを意識してぜひ乳液やクリームも取り入れましょう。

内側からの乾燥小じわ対策も

多数のサプリメント

乾燥小じわ対策として内側からのケアも紹介します。
肌内部にはうるおいを保つのに重要なヒアルロン酸が存在します。ヒアルロン酸は多くの水分を蓄え、若々しい肌を保つのに必須の成分ですが、年齢とともに減少することが知られています。

ヒアルロン酸は分子量が大きいため化粧品として塗っても、肌の表面にとどまってしまうため一時的な保湿成分としてしか働きません。
そこで、ヒアルロン酸はサプリメントとして摂取するのがおすすめです。

ヒアルロン酸を摂取することで、肌の水分量増加やハリ効果があることが報告されています。加齢によって低下した生産量をサポートし、内側からケアをしたい方におすすめです。

まとめ

今回は乾燥小じわの原因と対策について解説しました。
乾燥小じわは一時的で浅いシワですが、放置すると真皮にまでおよぶ深いシワへと進行してしまいます。

化粧品でセルフケアできるうちに対策を行うことが重要です。
紹介した成分やスキンケア方法、高品質な化粧品でうるおいあふれる若々しい美肌を叶えましょう。

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