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最近は美容意識の高い男性も増えており、メンズ用スキンケア商品も多く見られるようになってきました。
しかし実際には「何から始めればいいのかわからない」といった男性も多いのではないでしょうか?
今回はメンズ肌ケアの方法を白クマ博士とネコ助手が詳しく解説します。 ぜひ参考にしてくださいね!
「そもそも男性の肌にスキンケアは必要なのか」という疑問がある人も多いのではないでしょうか?
そこでまずは男性の肌の特徴を解説します。
ここでは分かりやすいように、女性の皮膚と比較しながら見ていきましょう。
男性と女性では皮膚の構造が異なります。
女性の場合、皮膚の構造の最も外側にある表皮の厚さは約0.2mmあります。
一般的に女性よりも男性の皮膚の方が約0.5mm厚いといわれています。
皮膚は厚くなるほどキメが粗く硬くなり、皮膚のザラつきや毛穴が目立ちやすい状態になります。
皮膚に厚みがあることで紫外線の影響を受けにくいといったメリットもあります。
とはいえ対策をせずに日に当たれば、当然紫外線のダメージを受けることになってしまします。
皮脂の分泌量が多いことも男性の皮膚の特徴です。
一般的に女性よりも男性の方が約2倍以上、皮脂量が多いといわれています。
特におでこから鼻にかけては皮脂分泌が多く、テカリやベタつきが女性よりも目立ちやすい傾向にあります。
過剰な皮脂はニキビや毛穴の詰まり、毛穴の黒ずみの原因にもなります。
皮脂量が多い一方で、水分量は女性よりも少ないのが男性の皮膚の特徴です。
男性の皮膚は女性の皮膚よりも30~40%も水分量が少ないといわれています。
皮脂分泌が多くベタつくのに、部分によっては乾燥が気になるという人も多いのではないでしょうか。
皮膚が置かれる環境においても男性と女性では異なります。
男性の習慣的なシェービングは皮膚の乾燥を促す原因となります。
シェービングは髭だけでなく、皮膚表面の角質や必要な皮脂の膜まで削ぎ落してしまいます。
角質や皮脂膜は皮膚を外部刺激から守ったり、皮膚内の水分を適切に保ったりするバリア機能の役割があります。
このバリア機能が弱まった状態の皮膚をそのままにしておくと、乾燥や肌荒れに繋がってしまうのです。
男性の皮膚は男性ホルモンの影響で、思春期には女性の約2倍の量の皮脂を分泌します。
皮脂量のピークは男女ともに20代ですが、女性が加齢とともに皮脂の分泌量が低下していくのに対して、男性は年齢を重ねてもあまり皮脂の分泌量が減少しないといった特徴があります。
皮脂は健康な皮膚を保つためには必要なものですが、過剰になると様々なトラブルの原因になります。
皮脂分泌の多い男性の皮膚は汚れやすい状態にあるため、ニキビや毛穴トラブルといった悩みを抱える人も少なくありません。
日常的にメイクをする習慣の少ない男性は紫外線を直接浴びることも多く、皮膚が紫外線のダメージに晒されがちです。
皮膚の老化の80%は紫外線の影響による光老化といわれており、紫外線を多く浴びた皮膚はそれだけシミやシワ、たるみができやすくなります。
健やかな皮膚のためには、スキンケアと併せて日焼け止めを日頃から使うことが重要です。
男性が綺麗な肌を維持するためには、まず基本のスキンケアを理解することが重要です。
ここでは実際のスキンケアの順番と役割を解説します。
基本は【洗顔→化粧水→乳液】の3ステップで完了し、朝のみ最後に【日焼け止め】を使用するといった流れになります。
洗顔を行う目的は「皮膚を洗う事」です。
余分な皮脂や、汗やほこりなどの汚れを取り除くことで皮膚を清潔に保ちます。
皮膚を汚れたまま放置しておくと、皮脂の酸化や雑菌の繁殖などが起こり、肌荒れの原因になります。
洗顔は朝晩の2回行うことが望ましいでしょう。
また、洗顔をすることでこの後に使用する保湿アイテムのなじみも良くなります。
洗顔に時間をかけすぎると肌に負担がかかります。 30秒~1分程度を目安に素早く洗いましょう。
化粧水を使用する目的は「皮膚に水分を補う事」です。
男性の皮膚は女性に比べ、皮膚の水分量が少なく乾燥しやすい状態です。
皮膚の乾燥は様々な肌トラブルを引き起こす原因になります。保湿成分が入った化粧水を使用して、皮膚に水分を与えましょう。
乳液を使用する目的は「水分の保持」と「皮膚の保護」です。
皮膚に油分を与えることで、化粧水で補った水分が蒸発しにくくする効果があります。
他にも皮膚の表面を油分で覆うことで、外部刺激から皮膚を保護する役割もあります。
皮脂の分泌量が豊富な人は少量で十分な場合もあります。
基本はこの3ステップですが「もっと手軽にしたい」という人は化粧水と乳液の役割が一つになった、オールインワンアイテムがおすすめです。
日焼け止めを使用する目的は「紫外線ダメージから皮膚を守る事」です。
紫外線はシミ、シワ、たるみだけでなく様々な肌トラブルの原因になります。
スキンケアの効果を損なわないためにも、日焼け止めは毎朝の使用を習慣づけましょう。
ここまで男性向けの一般的なスキンケアについて解説しました。
しかし同じ男性であっても、肌質はそれぞれ違うもの。ここでは肌タイプ別にスキンケアアイテムの選び方を解説します。
肌に合ったスキンケアアイテムを選ぶために、まずは自身の肌タイプをチェックしましょう。
皮脂と水分のバランスが良く健康な状態です。
肌のトラブルが起こりにくいので、比較的アイテムを選ばず使用できることが多いです。
皮脂の分泌が少なく、皮膚の水分量も低下している状態です。
乾燥しやすいので、しっかりと保湿できるアイテムがおすすめです。
皮脂腺の働きが活発で皮脂、水分ともに多い状態です。
ベタつきやすいので、油分の少ないさっぱりとしたアイテムがおすすめです。
部分的に乾燥したり、脂っぽかったりするやっかいな肌状態です。
肌状態の違いに合わせて、部分ごとにアイテムを使い分けましょう。
刺激やかゆみを感じやすく、肌トラブルを起こしやすい状態です。
メントールやアルコールなどの皮膚の刺激になりやすい成分を含むものは避けて、低刺激タイプの保湿効果が高いアイテムを選びましょう。
男性が日常的に行うシェービングも敏感肌の原因の一つです。肌にやさしくを心がけましょう。
スキンケア効果を高めるために、おすすめの化粧品成分を解説します。
ぜひアイテム選びの参考にしてください。
乾燥が気になる肌に、皮膚の水分を保持する力が高い成分です。
皮脂の多さが気になる肌に、皮脂の分泌を抑える成分です。
肌荒れやカミソリ負けなど、肌荒れを防ぎすこやかに保つ成分です。
男性もスキンケアをすることで乾燥や毛穴トラブルを未然に防ぐことが可能です。
始めは面倒に感じるかもしれませんが、少しずつ毎日の習慣にしていきましょう。
肌ケアは面倒・難しいようで、実は美肌へと変化が見られる楽しいものです。年を重ねても、正しい肌ケアを継続することで、清潔感のある健やかな肌を保ちましょう!