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混合肌とは、お肌にテカる部分と乾燥する部分が混合している肌タイプです。スキンケア方法はどうすれば良いのか分からずに、ついつい自己流になっていませんか?
今回のコラムでは、混合肌のテカリを抑えて、ツルンと潤い溢れる美肌に導くスキンケア方法とスキンケア商品の選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
混合肌(コンビネーションスキン)の肌質は以下のような特徴があります。
このような肌トラブルが多くなります。
混合肌とは乾燥肌と脂性肌の肌タイプが混合しており、特にTゾーン(額と鼻周り、あご)はベタつきやすく、日中はメイクはテカってきたり、毛穴の開き、脂っぽさが気になります。
洗顔後はしばらくすると皮脂が出ますが、皮脂分泌量の少ない目元や口元などはカサつきやすく、秋冬の乾燥する季節には乾燥肌に傾くことが多いです。
そして、混合肌は体調や生理、季節などによって肌質が変わりやすい特徴があり、日によって脂性肌になったり、冬になると乾燥肌になったりする揺らぎがちになります。
生活習慣の乱れやホルモンバランスが崩れると、お肌のバリア機能が低下して、お肌は大事な水分を逃さないように、お肌を守るために皮脂を過剰に分泌するようになります。
そのため、肌表面はベタついたりテカったり、ニキビや吹き出物などの肌トラブルが起こりやすくなりますが、実はお肌の内側の角質層は水分量が少ないため、部分的にカサつきます。
混合肌は皮脂量と水分量のバランスが乱れている状態にあるので、皮脂が多いTゾーンはニキビや毛穴の開き、黒ずみが目立つようになり、Uゾーンはつっぱりや乾燥しやすいのです。
混合肌になってしまう主な原因は生活習慣やホルモンバランス影響が大きいですが、間違ったスキンケアにより、肌質が変化することがあるので、肌質に合ったスキンケアが重要です。
混合肌の方がよくやってしまいがちな間違ったスキンケア方法は以下の2つがあります。
肌のベタつきや脂っぽさが気になって、洗浄力が強いクレンジングや洗顔料、アルコール分が強い化粧水等使っていると、必要な皮脂まで奪われて、余計に乾燥が進んでしまいます。
例えば、Tゾーンはベタつくために保湿はほとんどせず、お顔全体にさっぱりした化粧水を塗るだけの簡単なケアをしていると、Uゾーンの乾燥が進んで肌トラブルの原因になるので注意が必要です。
混合肌は脂性肌と乾燥肌が混在していますので、どちらかに偏ったケアではなく、Tゾーンは脂性肌に適したケア、Uゾーンは保湿重視など、部分的にケア方法を変える必要があります。
混合肌の方は、ベタつきや脂っぽさを改善したい思いから、クレンジングや洗顔には念入りに行っても、化粧水や乳液などで保湿をするのは適当にしているケースが多く見られます。
しかし、混合肌はお肌のバリア機能が低下して、水分量が減っている状態ですので、洗顔後の水分補給ケアは非常に大切です。
さっぱりした化粧水を付けるだけのスキンケアは、Uゾーンの乾燥が進むだけでなく、Tゾーンの皮脂分泌も増やして、余計にベタつくようになりますので、保湿はしっかり行いましょう。
では早速、混合肌から潤い美肌になるために、正しいスキンケアの手順をご紹介します。
混合肌のスキンケアのコツは「部分的にお手入れ方法を変えること」です。ちょっとした一手間でお肌の調子やメイクノリも変わりますので、実践していきましょう。
クレンジング剤は、メイク汚れと余分な皮脂、角栓などを取れるタイプであれば、オイル、バーム、クリーム、ジェルタイプなどお好みで選んでOKです。
ただし、洗浄力が強い成分が配合されていたり、スクラブ入りは必要な皮脂まで取られてしまい皮脂が過剰に分泌するのでなるべく避けて、肌に優しいタイプを選ぶようにしましょう。
目元のマスカラやアイメイク、リップメイクが濃いめの方は、予めポイントメイク落としで落としておきます。
▽クレンジングの手順
皮脂分泌の多いTゾーンからスタートし、皮脂量が少なく乾燥しやすいUゾーン(頬、目元、口元)の順番で落としていきます。
1)クレンジング剤を額に広げて、軽くなでるようにメイク汚れを落とします。
2)続いて鼻の周りは毛穴の奥から汚れが取るため、指で優しくクルクルと。
3)Uゾーンの頬、目元、口元は摩擦によるダメージを与えないように優しく洗います。
4)メイクと皮脂が浮いてきたら、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。
混合肌の洗顔料は皮脂やメイク汚れはすっきり落としながら、肌に必要な潤いはしっかり残してくれる、保湿効果が高いものを選びます。
洗顔の順番はクレンジングと同様に、皮脂が出やすいTゾーンから洗い始め、頬、目元、口周りのUゾーンへと移動します。
▽洗顔の手順
1)洗顔料はぬるま湯で十分に泡立てます。
2)Tゾーンにモコモコの泡を乗せて、お肌を擦らないように泡を転がすようにして丁寧に洗います。小鼻の周りは指先で入念にクルクルと。
3)頬と目元、口元は泡を広げて撫でる程度でOKです。
4)生え際やこめかみに泡が残らないように、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。
混合肌の方は肌内部では乾燥していますので、たっぷりの化粧水で水分補給をして、皮脂が酸化しないように適度に油分も与えながら、潤いツヤ肌を育てていきましょう。
皮脂が多いTゾーンにはさっぱりタイプの化粧水・乳液を使い、Uゾーンや乾燥している部分にはしっとりタイプの化粧水・乳液を選びます。
乾燥部分のみ美容液・オイル、クリームを追加してUゾーンを十分保湿することで、混合肌の肌トラブルを予防できます。
▽保湿の手順
化粧水→美容液→乳液→クリーム
※乾燥が気にならない場合は、美容液とクリームは省いてもOKです。
1)洗顔後は、お肌から水分が蒸発しますので、すぐ化粧水でケア。化粧水は乾燥しやすいUゾーンに乗せて、手のひらで包み込むようにプレスします。
2)手のひらに残った化粧水の少量をTゾーンに使います。足りない場合は追加します。
3)乾燥しやすい頬や口元、目元は化粧水を重ね付けして、保湿を徹底します。
4)美容液、オイルは適量をUゾーンのみ使います。
5)乳液を適量手に取り、頬、口元、目元に優しく馴染ませます。
6)Tゾーンの過剰な皮脂分泌を抑えるために、手に残った乳液を額と鼻に馴染ませます。
7)乾燥に傾いているときや秋冬で乾燥する季節はUゾーンのみクリームを追加します。
8)紫外線によるお肌へのダメージを防ぐため、日焼け止めは一年を通して使用します。
混合肌の方は、スキンケア商品は「さっぱりタイプ」もしくは「しっとりタイプ」のどちらを選べばよいか迷うかと思いますが、理想的なのは両方のタイプを揃えておくことです。
揺らぎやすい混合肌は、その日の肌の状態によってスキンケア化粧品を使い分けると、お肌のコンディションが良くなるでしょう。
乾燥に傾いている時は「しっとりタイプ」、ベタつきやすい春夏は「さっぱりタイプ」など、体調や季節によって、アイテムを使い分けると効果的です。
ベタつくからと油分を避けるのではなく、美容液、クリームでしっかりスキンケアをして保湿をすると、肌のバランスが整ってきます。
潤いのある美肌になるためにも、スキンケアだけでなく生活習慣を見直すことも大切なポイントになります。
毎日の食生活は新鮮な野菜や果物、海藻類から豊富なビタミン・ミネラルを摂取し、肉・魚・豆類からタンパク質、その他にも脂質や炭水化物など、バランス良く摂取しましょう。
良質な睡眠、適度な運動、腸内環境を整える、ストレス発散はホルモンバランスを整えて、代謝を促進し、皮脂と水分のバランスがとれた美肌へ導いてくれます。
「HairHapi(ヘアハピ)」では顔の部位によって皮脂量や水分量が異なる混合肌のために、お肌のバリア機能を高めるスキンケア商品が多数揃っていますので、ぜひチェックしてみてください。