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男女ともに気になる、顔のテカリ…。夏だけでなく、乾燥しやすい冬の季節でも脂っぽいオイリー肌に悩まされている人もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、「顔がテカる原因」や「顔のテカリを改善する方法」など、テカリを抑えてさらさらの肌を持続させるためのコツをご紹介します。
顔がテカる原因やテカリ肌の正しいスキンケア方法などを白クマ博士とネコ助手が詳しく解説します。
そもそも、どのような肌質の人がテカリやすくなってしまうのでしょうか? 肌がテカリやすい人は、「脂性肌」か「乾燥肌」のどちらかの肌タイプに当てはまる可能性が高いです。それぞれ、特徴をご紹介します。
「脂性肌」とは、皮脂が過剰に分泌されやすい肌質のこと。テカリによるベタつきやギトギトした質感から、「オイリー肌」とも呼ばれています。
水分量が多くて保水力・保湿力も高いため、乾燥することはほとんどありません。常時ベタつきがあり、毛穴が目立ちやすい人は脂性肌の可能性が高いです。
肌の水分が少なく、カサカサしやすい「乾燥肌」。一見テカリとは無縁に思える乾燥肌ですが、じつは乾燥がテカリの原因になることも。
肌内部の水分が不足している肌質を、「インナードライ」といいます。インナードライ肌は水分を逃さないように皮脂をたくさん分泌するため、表面はテカっていても肌内部は乾燥している場合があるのです。
肌質は、性別によっても変わります。顔のテカリに悩む男性は多いもの。最近では、マスクで蒸れてさらに顔のテカリやベタつきに悩まされる男性も増えているようです。
なぜ男性はテカリやすいのでしょうか? その原因は「皮脂の分泌量」にあります。30代の男性の顔の皮脂量は女性の約2倍といわれており、とくに額から鼻にかけての「Tゾーン」は女性よりも皮脂腺が多いのが特徴です。
「男性ホルモン」が皮脂腺を刺激するため、男性は顔がテカリやすくなるのです。
気になる顔のテカリは、どのような原因で起こるのでしょうか? やってしまいがちな「顔のテカリになる悪習慣」を4つご紹介します。
テカリやすくなる悪習慣のひとつが、偏った食生活。揚げものなどの「脂っこいもの」やスイーツなどの「甘いもの」ばかり食べていると、皮脂の分泌量が増えて毛穴が開きやすくなり、テカリの原因になります。
不摂生な生活を続けたり、ストレスを溜めたりして「ホルモンバランス」が乱れることもテカリの原因のひとつ。ホルモンバランスの乱れによって皮脂腺が刺激されることで、男性だけでなく女性もテカリやすくなります。
紫外線を浴びると、肌の水分が奪われて乾燥状態になります。乾燥を防ぐために過剰に皮脂が分泌されることで、テカリの原因となるのです。
さらに、紫外線の影響で分泌された皮脂は酸化しやすく、毛穴詰まりやニキビなど別の肌トラブルもまねきます。
「顔がテカリやすい=脂性肌」だと思って、クレンジングや洗顔でしっかり皮脂を落としたり、保湿をあまりせず化粧水だけで済ませる人もいるかもしれません。
しかし前述のとおりインナードライの可能性があるため、皮脂を落としすぎたり保湿を怠ったりするとテカリやすくなる場合があります。
では、どのようにして顔のテカリを改善したらよいのでしょうか? まずはスキンケアやメイクで皮脂分泌を抑える方法をご紹介します。
一日に何度も洗顔をしている人や、毎回洗顔料を使って洗っている人もいるのではないでしょうか? しかし、過剰な洗顔は必要な皮脂まで奪ってしまうため、乾燥によるテカリが起こる可能性も・・・。
洗顔の目的は汚れを落とすことなので、夜に一回、朝に一回、計二回洗えば十分。よく泡立てた洗顔料を顔に優しく広げ、低い温度のぬるま湯でやさしく洗い流すだけでOKです。
乾燥による皮脂分泌を抑えるためには、保湿ケアが大切。スキンケアによるベタつきが気になる場合は、成分に「BG」や「DPG」が含まれているものや、パウダー入りのものを選ぶのがおすすめ。
化粧水だけでなく、肌の潤いに蓋をして乾燥を防ぐ、乳液やクリーム、また美容成分が豊富に含まれる美容液もつければ理想的です。
「グリセリン」が主成分になっているスキンケアアイテムは、ベタつきやすいので肌表面をサラサラに仕上げたい人はグリセリンフリーを試すのもおすすめです。
紫外線は夏だけでなく、冬の乾燥した季節でも、雨や曇りの日でも、レースカーテン越しでも降り注ぎます。テカリが気になる人は、夏だけでなく一年中紫外線ケアが必要です。
SPF/PA値は使うシーンに合わせて使い分けます。普段使いであれば、SPF20/PA++で十分ですが、レジャーシーンなどではSPF50+/PA++++の日焼け止めでしっかり肌を守りましょう。
メイクでテカリを抑えるために「ファンデーション」を活用する人も多いでしょう。しかし、油分の多いファンデーションは時間が経つと皮脂と混ざりあってドロドロになり、よりテカリが気になることも・・・。 下地で皮脂を抑えて、油分の少ないパウダータイプかリキッドタイプのファンデーションをなるべく薄くのせるのがおすすめです。薄づきにすることでテカリによる化粧崩れが抑えられ、化粧直しもラクになります。
過剰な皮脂を抑える収れん化粧水やビタミンC誘導体、保湿ではセラミドの配合された化粧品がおすすめです。脂性肌であっても、過剰な洗顔と保湿不足には注意してください。
脂性肌用のパウダー入り化粧水なども一時しのぎにはなるでしょう。
次に、皮脂分泌を抑えるために生活習慣で気をつけたいことをご紹介します。インナーケアは地道ですが、テカリを抑える近道になることもあるのでお試しください。
肌に対して、食生活は重要です。偏った食事を摂ったあとは、野菜や大豆製品などでバランスを取りましょう。
皮脂の分泌をコントロールする食材としては、ビタミンB2が豊富に含まれる「レバー」「海苔」「納豆」「きのこ」や、ビタミンB6が豊富に含まれる「青魚」「マグロ」「ささみ」「ニンニク」などがおすすめです。
ホルモンバランスの乱れは、イライラしやすかったり不眠が続いたりしたときに感じる人も多いでしょう。毎日基礎体温を測って体温表をつけることでも確認できます。
ホルモンバランスの乱れを感じたら、睡眠をとる・ストレスをためない・過度なダイエットをしない・軽い運動をする…などの対策をして整えましょう。
運動習慣をつけることで汗をかき、新陳代謝がよくなって、肌のテカリがよくなるケースもあります。
顔のテカリを改善するためのケア方法をご紹介しましたが、逆に「改善のためにやってしまいがちだけど、本当はやってはいけない間違ったケア方法」もあります。ここでは2つのNGケアをご紹介します。
皮脂分泌が増えてくる夕方くらいになると、あぶらとり紙を使って皮脂を抑えますよね。しかし、使い方によっては逆に皮脂分泌を増やす原因となることもあるので注意が必要です。
全体を満遍なく拭き取ると、乾燥しやすい目元や口元をさらに乾燥させてしまうため、Tゾーンを中心に表面に出ている皮脂だけを軽く抑えるようにして使いましょう。
お湯で洗顔をして、角栓を柔らかくして落とそうとする人もいるかもしれません。しかし、じつは35℃のぬるま湯であっても皮脂が余分に落ちて肌の水分量を低下させてしまうため、熱いお湯での洗顔は皮脂を落としすぎる可能性があります。
テカリが気になる人は、「ぬるま湯よりもさらにぬるい」「少し冷たい」と感じるくらいの28℃ほどのぬるま湯で洗顔をしましょう。
テカリの敵は、「過剰な皮脂分泌」と「乾燥」。毎日のスキンケアや生活習慣を見直すことで、皮脂の分泌をコントロールして、テカリのない肌を目指せます。
まずはご自身の肌タイプを把握して、それに合ったスキンケアアイテムや使用方法を見直してみてください。
テカリ肌のケア方法を解説しました。化粧水やクリームでしっかり保湿ケアすると、逆に皮脂の過剰分泌が抑えられ、サラサラ肌になったりします。スキンケアは奥が深いですね♪