- #毛穴ケア
- #肌トラブル
- #脂性肌
肌質やお肌のお悩みは人それぞれ異なりますが、最も多い3大肌トラブルは「毛穴の開き」、「お肌のくすみ」、そして「顔のテカリ」の3つが挙げられます。
3大肌トラブルは年齢とともに複合的な肌トラブルに発展しやすく、間違ったケア方法をしているとエイジングを加速させてしまうので注意が必要です。
今回の記事では、3大肌トラブルの原因を知り、スキンケア化粧品の選び方と日々のケア方法、内側からのトータルケアまでご紹介しましょう。
白クマ博士とネコ助手が毛穴レス・透明感アップ、サラサラ素肌になる方法をわかりやすく解説します。
お肌の状態は季節が変わったり、環境の変化、ストレスなどによってもゆらぎやすく、普段しっかりとお肌のケアをしていても、様々な肌トラブルが起こり得ます。
特に「毛穴の開き」、「肌のくすみ」、「顔のテカリ」は3大肌トラブルとして、どんな肌質の方にも起こりやすい症状です。では早速、その原因と正しい対処法をみていきましょう。
赤ちゃんのお肌はツルツルしていて毛穴が見えない「毛穴レス」。10代~20代まではお肌の生まれ変わりがスムーズに働いていますので、毛穴が目立たない美肌をキープしやすいです。
しかし30代に入ると、加齢により少しずつ肌の弾力や潤いが失われて、40代になると頬あたりの毛穴が下向きに長く伸びてしまい、メイクでも毛穴が隠せないほど目立ってしまいます。
また、皮脂分泌の活発な鼻の周りやおでこなどは毛穴がパッカリと目立ってしまい、顔全体の毛穴が開いて困ってしまうことも…。まずは原因を知って、早速対策をしていきましょう。
もともと毛穴は皮脂を分泌して汗と混じり合い、お肌に天然の皮脂膜を覆って、外部からの刺激や乾燥を防いでくれる大事な役割があります。
20代後半くらいからストレスや生活習慣の乱れなどが原因で肌が生まれ変わるサイクルが乱れれると、開いた毛穴を閉じる修復機能が弱まり、毛穴が開きっぱなしになってしまうのです。
毛穴の開きの間接的な原因は、間違ったスキンケア、お肌の乾燥、皮脂の過剰分泌、食生活の乱れ、睡眠・運動不足、最近はマスクによる肌蒸れなど、様々な原因が考えられます。
毛穴が開きやすい部位は鼻周り、おでこ、頬、眉間などがあり、顔にある毛穴は体よりも皮脂腺と毛包管が大きいため、一度広がった毛穴は目立ちやすいので要注意です。
特に、小鼻やおでこのTゾーンは皮脂腺が活発なため、過剰な皮脂分泌が起こりやすく、古い角層、老廃物、ホコリなどが皮脂と混ざり合い「角栓」になると「黒ずみ毛穴」になります。
年齢とともに皮下組織のコラーゲンやエラスチンが減少し、お肌の弾力が失われると、頬の毛穴が下向きに流れて垂れ下がってみえる「たるみ毛穴(帯状毛穴)」が起こりやすいのです。
加齢によりお肌の表面にある角質層の水分量も減っていきますので、スキンケアで十分に水分を補給しなければ、お肌のバリア機能が低下し、過剰に皮脂を分泌させて毛穴が開きます。
毛穴の開きを改善するには、まずは過剰な皮脂の分泌を抑えて、毛穴が開きっぱなしの炎症を抑制し、お肌のバリア機能を高めるために、水分量と油分量を合わせた保湿ケアが大切です。
ここからは、毛穴の開きを改善するスキンケア方法をみていきます。
▽クレンジング&洗顔
クレンジングではメイク汚れ、古い角質、皮脂をしっかり落とします。適量を手に取り、優しくクルクルと円を描くようにメイクと馴染ませてから、ぬるま湯でしっかり洗い流します。
洗顔料はぬるま湯できめ細かい泡を作り、泡をTゾーンに乗せてからコロコロ転がすように汚れを吸着させます。次にお顔全体、隅々まで丁寧に馴染ませてぬるま湯でよくすすぎます。
急いでいると強い力になったり、小鼻の毛穴を指の腹で強くゴシゴシ擦ると摩擦により肌が乾燥して、毛穴が目立ってしまうのでNGです。
▽保湿ケア
基本の保湿ケアの順番は、化粧水→美容液→乳液→クリーム→UVケアです。
※メーカーやブランドによって異なることがあるので確認してください。
洗顔後はお肌の水分が逃げてしまいますので、早めに化粧水や美容液で水分をしっかり与えてから乳液やクリームで必要な油分を補い、お肌のバリア機能を正常に保ちましょう。
保湿ケアは適量を手に取り、顔の中心から外側へ、肌を刺激しないように優しいタッチで付けることが大切です。角質ケア美容液は毛穴が気になる部分に付けると効果的です。
毛穴の開きにはビタミンC誘導体配合の美容液を顔全体になじませて、毛穴が気になる部分に重ね付けするとキュッと引き締まり、すべすべ素肌へと導きます。
毛穴ケアのスペシャルケアには、古い角質を落とす酵素洗顔やクレイマスク、ピーリングなどがありますが、お肌に刺激を与えないように週に1~2回の使用がおすすめです。
続いては、お顔がどんよりと暗く沈んで見える状態の「お肌のくすみ」の原因と対処法をみていきます。
お肌のくすみは、夕方の疲れた頃に感じやすく、また朝起きた時にも透明感やツヤがなく、茶色い、黄色っぽく見えるなど、人によっても様々です。
複合的な肌トラブルに発展しないためにも肌のくすみの原因を知り、早めのケア、対策法を取り入れていきましょう。
肌のくすみにはいくつかタイプがあります。
洗顔時に力を入れたり、スキンケアの保湿が十分ではない場合、バリア機能が下がり、お肌のキメが乱れてツヤやハリが失われますので、影ができたようにくすんで見えます。
薄い褐色、茶色っぽいくすみは長年の紫外線によるダメージの蓄積、メイクやスキンケアの強い刺激などにより、メラニンが排出されずに色素沈着してしまうことが原因です。
ストレスや生活習慣の乱れによって血行不良が起こると、お肌に十分な栄養が行き渡らず、毛細血管が青く目立って顔色が悪くなり、肌の明るさが失われて、青黒いくすみが発生します。
糖化による黄色味を帯びたくすみは、糖分のとりすぎが原因です。
糖質(砂糖、白米、麺類など)とお肌のタンパク質が結びつくと「糖化」が起こり、AGEs(最終糖化生成物)と呼ばれる黄褐色の物質に変質し、黄ぐすみの原因となります。
加齢や生活習慣の乱れによってお肌のターンオーバーが乱れると古い角質が肌に留まって、固くごわつくようになり、透明感が失われてくすみの原因になります。
透明感を取り戻すために、クレンジング&洗顔で古い角質や皮脂はしっかり落として、化粧水・乳液で水分量・油分量のバランスを整えて、スペシャルケアも投入しましょう。
ここからは、肌のくすみを改善するスキンケア方法をみていきます。
▽クレンジング&洗顔
くすみと濁りを除去するために、クレンジングはしっかりとメイク・余分な皮脂汚れ、古い角質を落としていきます。適量をお顔全体に馴染ませたら、ぬるま湯でしっかりすすぎます。
洗顔料は適量にぬるま湯を加えながらたっぷりの泡を作り、泡を転がすように力入れずに吸着させるイメージで洗います。最後はぬるま湯で生え際などにすすぎ残しがないように。
▽保湿ケア
基本の保湿ケアの順番は、化粧水→美容液→乳液→クリーム→UVケアです。
※メーカーやブランドによって異なることがあるので確認してください。
くすみ対策の化粧水は拭き取りタイプと保湿ローションタイプがあります。一度コットンに拭き取り化粧水を適量とり、優しく拭き取ってお肌に残った古い角質を除去すると効果的です。
その後に保湿タイプの化粧水を付けると、先程の拭き取り化粧水で有効成分の吸収率がアップして潤い効果が高まり、一日中透明感をキープすることができます。
お肌のくすみは角質層に水分量が減っていますので、化粧水を両手に広げてしっかりと顔全体になじませて、再度繰り返して肌の水分力を高めましょう。
スペシャルケアとして、くすみ抜きには美白美容液、シートマスクを導入すると透明感アップに効果的です。集中的に水分と美白成分を投入すれば、肌色が明るくなるのを実感できます。
さて、3つめの肌トラブルは「顔のテカリ」です。
メイクをして約5時間後に顔がテカっている、特にTゾーン(額・鼻)が崩れやすい、洗顔後に何も付けなくても肌表面がベタついている、という方はテカリ対策が必要です。
顔のテカリは肌タイプが脂性肌(オイリー肌)の方だけでなく、混合肌や乾燥肌の方にも共通した悩みです。主に皮脂の過剰分泌やホルモンバランスの乱れなど、様々な要因があります。
顔のテカリをなんとかしたい気持ちから洗顔時にゴシゴシと強い刺激を与えたり、保湿を全くしない方は必要な皮脂まで取られてしまい、肌を守ろうと余計に皮脂分泌が促進されます。
本来、皮脂は肌表面の汗と混ざり、お肌から水分が蒸発することを防ぐ役割がありますが、皮脂分泌が活発化すると、顔のテカリや吹き出物などの肌トラブルになってしまうのです。
生理時期や加齢によるホルモンバランスの乱れは男性ホルモンが優位になったり、黄体ホルモンの分泌が増加しますので、一時的な脂性肌になりやすく、メイクのテカリが気になります。
その他にも、過度なストレスや食生活の乱れ、睡眠不足・運動不足といった生活習慣が乱れている場合もターンオーバーが遅れがちになり、皮脂の過剰分泌に繋がります。
顔のテカリ対策には、皮脂を吸着しやすいクレイや炭、皮脂を抑える成分、ライスパワー®No.6やビタミンC誘導体などを配合した商品がおすすめです。
顔がテカりやすい方は皮脂の過剰分泌により、肌荒れや吹き出物にも悩まれる方も多く、そういった肌荒れ対策には、医薬部外品の有効成分が配合された商品を選ぶと良いでしょう。
例えば、肌荒れの炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウム・ビタミンE誘導体・アラントイン、トラネキサム酸は美白有効成分にも効果が期待できる成分です。
テカリやベタつきが気になるからといって、一日に何度も洗顔したり、洗浄力が強いスクラブ洗顔料を使ったり、洗顔後は保湿をしない方は肌バリア機能を低下させるのでNGです。
ここからは、正しいスキンケア方法をみていきましょう。
▽クレンジング&洗顔
テカリを防ぐために、摩擦を避けて肌を擦らずに、優しくクレンジング・洗顔します。クレンジングはミルクやジェルを使い、メイク汚れと余分な皮脂をしっかりと落とします。
すすぎは水よりもぬるま湯でしっかりと洗い流してください。洗顔料はよく泡立ててTゾーンに置いてからクルクルと泡を転がして、その後お顔全体に広げて洗います。
小鼻の黒ずみや角栓など毛穴が気になる時は、パウダータイプの酵素洗顔を週1回~2回くらいの頻度で取り入れと効果的です。
▽保湿ケア
基本の保湿ケアの順番は、化粧水→美容液→乳液→クリーム→UVケアです。
※メーカーやブランドによって異なることがあるので確認してください。
肌表面のテカリは水分不足による皮脂の過剰分泌にあります。
洗顔後は、お肌へ化粧水と美容液を惜しみなくたっぷり与えましょう。お肌に刺激を与えないように手のひらでお顔全体を包み込むようにして化粧水・美容液をつけてください。
ベタつきやすいTゾーンに汗や皮脂分泌を抑制する「収れん化粧水」を使用するのも皮脂抑制に効果が期待できます。アルコール(エタノール)の配合量が多いため、顔全体にはNGです。
スキンケアで与えた水分が蒸発しないように乳液でしっかりと蓋をします。ベタつきが気になる方はオイルフリーやジェルタイプがおすすめです。
スペシャルケアとしては、洗顔後に化粧水と美容液をお顔全体になじませてから、ローションマスクを使ってパックをすると、皮脂が抑制されて水分のバランスが整います。
丁寧なスキンケアが結果をもたらします♪
3大肌トラブルを改善するには、毎日の正しいスキンケアはもちろんのこと、生活習慣を見直して規則正しい生活を送ることも大切です。
食生活は脂質や糖質、アルコールの過剰摂取は避けて、お肌を滑らかに保つビタミンB群、ビタミンC、を豊富に含む緑黄色野菜、果物、肉魚類、豆類をバランスよく摂取しましょう。
特に魚類や乳製品に多く含まれているビタミンB群は抗酸化作用に優れ、皮膚と粘膜を正常に保ち、肌のテカリを抑えてくすみのない透明感のある肌になる効果があります。
また、睡眠中には肌の新陳代謝が活性化させる成長ホルモンが分泌されますので、良質な睡眠、適度な運動を心がけることも大切です。
3大肌トラブルは正しいスキンケアと生活習慣の見直しによって改善することができますので、いつまでも輝く美肌をキープしましょう。
ヘアハピは高品質なスキンケア商品をご紹介していますのでぜひチェックしてみてくださいね。