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ベタベタするところがあるのに、乾燥しているところもある混合肌の方は、クレンジング剤選びで迷っていませんか?
どちらの肌質に合わせれば良いのか、メイクを落とすときに気をつけることはないか、混合肌のクレンジングについて詳しく解説します。
クレンジング剤の選び方についても詳しくお話ししますので、ぜひ参考にしてください。
混合肌とは、顔の中にオイリーな部分とドライな部分が混在している肌のことです。一部は普通肌である場合もあります。 顔のパーツによって肌質が異なるため、クレンジングや洗顔、保湿の仕方も部位に合わせて替える必要があります。 ではどのような肌が混合肌なのか、以下のチェックポイントを見てみましょう。
脂性肌と見分けがつきにくい部分もあるのですが、全体的にオイリーなら脂性肌、部分的に乾燥していたり、ゴワゴワしていたりする部分があれば混合肌だといえるでしょう。
体調や季節によっても肌の状態は変化します。ときどきチェックしてみてくださいね。
クレンジングにはさまざまなタイプがあります。自分の肌に合っているものを選ぶためにも、どのような特徴があるのかを知っておきましょう。
オイルが主成分のクレンジングで、比較的洗浄力の強いものです。濃いメイクもすんなりと落とせるので、日頃しっかりとメイクをしている方におすすめです。
アイメイクなどは専用のリムーバーを使うのが基本ですが、オイルタイプならアイシャドウやマスカラも含めてすべて落とせるものが多いです。
マツエクをしている人は、基本的にオイルクレンジングはNGです。「マツエクOK」と書いてあるもの以外は使わないようにしましょう。
水ベースのさらさらしたクレンジングです。さっぱりしていながら洗浄力もあるので、濃いめのメイクでもしっかり落とせます。
リキッドタイプはオイルフリーでマツエクをしている人でも使えるものが多いです。
使用感はとてもさっぱりしていますが、オイルタイプと比べると洗浄力はやや弱いので、ナチュラルメイクの人におすすめです。
ミルクタイプは乳液のようなテクスチャーで、とろっとしています。洗浄力はそれほど強くありません。
界面活性剤の配合量が少ないため、肌への負担も少ないです。
濃いメイクを落とすのにはあまり向いていないので、軽いメイクにした日やナチュラルメイクの方におすすめです。
ジェルタイプはオイルが入っているものと入っていないものがあります。オイルが入っているものは洗浄力が強めですが、入っていないものは比較的肌に優しい、穏やかなものが多いです。
テクスチャーも硬めのものからゆるめのトロッとしたものまでさまざまです。
油性のアイメイクなどはやや落ちにくいので、ポイントメイクリムーバーなどと併用すると良いでしょう。
洗い上がりはさっぱりするのにつっぱらず、サラッとしています。
クリームタイプは保湿力も高く、肌への負担も少ないクレンジングです。コールドクリームと呼ばれることもあります。
油分が多いので、メイクをしっかり落としながらも、洗い上がりはしっとりしています。
使い方は、ティッシュオフしてから洗顔するタイプと、そのままお湯で流すタイプがあります。
バームタイプは容器に入っているときは固形のクレンジングです。スパチュラなどで手に取り、手で広げると体温で溶けてオイル状になります。
とても肌馴染みがよく、するするっと伸びるのも特徴です。
油分が多く配合されていることから、メイクもしっかり落とせるのに、潤いはキープできる優れものです。
サラッとしているのはリキッドタイプと一緒なのですが、使い方が違います。コットンに含ませて、拭き取るようにして使いますので、洗い流す必要がありません。
毎日コットンで肌を摩擦するのはあまりおすすめできないので、疲れてメイク落としが面倒な時などたまに使う程度にとどめておいた方が良いでしょう。
時間がない時や旅行先で使うなど、1本あると便利です。
あらかじめシートにクレンジング剤が含まれていますので、取り出して顔を拭くだけでクレンジングができます。
時間がない時や疲れてクレンジングが面倒な時などは、ささっと拭き取るだけなのでとても便利です。
染み込ませてあるクレンジング剤は、リキッドタイプやオイルタイプなどさまざまです。
拭き取りタイプと同様に肌への摩擦が増えますので、毎日使うのではなく緊急的な使い方がおすすめです。
ホホバオイルやアルガンオイルなど、天然の植物オイルもクレンジング剤として使うことができます。
手にオイルを出して手のひらでよく温めてから顔全体伸ばし、メイクとなじませます。ティッシュで軽く拭き取ってからいつも通り洗顔をします。
天然植物オイルは、人の皮脂にも含まれている脂肪酸が含まれているので肌馴染みが良いのが特徴です。
また、メイクの油分とも馴染むので、メイクはしっかりと落としながら肌の潤いは残せるというメリットがあります。
混合肌はベタつくところとカサつくところが混在しているため、どうやってクレンジングをすれば良いか迷ってしまう人もいると思います。
クレンジングの正しい方法は、肌質を問わず同じです。そのポイントについて説明します。
どのタイプのクレンジング剤を使う場合でも特に注意して欲しいのは、肌をこすりすぎないということです。
クレンジング剤は、含まれている油分がファンデーションなどの油分となじむことでメイク成分を浮き立たせ、界面活性剤の力で乳化することによって洗い流すことができるようになっています。
通常、油と水は相容れない存在ですが、界面活性剤の働きによって水と油が混ざるようになり、簡単にスルッと落とせるのです。
ですから、クレンジングをするときには、
この手順がとても大切です。
この2つのポイントを守ってクレンジングをすることによって、肌をこすりすぎることなくメイクを落とすことができます。
クレンジングに時間をかけ過ぎるのも良くありません。なじませてから洗い流すまで、1分程度で済ませるのが理想です。
クレンジングは洗顔料よりも洗浄力が強いので、あまり肌に長時間のせておくのは良くありません。
また、せっかく浮かせたメイクの汚れがまた毛穴に戻ってしまうこともあるため、すばやく落とす必要があります。
リキッドタイプや拭き取りタイプ以外のクレンジングは、洗顔の前に一度洗い流すことになります。
クレンジングを流すときは、熱いお湯やシャワーを使わず、ぬるま湯で丁寧にすすぐようにしてください。
顔の皮膚はとても薄くてデリケートなため、40度以上のお湯は熱すぎます。
せっかく丁寧にクレンジングをしても、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性がありますので、体温よりも低いぬるま湯を使いましょう。
また、シャワーには水圧がありますので、肌への刺激となり、シワやたるみの原因となるためです。
クレンジング剤をなじませるときだけでなく、洗い流す時も「丁寧に優しく」を心がけましょう。
先ほどご紹介したクレンジングの種類のうち、どれが混合肌に向いているのでしょうか。
クレンジングはメイクの汚れを落とすことが目的なので、どのような肌質でも選び方の基本は一緒です。
洗顔は部位別に行うこともできますが、クレンジングは少し難しいので、肌質のバランスや保湿成分で選ぶと良いでしょう。
混合肌とひとくちにいっても、その組み合わせはいろいろあります。
ベタベタとカサカサ、どちらが多いかお肌の様子を見てみてください。
ベタつく部分が多いなら、オイルやジェルタイプ(オイル入り)、バームタイプが良いでしょう。
乾燥している部分が多いと感じるなら、ミルクタイプやクリームタイプがおすすめです。
もし面倒でないなら、Tゾーンはオイルタイプを使い、頬など乾燥する部分はミルクタイプを使うなど、部位別に使い分けても良いでしょう。
オイリーな部分が多いと、保湿成分は不要ではないかと思われがちですが、それは逆です。
角層の水分量が足りないために過剰に皮脂が分泌されてしまっているので、ベタつくからこそ保湿が必要なのです。
もちろん、カサカサの部分が多い人にも保湿は必要ですから、クレンジング剤は保湿効果の高いものを選ぶことをおすすめします。
おすすめの成分は
などです。
クレンジング剤を購入するときに、成分表もチェックしてみてください。
普段はそれほどベタつきを感じない人でも、しっかりメイクをした日は洗浄力が強めのクレンジング剤を使ってきちんとメイクを落とした方が良いです。
洗浄力が強くても、たまに使うくらいなら問題はなく、むしろメイクが落としきれずに肌に残ってしまう方が問題です。
洗顔後、すぐに保湿をすれば大丈夫ですので、メイクの濃さによってクレンジング剤も使い分けましょう。
混合肌は、肌の水分と油分のバランスが乱れており、バリア機能も低下しています。
これ以上刺激を与えたくはないので、肌に負担のかかる成分が入っているクレンジング剤は避けてください。
などです。
界面活性剤は水と油を混ぜるための乳化剤の役割を果たすものであり、決して悪いものではありません。
たとえば酢と油を混ぜて作るマヨネーズは卵黄(レシチン)が界面活性剤の役割を果たしています。
ただし、人工的に作られた石油系合成界面活性剤は肌への刺激が非常に強いため、使い続けることで肌のバリア機能を低下させる恐れがあります。
などが使われていないか、成分表をチェックしてみてください。
「肌に刺激のある成分は使っていない」ということが詳しく説明されている商品を選ぶと間違いないでしょう。
洗顔や保湿と比べると、クレンジングはあまり重視していなかったという人も多いのではないでしょうか。
使用感で選んでいたり、洗浄力の強さで選んでいたりすることが多いと思います。
しかし、洗顔の前にメイクをしっかり落とし、なおかつ、お肌の潤いもキープするには、肌質にあったクレンジング剤を選ぶことがとても大切です。
とりあえずメイクが落ちればいいと毎日オイルタイプを使っていたら、Tゾーン以外がより乾燥してしまうかもしれません。
また、女性の肌はとても敏感で、ストレスや月経周期などによっても影響を受けます。
体調や季節によっても肌の状態は違いますので、1年中同じクレンジング剤が良いとも限りません。
日々の肌の変化に合わせ、その都度、お肌の状態ににあったクレンジング剤を選ぶことで健やかなお肌を保つことができます。
オイリーでベタつく部分があるのに、一方ではかさつき、くすみも気になる混合肌の原因は、水分不足です。
水分不足なら肌が乾燥するのではないかと思われるかもしれませんが、混合肌は単に水分量が足りないのではなく、水分と油分のバランスが乱れている状態です。
いわゆる「インナードライ肌」であり、水分不足で角質層は乾燥しているのに、肌の表面には皮脂が多く出てくるため、脂性肌と間違えられやすいのです。
混合肌は角層の水分が不足しているため、たっぷり保湿をしなければならないところ、脂性肌と勘違いをして誤ったスキンケアをしてしまう人がいます。
ベタつくから乳液やクリームは使わない、化粧水だけにするといったスキンケアは間違いで、油分で蓋をしないと逆に水分が蒸発しやすくなってしまいます。
肌の内部が乾燥し、水分不足を補うためにかえって皮脂が出てしまいます。
ベタベタもカサカサも、徹底した保湿が必要なことに変わりありません。
肌の水分不足はバリア機能の低下も招きます。角層の潤いが足りないとキメが粗くなり、外部からの刺激にも弱くなります。
この時、角層の潤いを守り、角層のバリア機能を正常に作用させる成分が「セラミド」です。
セラミドが足りないと肌の水分はどんどん蒸発してしまい、さらに乾燥が進むという悪循環に。ターンオーバーも乱れがちで、肌のごわつき、くすみも目立ちます。
こういった状態を改善してくれる成分がセラミドとなります。
セラミドの働きや種類に関しては以下の記事を参考にして下さい。
保湿はもちろん、肌をこすらず、紫外線対策もしっかりして、肌への刺激を少しでも減らしましょう。
肌は食べたものでできていますし、寝ている間に成長ホルモンがたくさん分泌されることによって健康な肌が作られます。
ですから、栄養バランスの悪い食事や睡眠不足は新陳代謝の乱れやバリア機能の低下を招き、混合肌になりやすいのです。
質の高い睡眠をとり、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどお肌に必要な栄養素をまんべんなく取れるような食事を心がけてください。
混合肌はベタつくところとカサつくところがあり、どちらに合わせてクレンジング剤を選んだら良いか、迷ってしまうことも多いでしょう。
ベタつくところが多いか、それともカサつくところが多いか、部位に合わせて選ぶ方法もありますし、メイクの濃さに合わせる方法もあります。
なにより、お肌の状態は毎日同じではないので、その都度肌の状態に合わせながら選ぶことが重要です。
今回はクレンジング剤の種類もご紹介していますので、お肌の声を聞きながら、適したものを選んでいきましょう。
クレンジングから始まる、丁寧なお肌のお手入れが美肌をもたらします。スキンケアを趣味にしても良いですよ♪