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KNOWLEDGE OF SKIN CARE
VOL.
27
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肌のキメとは?肌のキメを整える正しいスキンケア

つるつるとなめらかな肌を「キメの細かい肌」といいますが、その「キメ」とはどのようなものか、実際のところはあまりよくわからないという人も多いのではないでしょうか?

今回は肌の健康のバロメーターとなる「キメ」について詳しくお話しするとともに、キメを整えるにはどうすれば良いのか、スキンケアの方法についても解説します。

白クマ博士とネコ助手が、詳しく解説するのでぜひ参考にして下さい。

肌のキメとは

肌のキメのアップ画像

肌のキメとは、肌の表面にある細かい凸凹のことをいいます。規則的な三角形が並んだ拡大写真を目にしたことはありませんか?

この三角形は、「皮丘(ひきゅう)」と呼ばれるふくらみと、「皮溝(ひこう)」と呼ばれる 溝からできています。この編み目状になった三角形を「皮紋(ひもん)」といいます。

皮紋が細かく、同じ大きさで整っている状態を「キメの細かい肌」というのです。キメの細かい肌は適度なハリがあり、しわも目立ちにくいです。

なめらかな肌を作るには、キメを整えることが何よりも重要だということです。

肌のキメが乱れる原因

肌のキメが乱れる原因とは

キメの整っていない肌は、皮溝が深く、皮丘のふくらみも不十分です。皮紋は乱れ、編み目模様が不規則になっています。

こうなると肌の弾力は失われ、かさかさして荒れた肌に見えてしまいます。

肌のキメが乱れる原因には、このようなものがあります。

外部からの刺激

仕事中、日に当たる女性

顔は常に外に出ているため、外部からの刺激を受けやすく、紫外線のダメージによってキメが粗くなってしまいます。

また、普段のスキンケアにも注意です。

ゴシゴシと力を入れて洗顔したり、化粧水や乳液を塗るときに力が強すぎたりすると、その摩擦が刺激となって肌のキメを乱してしまうのです。

ターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーの解説図

加齢やストレス、不規則な生活によって肌のターンオーバーが乱れると、新しい細胞への入れ替えがうまく進まずに、古い角質が肌の表面に残ったままになってしまいます。

ごわごわした角質が残っていることにより、肌のキメも粗くなってしまうのです。

乾燥

乾燥した肌

キメの整った肌は皮丘がふっくらしていて、皮溝も浅いものです。

しかし肌の乾燥がひどくなると、溝は深くなり、皮丘のふくらみも扁平になります。そのため、しぼんだような、ガサガサ感のある肌になってしまうのです。

肌の乾燥は、体質的な問題もありますが、多くは誤ったスキンケアや栄養バランスの良くない食事、睡眠不足などが原因です。

肌のキメを整えるスキンケア方法

肌のキメを整えるスキンケア法

ではどうすれば、きれいな三角形が並んだキメの細かい肌を作ることができるのでしょうか。肌のキメを整える正しいスキンケア方法についてまとめましたので、早速今日から実践してみてください。

肌に負担を与えない優しいクレンジングと洗顔

洗顔する女性

まずは、肌への刺激を極力抑えるために、クレンジングと洗顔を優しく行うことを心がけてください。

クレンジングは、表示に従って適量を使うことがとても大切です。量が足りないままメイクを落とそうとすると、指で肌を無駄に動かしてしまい、それが刺激となります。

適量もしくはやや多めにクレンジング剤を使い、肌を動かさず、丁寧にメイクとなじませるようにしてください。

洗顔も同様です。泡立てが足りないと手で肌をゴシゴシとこすってしまいます。手が顔に触れないくらいのたっぷりの泡を立てて、こするのではなく、泡の力で汚れを落としましょう。

また、洗い流す時のお湯の温度にも注意が必要です。40度くらいのお湯を使う人が多いと思いますが、顔に使うのは体温よりぬるめのお湯が適しています。

お湯が熱すぎると必要な皮脂まで落とし、肌が乾燥してしまいます。32~34度くらい、触った時に少し冷たいかなと感じるくらいの温度で洗い流してください。

保湿成分の入った化粧品を使う

化粧水をハンドプレスする女性

顔を洗った後は、間髪を容れず保湿をします。肌のキメが粗くなっている時はとにかく保湿をしてふっくらさせたいので、保湿成分にこだわってみましょう。

  • セラミド
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • プラセンタ

など、保湿成分が入っている化粧品を選びます。

乾燥が気になる時は、化粧水を重ね付けしてみましょう。両手でしっかり馴染ませたら、ハンドプレスをして化粧水を押し込みます。さらにもう一度化粧水を手に取り、頬など乾燥しやすいところに重ねてみてください。

クリームの油分でしっかり蓋をする

スキンケアクリーム

水分を与えた後は、その水分が蒸発しないように油分でしっかりと蓋をします。クリームの重さが苦手な人は、しっとりタイプの乳液がおすすめです。

クリームを塗る時は肌をこすらないようにして、丁寧に指を滑らせるようになじませていきましょう。

乾燥を防ぐ、徹底した保湿

スキンケアにプラスして、普段の生活の中で肌が乾燥しないように気をつけることも大切です。

  • 加湿器を使う
  • 水分をしっかり摂る

などを心がけてください。

特に、水分補給はとても大切です。汗をかく季節でないと、ついうっかり水分補給を忘れがちですが、体の水分が足りないとお肌も乾燥します。

1時間ごとにコップ1杯のお水を飲むよう、心がけてみてください。

紫外線対策

日焼け止めクリーム

紫外線のダメージは、シミの元になるだけでなく、肌を乾燥させます。その乾燥が肌のキメが乱れる原因となりますので、年間を通して紫外線対策をしっかりしていきましょう。

冬の寒い日でも、雨が降っていない限りは日焼け止めを忘れずに塗ってください。

肌のターンオーバーを整える規則正しい生活も大事!

ストレッチをする女性

肌のキメを整えるには、スキンケアと同じくらい、生活習慣が大切です。どんなに保湿をしても、食生活が乱れていたり、睡眠不足だったりすると、肌のキメは整いません。

お肌はタンパク質からできていますので、良質なタンパク質をとること、そして代謝をスムーズにするためにはビタミン類も欠かせません

栄養バランスの良い食事をとるようにして、早寝早起きを心がけましょう。

睡眠不足の影響はお肌にダイレクトにあらわれます。その日のうちには寝るようにして、しっかり睡眠をとってください。

キメを整えるスキンケア:まとめ

キメの整った肌とは、お肌にある凸凹がきれいな三角形(皮紋)を作っている状態のことをいいます。シワが目立ちにくく、ふっくらしています。

紫外線や誤ったスキンケア方法が肌のキメが乱れる原因です。肌のキメを整えるには、刺激を与えない丁寧なスキンケア、徹底した保湿、そして紫外線対策が有効です。

また、食事や睡眠も肌のキメに影響を与えます。早寝早起きを心がけ、栄養バランスの取れた食事をすることも、スキンケアと同じくらい大切です。

キメの整った肌になるために、今日解説したことをぜひ実践してください。新陳代謝を上げるため半身浴や運動習慣をつけるのもおすすめです♪

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