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KNOWLEDGE OF SKIN CARE
VOL.
02
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スキンケアで美肌になる第一歩!お肌の基礎知識をわかりやすく解説します

お肌のことをもっとよく知って正しいお手入れでツヤツヤの美肌を目指しましょう♪

スキンケアで美肌になる第一歩!お肌の基礎知識

私たちが毎日、何気なくしているお肌のお手入れ。いつまでも赤ちゃんのようなみずみずしい素肌を保つために、丁寧なスキンケアを心がけてる方も多いことでしょう。

スキンケアは「洗顔」「保湿」が大切だとよく言われますが、そもそも私たちのお肌はどんな構造になっていて、どのような働きをしてくれるのでしょうか。

お肌の構造や働きを理解すると、今よりも一層、美肌に近づくことができます。そこで今回は、美肌になるための第一歩として、白クマ博士とネコ助手が皮膚(お肌)の構造や働きをわかりやすく解説します。

スキンケアやヘアケアは私たち白クマ博士とネコ助手にお任せください!

お肌(皮膚)の働き

美しい女性の肌

まずは、人間のお肌(皮膚)は何のためにあるのか見ていきましょう。

私たちの顔と体を含む全ての部位は「皮膚」に覆われています。体全体の皮膚面積は、大人の場合、約1.6平方メートル〜2平方メートルあり、皮膚を広げると畳一枚分にもなります。

皮膚の重さは体重全体の16%を占める人体最大の臓器です。そんな皮膚は、私たちが健康に生きる上で様々な役割を果たしています。

例えば、皮膚には紫外線や乾燥といった外的環境から体の内側にある内臓や血管から守るバリア機能があり、体温や水分量を適度に調節し、体のコンディションを正常に保っています。

他にも、皮膚の表面から汗や皮脂・老廃物を分泌する排出機能、何か物に触った時に、「熱い」「冷たい」「痛い」といった感覚を脳に伝える感覚機能も大切な役割です。

また、皮膚は万が一体の中に細菌やウイルスが侵入した場合、異物を察知して体の外側に排除してくれる免疫機能も持っています。

このように、皮膚は私たちの体に様々な役割があるため、毎日を健康に過ごすためにもお肌をお手入れすることは大切だといえますね。

お肌(皮膚)の構造

ここからは皮膚の構造について詳しく見ていきましょう。

私たちは普段、「お肌」とひと言で呼んでいますが、実は皮膚の構造は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層から成り立っています。

私たちの手で触れることができる一番外側にある層が「表皮」、その内側が「真皮」、さらに内側にあるのが「皮下組織」です。

これら3層の中に神経系である「血管」・「リンパ管」、そして付属器の「皮脂腺」「汗腺」があり、それぞれの役割が相互的に働いています。

皮膚の一番外側にある「表皮」の働き

私たちがお肌を触って、目でも確認できる部分が皮膚の一番外側にある「表皮」です。

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層から成り立っていると述べましたが、皮膚の中でも最も薄い層が「表皮」になります

「表皮」の厚さは平均0.2mmしかなく、デリケートな部位なので、洗顔やスキンケアは優しいタッチで行うことが大切だと言われているのですね。

また、「表皮」は肌のキメの細かさや肌のツヤといった「美肌」を決定づけています。もともと男性よりも女性の方が表皮の凹凸が少なく、すべすべで滑らかな肌をしています。

しかし、女性も紫外線の影響やお肌の乾燥、加齢などの原因によって皮溝の幅が広く深くなり、肌のキメが粗くなってしまうのです。

年齢を重ねるとともに、表皮の内部でターンオーバー(新陳代謝)が遅れがちになるため、古い角質が肌に残ってしまい、シミやしわ・肌のくすみといったトラブルも増えていきます。

日頃からしっかりと紫外線対策をして、保湿重視のスキンケアを心がけることで、表皮内のターンオーバーが正常な周期に整えられて、新しい細胞を生み出すことができます。

表皮内で水分と油分のバランスが良好であれば、すべすべで見た目も美しい透明感のあるお肌を保つことができるのです。

お肌の潤いは角質層にある3つの要素「皮脂」「NMF」「セラミド」によって保たれる

表皮の断面

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層から構成されていますが、皮膚の一番外側にある「表皮」はさらに4つの層があります。

表皮は内側から「基底層(きていそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「角層(かくそう)」から成り立っており、バリア機能と保湿機能を果たしています。

基底層で新しく作られた細胞が分裂をして基底細胞となり、有棘細胞、顆粒細胞、そして角質細胞と変わり、最後は垢となって剥がれ落ち、お肌の細胞はリフレッシュされるのです。

これを「ターンオーバー」といい、正常であれば約28日周期で行われています。

しかし、先ほども述べたように、外的刺激や加齢などの原因によってターンオーバーの周期が遅れてしまうと、古い角質が肌表面に留まり、角層が分厚くなってしまい、透明感が失われてしまうのです。

角層の周辺には「皮脂」「NMF」「セラミド」があり、肌の水分量を適度に保ち、お肌の表面をみずみずしく保つという大切な保湿の役割があります。

肌の潤いを保つ潤い成分

皮脂の働き:角層の水分の蒸発を防ぎながら水分量を一定に保ち、天然の保湿クリームのような役割を果たしています。

NMF(天然保湿因子):主にアミノ酸でできており、水の分子と結合しやすい天然の美容液のような存在であり、角質細胞の中で水分を保っています。

セラミド:角層細胞同士の間は細胞間脂質によって隙間が満たされていて、層が重なりあう「ラメラ構造」を成しています。適度に水分量を保ち、外的刺激から異物が侵入するのを防いでいます。

このように、私たちの肌には、もともと水分と油分のバランスを整える「皮脂」「NMF」「セラミド」が整っているため、角層で水分量15~20%をキープできれば、みずみずしい素肌を保つことができます

しかし、刺激の強い洗顔料を使ったり、ピーリングなどをやりすぎた場合、「皮脂」「NMF」「セラミド」の働きが弱まって、角層の水分量が下がってお肌が乾燥してしまうのです。

スキンケアで美肌になるためには、保湿力の高いものを選び、角質層を正常に整えて、乾燥を防ぐことがとても大切です。

皮膚の大部分を占める「真皮」の働き

ここからは、皮膚の大部分を占める「真皮」の構造と働きについて見ていきましょう。

「真皮」は表皮の下にあり、「表皮」と「真皮」は基底膜によって繋がれています。「真皮」は「表皮」よりも10~15倍もの厚みがあり、皮膚全体の95%は「真皮」です。

「真皮」の働きは、毛細血管とリンパ管を通じて、表皮へ食事から摂取した栄養素を運んでいます。「表皮」で行われる細胞分裂や正常なターンオーバーを手助けしているのです。

「真皮」は線維状のタンパク質である「コラーゲン」が大部分を占めており、他にも弾力性に優れた繊維群「エラスチン」が細胞の間を満たしています。

Memo

「真皮」はお肌を触った時に感じる肌のハリや弾力といった若々しさを保つ大切な役割を果たしています。

お肌の潤いや弾力を決定しているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は「真皮」にある「線維芽細胞」で作られており、美肌の製造工場といえますね。

日頃から紫外線を過剰に浴びたり、加齢による乾燥が進むと、「線維芽細胞」の働きが弱まって、真皮内でコラーゲンやエラスチンの量が減少し、お肌のハリや弾力が失われて、しわやたるみの原因となってしまうので注意が必要です。

皮膚の一番下にある「皮下組織」の働き

真皮の下には「皮下組織」があります。では「皮下組織」の構造と働きを見ていきましょう。

「皮下組織」の大部分は皮下脂肪(脂肪細胞)で構成されており、筋肉と骨をつなぎ合わせている部分です。

「皮下組織」は外からの衝撃から体の内部にある臓器を守るクッション的な役割や体温を適度に保つ断熱・保温の働きがあります。

また、「皮下組織」には動脈や静脈にもつながっており、毛細血管を通じて表皮の基底細胞と真皮の線維芽細胞へ栄養素や水分を運ぶ役割もあります。

お肌の隅々まで栄養素が運ばれて、血行が良くなれば、肌の色艶が良くなり、透明感のある美肌になっていくでしょう。

女性は「皮下脂肪」と聞くとダイエットの大敵というイメージがあるかと思いますが、お肌のハリや瑞々しさ、女性らしいボディラインに大きく影響する大切な働きをしているのです。

皮膚の付属器官「皮脂腺」と「汗腺」の働き

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層で構成されていますが、他にも皮脂や汗が分泌される付属器官「皮脂腺」と「汗腺」があります。

「皮脂腺」は皮脂を分泌する器官のことで、肌表面の角層から皮脂が分泌されると、肌内側の水分の蒸発を防いで、うるおいを保つ働きをしてくれます。

皮脂の分泌量は個人差がありますが、頭皮とT ゾーンに最も多く、10代の思春期をピークにだんだんと分泌量が減っていく傾向にあります。

汗が分泌される器官は「汗腺」といい、ほぼ全身に分布する「エクリン腺(小汗腺)」、特別な部位にある「アポクリン腺(大汗腺)」の2種類です。

エクリン腺から分泌されるエクリン汗は弱酸性で細菌の繁殖を抑える働きがありますが、汗を放置すると細菌が分解されて、アルカリ性に傾き、汗臭い原因となるので要注意です。

アポクリン汗腺は脇の下や膣などにあり、緊張した時にも発汗します。アポクリン汗はタンパク質や脂肪を含むアルカリ性のため、細菌が汗の成分を分解して臭いの元となります。

HairHapi(ヘアハピ)はお肌を健やかに保つスキンケア商品が揃っています

私たちのお肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」によって、自然と新しい素肌が生まれる機能が備わっています。

しかし、これまで述べてきたように、紫外線や冷気、乾燥した空気などの外的環境や睡眠不足や偏った食生活といった生活習慣によって、肌のターンオーバーが乱れてしまうのです。

正常なターンオーバーは約28日周期ですが、この周期が乱れてしまうと、肌に潤いが失われて、深いシワ・目元の小じわ・シミ・くすみ・毛穴の開きといった様々な肌トラブルが起きてしまいます。

いつまでも赤ちゃんのようなぷるぷるとした美肌を保つためには、肌のターンオーバーを正常に戻してお肌を土台から立て直すことが大切です。

そのためには睡眠を十分にしっかり取り、適度な運動、栄養バランスが整った食生活を心がけることを意識しましょう。

当サイト「HairHapi(ヘアハピ)」ではうるおいを残したまま古い角質を優しく取り去る洗顔料や肌の水分と油分のバランスを保つ化粧水・美容液・乳液など、豊富な商品を取り揃えています。肌質に関わらずご使用できますので、ぜひ参考にしてみてください。

今回は、スキンケアで美肌になる第一歩として、お肌の基礎知識をご紹介しました。まずは生活習慣を整えて正しいスキンケアを取り入れて、肌本来の潤いを取り戻してあげましょう。

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