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ワセリンはスキンケアにも使える優秀な保護剤です。
リーズナブルな価格で、ドラッグストアやネット通販で手軽に入手できるのも魅力でしょう。
本記事では、ワセリンの効果や肌荒れ時の使用、メリットやデメリットを踏まえたスキンケアでの使用法についてくわしく解説します。
ワセリンは、石油を精製して作られた半固形の油溶性成分で、40年以上使用実績のある安定性にすぐれた成分です。
鉱物油といわれる石油由来の成分のため、良くないイメージを持つ人もいますが、酸化しにくく安全性が高いのが特徴です。
今から50年程前の1970年代に化粧品に配合された鉱物油に不純物が混ざり「黒皮症」が問題になりましたが、現在では高い精製度で作られているため安全に使用できます。
肌の水分蒸発を防ぐ効果があるため、化粧品に配合されたり、皮膚科で処方されたりし、美容から医療まで幅広く使われています。
参考資料:化粧品成分オンライン ワセリン
鉱物油と聞くと「肌に悪いもの」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、現在は安全に使える成分です。
ワセリンは肌荒れを治すものではありませんが、皮膚科で肌荒れ時の保護剤として処方されることもあり、肌荒れに良い成分です。
皮膚炎やかぶれを起こしたときは、通常のスキンケアが使えないときがありますが、スキンケアが使えないからと何もつけずにいると、肌がどんどん乾燥してしまいますよね。
ワセリンは低刺激で、外的刺激や乾燥から肌を守る働きがあるため、肌荒れ時にも使いやすいのが特徴です。
肌荒れ時や皮膚炎など、皮膚科で処方される軟膏のベース成分としても使われています。
次章からは、肌荒れ時に使えるワセリンのメリットとデメリットについても掘り下げて見ていきましょう。
ワセリンは肌のうるおいを保持する保護剤ですが、メリットとデメリットがあります。
肌にやさしくいつでも使える反面、べたつきやすい使用感のため購入する前に両方を見ておくことをおすすめします。
ワセリンには以下のメリットがあります。
ワセリンのメリットは、原材料がシンプルで「ワセリン」のみという商品も多く、肌刺激になる材料が含まれないことが大きなメリットです。
特に敏感肌や肌荒れ時は、スキンケアに多くの成分が配合されるとどれかが刺激になる可能性がありますが、ワセリンは敏感肌や赤ちゃんの保湿剤として使えるほどマイルドなのが特徴です。
ワセリンは肌に密着するため、肌表面はほぼ乾燥しません。肌内部の水分が蒸発しにくいため乾燥肌の保護ケアにはおすすめです。マスクや衣類などの摩擦から肌を守る効果もあります。
市販されているワセリンは、1個あたり300~1,000円以内で販売されていることが多く、1個あれば数か月持ち、非常にコスパが良いのもメリットです。
種類も多く、ジャータイプやチューブタイプがありドラッグストアでは「第3類医薬品」としても販売されています。
ワセリンには以下のデメリットがあります。
ワセリンは半固形の油溶性成分のため、テクスチャーが硬くべたつきやすいのがデメリットです。通常のスキンケアクリームのようななめらかさは無く、肌に浸透せずベタベタした質感が残ります。
ワセリンは、肌にしっかり密着して肌内部の水分蒸発を防ぎますが、肌そのものをうるおわす美容効果はありません。
ワセリンのみのお手入れだと表面はうるおうが、肌内部は乾燥してスカスカになる可能性があります。ワセリンはアクネ菌を増殖する成分ではありませんが、ニキビの箇所に塗ると毛穴詰まりを起こす場合があります。
ニキビがある箇所は塗るのを避け、毛穴が目立つTゾーンは少なめに塗るなどの工夫が必要です。
ワセリンは通常のスキンケアに比べると非常にリーズナブルな価格で購入でき、なおかつ高い保護力がある成分のため、うまく取り入れたいものです。
ここからは、ワセリンをスキンケアに取り入れる効果的な使い方を紹介します。
ワセリンをスキンケアに取り入れるなら、ワセリンをクリーム代わりに使うのがおすすめです。ワセリンは、肌に蓋をするラップ効果があります。
化粧水で肌に水分を与えたあと、ワセリンを塗ると肌に塗布した化粧水の水分がとどまりやすくうるおいが長時間保てます。
べたつきやすいため、朝のスキンケアには使いづらいですが、夜のナイトクリーム代わりに使うと朝までしっとりしやすくなります。
リップクリームには、半固形成分であるワセリンが使われていることが多く、市販のワセリンをリップバームとして使うことができます。
少量指に取り、唇に塗るだけで唇の乾燥を防ぎつややかに仕上げてくれます。
肌荒れを起こしたときは、化粧水さえ染みてしまうことがあります。
肌荒れ時や肌荒れの箇所に使うことで、バリア機能の低下を防ぎ、肌の回復を促すことに期待できます。
ワセリンには大きく分けると、純度の高い「白色ワセリン」と純度の低い「黄色ワセリン」があります。
市販で流通しているワセリンの多くは「白色ワセリン」になるため、白色ワセリンの選び方をお伝えしていきます。
ワセリンといえば、ジャータイプを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。医薬品としてドラッグストアで販売されているワセリンもジャータイプになります。
容量換算すると一番コスパが高いのはジャータイプでしょう。ただし、指で取り出すと衛生面が気になるため、スパチュラを使うのがおすすめです。
チューブタイプは必要な量だけ取り出し使え、ジャータイプよりも衛生的に使用できます。
60~100gまでのサイズが多く、自分が必要な容量で選ぶといいでしょう。
赤ちゃんの肌に使えるベビーワセリンは、精製度が高い原料を使っているのが特徴です。
チューブタイプが多く、塗りやすいやわらかなテクスチャーの商品も販売されています。
初めてワセリンを使う人やお子様と一緒に使いたい人におすすめです。
ワセリンは半固形物で、スキンケアで使うようなのびやかさがありません。
融点は38~60℃になるため、お風呂上がりの肌が温まったときがやわらかくなり使いやすいです。
ワセリンは塗り込むのではなく、肌にのせるイメージで使ってみてください。
ワセリンは少量でうるおいを保持できるとても便利な保護剤です。
ここからは、ワセリン使用時によくある疑問にQ&Aで回答していきますので参考にしてくださいね。
Q ワセリンは顔以外ではどこに使えますか?
A ワセリンは顔を含め全身に使うことができます。
ボディの保護剤として全身に塗布できますが、べたつきやすいため乾燥が気になる箇所の部分使用がおすすめです。
かかとやひじ、足やハンドケアなど特に乾燥しやすい箇所に使うと、乾燥を防げます。
「第3類医薬品」として販売されている白色ワセリンも基本的に成分が同じなので、日常使いが可能です。
Q ワセリンをきれいに落とす方法は?
A ワセリンは肌に密着する油溶性成分のため、お湯洗いではなかなか落ちません。
ワセリンをきれいに落とすには、クレンジングか洗顔料が必要になります。
クレンジングならオイル系がおすすめで、ワセリンをオイルになじませて乳化させると落としやすいです。
洗顔料で落とす場合は、しっかり泡立てた濃厚な泡で洗顔しましょう。洗い流すときは水を使用すると油分が固まりやすいため、ぬるま湯で洗い流してください。
Q どのワセリンがおすすめですか?
A インターネット通販で「ワセリン」と検索すると、非常に多くの商品が出てきますよね。
ワセリンを顔のスキンケアだけでなく全身に使いたい人は、容量の多いジャータイプがおすすめです。
使いやすさで選ぶならチューブタイプで、持ち運びしやすく外出時のリップケアにも使えます。
初めて使用する場合や迷うときは、ベビーワセリンだと純度が高く、敏感肌や肌荒れ時にも使いやすくおすすめです。
ワセリンは酸化しにくい成分ですが空気や手で触れることで劣化していきます。開封後1年で使い切れる容量のものを選びましょう。
ワセリンは肌バリアを保護できるため、急な肌荒れやひどい乾燥状態でも使用しやすく、赤ちゃんでも使えるやさしさを兼ね揃えた保護剤になります。
どこにでも使えるワセリンは、1つ持っておくと非常に便利です。
使用感には難がありますが、うまく使えば非常に有効なのがワセリンです。乾燥や敏感肌で合う化粧品がない場合にも効果を発揮します♪