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乾燥した時期に起こりやすい髪の静電気。鬱陶しいだけでなく、ダメージの原因にもなってしまいます。ここでは静電気の原因と対策方法、静電気を抑えるおすすめアイテムを紹介します。
乾燥する時期にビリッときやすい静電気。静電気は湿度が低いと起こりやすくなります。空気中の水分が多いと自然に放電されるのですが、乾燥した状態だと帯電した静電気を空気中に逃がすことができません。そのため何かに触れた瞬間、バチッと放電が起こります。
髪の乾燥も静電気の原因となり、傷んだ髪も静電気を帯びやすくなっています。
静電気は接触や摩擦によって引き起こされるので、髪同士の摩擦や髪と衣服がこすれることでも静電気が発生します。
少し専門的な話になるのですが、電気にはプラスとマイナスの2種類があります。バランスが取れていればいいのですが、どちらかに偏った状態を帯電といい、静電気の起こりやすい状態です。
シャンプーの洗浄成分をアニオン界面活性剤といいます。このアニオンとは陰イオンの意味で、つまりマイナスの静電気を帯びた状態です。そのためシャンプーをした髪はマイナスに帯電し、静電気の起こりやすい状態にある、ということになります。
シャンプー後に使用するリンス、コンディショナー、トリートメントにはカチオン界面活性剤というコンディショニング成分が配合されています。カチオンとは陽イオンの意味、つまりプラスの静電気を帯びている状態です。このプラスがマイナスに帯電した髪を中和し、バランスの取れた、静電気の起こりにくい状態に整えてくれるのです。
カチオン界面活性剤は毛髪への吸着性、柔軟効果があり、また帯電防止効果もあるため、コンディショニング剤としてさまざまなヘアケア製品に使用されています。
乾燥や髪の摩擦から起こる髪の静電気。ここではその静電気を防ぎ解消する、5つの方法をご紹介します。
湿度が下がるほど、静電気が起こりやすくなります。加湿器などを使用し、湿度を保ちましょう。また温度も関係しており、温度が高いほうが空気中に水分を多く含む事ができます。
静電気を抑えるには、髪の潤いを保つことがとても重要です。良質なシャンプー、トリートメント、洗い流さないトリートメントを使用し、正しいヘアケアで髪の健康をキープしましょう。 良質なシャンプーとはアミノ酸シャンプーなど、質のよい洗浄成分を使用したシャンプーのことです。
シャンプーの品質は洗浄成分で決まります。以下のページで詳しく解説しています。
ブラッシングは強い摩擦が起こります。静電気の原因となり、さらにキューティクルを傷める原因でもあります。静電気が起こりにくく髪も傷めにくいツゲ櫛、豚毛をはじめとした獣毛ブラシがおすすめです。髪を梳かす際は、いきなり根元から梳かすのではなく、毛先の絡まりから梳かすようにしましょう。
傷んだ髪は静電気が起こりやすくなります。ダメージ補修効果をもったシャンプーやトリートメントでケアしましょう。その際、コーティング成分で髪の外をケアするだけでなく、髪の内部から補修してくれるヘアケア剤を選んでください。
髪には水分だけでなく、油分も必要です。最近では毎日シャンプーすることが当たり前になり、皮膚が作る天然の油分「皮脂」が十分に髪に行き渡ることが難しくなりました。油分が不足した髪は、バサバサとした手触りになり、乾燥し、静電気も起こりやすくなります。
油分が不足した髪にヘアオイルでの油分補給はとても効果的で、アウトバストリートメントとして使用したり、シャンプー前のオイルパックは、髪にしっかりと油分を浸透させることができます。
潤い効果の高い良質シャンプーや帯電防止に効果的な洗い流さないトリートメントをご紹介します。
正しいヘアケアアイテムを使い、みずみずしい美しい髪を保って鬱陶しい静電気とさよならしましょう!
※エイジングケアとは年齢に応じたお手入れのことです。
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