- #肌トラブル
- #お肌の知識
自分ではそれほど疲れていると感じていないのに、「疲れてる?」と聞かれることがありませんか?
それはあなたが「疲れ顔」になってしまっているからです。
疲れた顔に見えるのはなぜなのでしょうか。その原因と解消方法について詳しくお話しします。
メイクで隠すのは一時的な対処でしかありません。根本的な解決を目指しましょう。
疲れていると思っていないのにそう見られてしまうのには、このような原因があります。
どんなに笑顔でいても、お肌がボロボロの状態だったら、疲れていると思われても仕方ないでしょう。
寝ていないのかな?ちゃんと食事をしていないのかな?とネガティブな印象を持たれてしまいます。
「疲れた顔」の印象を通り越して、きちんと生活できていない人だと思われるかもしれません。
お肌は内臓の鏡ともいわれますから、自分では疲れていないつもりでも、体調を崩している可能性もあります。
顔のパーツの中でも、最もインパクトがあるのが目です。ですから、目元に疲れが出ていると、顔全体が疲れて見えるのです。
この3つがあると、年齢に関係なく疲れた顔に見えます。
たるみは加齢によって出てくることがあります。年齢を重ねると、何もなくとも疲れ顔に見えやすくなってくるので特に注意が必要です。
目元の次に見られるのが唇です。ここ数年はマスクで隠れていることが多かったですが、これからは要注意です。
潤いのない、乾燥した唇は疲れを感じさせると同時に、老けた印象になります。
唇も肌と同じようにみずみずしさが必要です。
肌が荒れているわけではないのになんとなく疲れた印象になる人は、肌全体がくすんでしまっていることが原因です。
肌がくすんでいると血色が悪く見えるため、不健康な印象になるのです。
メイクでごまかそうにも、肌自体がくすんでしまっていると、ファンデーションではカバーしきれないことも。
隠そうとするほど厚塗りになり、よけいに疲れた顔になってしまいます。
ナチュラルメイクが好きな人は要注意です。
ナチュラルメイクとは、自分の肌の良いところを最大限に引き出す方法であり、「自然に見える」のがポイント。
手抜きメイクではありませんし、薄い色だけを使うのでもありません。
自然なツヤ感を出していくのは良いのですが、色味を抑えようとしてベージュ系の色だけでまとめてしまうと、逆に疲れた印象になってしまうことがあります。
特に、肌がくすんでいる時は気をつけなくてはなりません。
くすんだ肌と色味の乏しいメイクでは、わざわざ疲れた顔を作っているようなものです。
では、なぜ疲れた顔に見えるのか、その原因をまとめました。
加齢とともに、肌の弾力を支えていたコラーゲンやエラスチンが劣化し、減少していきます。
特に、皮膚の薄い目元などはたるみが現れやすく、消えない黒クマの原因となっています。
肌のハリが失われるとメイクのノリも悪く、全体的に老けて疲れた印象になってしまうのです。
皮膚だけでなく、筋肉が衰えてくることもたるみの原因になります。
肌の保湿を徹底して潤いがキープできていても、その下にある筋肉が衰えてしまったら、結局肌はたるむのです。
また、顔に脂肪がついた場合も同様です。脂肪の重みを支えきれずに皮膚がたるんでしまうのです。
無表情でスマホを見ている時間が長いこと、それに加えてマスク生活が長引いたことで、若くても顔の筋肉が衰えている人は多いです。
最近表情が乏しいかも…と思ったら、それが疲れ顔の原因かもしれません。
肌が乾燥していると、ツヤがなく、乾燥小ジワも目立つようになります。
乾燥小ジワが増えるとメイクのノリも悪く、実年齢よりも上に見られます。
また、乾燥した肌はキメが粗く、光を反射しにくくなるためくすんで見えます。
ツヤ感もなく全体的にしぼんだ印象になり、疲れた顔に見られてしまうのです。
体が疲れていなくても、気持ちが疲れていればそれが表情に出ます。
ストレスが溜まっているときは、無意識のうちに疲れた顔になっているでしょう。
眉間にシワが寄っていたり、口角が下がっていたりすると、深刻な悩みがあるようにも見えます。
自分では疲れていないと思っていても、ストレスは心を確実に蝕んでいきます。それが疲れ顔の原因です。
睡眠は、年齢に関係なく大切です。
睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪かったりすると、このような影響が出ます。
など、疲れ顔になる要素ばかりです。
また、新陳代謝が悪くなり、ターンオーバーが乱れます。古い角層が残ってしまうせいで、よりくすみやすくなります。
1日中デスクに座りっぱなし、もしくは1日立ち仕事をしているなど、同じ姿勢でいる時間が長くありませんか?
意識して日々の生活の中に運動を取り入れていれば良いのですが、そうでないと老廃物が溜まりやすく、顔もむくみやすくなります。
また、筋肉を動かすことが少ないため、血行不良にもなりやすいです。
顔色が悪くなり、疲れていなくても疲れた顔に見えてしまいます。
疲れた顔を根本的に改善するには少し時間がかかりますので、まずはメイクで隠してしまうことをおすすめします。
ちょっとしたテクニックで、血色の良いツヤ肌を作ることは可能です。
メイクで隠すといっても、アイシャドウや口紅の色でごまかすのではありません。大切なのは、顔全体のくすみを消すことです。
ツヤのある肌に見せるには、保湿と下地が大切です。
朝、時間がないかもしれませんが、丁寧に保湿をしてください。できれば、シートマスクをして潤いをアップ。たった数分のことですが、これで夕方まで乾かない肌をつくれます。
そしてくすみを消す化粧下地を使いましょう。コントロールカラーの入った化粧下地を使うと、顔全体が明るく見えます。
肌のトーンをアップさせるにはパープルがおすすめですが、血色感が欲しい時はピンクもいいですね。
目元のクマが気になるときは、パールの入った下地を部分的に使うのも効果的です。
塗るときは、まず広い頬から塗り、額、鼻、口と広げていきますが、顔と首の境目で色に差が出ないように、フェイスラインも忘れずに塗りましょう。
ざっと手で広げた後にスポンジで丁寧に押さえておくと、余分な油分を取り除き、しっかりと肌に密着します。
化粧下地をしっかりと塗っておけば、ファンデーションは薄めで大丈夫です。
むしろここでたくさん塗ってしまうと厚塗りの印象になってしまいますので、薄づきを心がけてください。
ファンデーションはパウダーでもリキッドでもどちらでも良いですが、リキッドファンデーションの方がツヤ感を出しやすいです。
ファンデーションブラシやスポンジを使うと密着度が増して、ツヤのある肌に仕上がりますよ。
ファンデーションだけでカバーできないクマには、コンシラーを使います。
クマを隠すには肌よりもワントーン明るい色を使うのが基本ですが、クマの種類によって色を使い分けましょう。
目元は動きが激しいパーツなので、伸びが良く塗りやすいリキッドタイプがおすすめです。
クマを隠そうとして厚塗りにならないように気をつけてください。薄く伸ばすのが上手に隠すコツです。
チークがあるとないとでは、顔の印象がかなり変わります。
マスク生活が長かったため、しばらくチークを塗っていないという人も多いと思いますが、血色感を出すためにぜひチークを使ってください。
パウダータイプでも良いのですが、よりツヤ感を出したいので、クリームチークがおすすめです。
乾燥しづらく、自然な潤いを演出しながら疲れ顔を隠してくれます。
メイクはあくまでも一時的な対処にしかなりませんので、根本的に疲れ顔を解消するには、日々のスキンケアが何よりも大切です。
血行をよくし、保湿を徹底させましょう。
くすみの原因のひとつが血行不良なので、お肌を温めて血行をよくしていきましょう。
洗顔後、ホットタオルを作ります。濡らして軽く絞ったタオルを30秒~1分程度温めます。
火傷しないように温度を確かめてから、顔に乗せましょう。
血行が良くなるだけでなく、基礎化粧品の浸透も良くなります。
時間があるなら、顔だけでなく首や肩も温めてみてください。肩こりや首のこりもほぐれて、一石二鳥です。
ホットタオルで顔を温めたら、保湿力の高い基礎化粧品でお肌に潤いを与えます。
など、保湿力の高い成分が入っている化粧品を選んでください。
暑い時期でも化粧水だけで終わらせず、必ず乳液かクリームなど油分を与えて水分を閉じ込めるようにしてください。
潤いが足りないと感じたら、化粧水→乳液→化粧水→乳液と重ねて塗る、ミルフィーユ塗りもおすすめです。
スキンケアで保湿するだけでなく、皮膚の下にある筋肉を鍛えることで表情が生き生きしてきます。
誰にもみられていない場所なら、いつでもどこでもできるエクササイズをご紹介します。疲れ顔から卒業するためにも、毎日顔の筋肉を鍛えていきましょう。
とても簡単に顔全体の筋肉を動かすことができる「あいうえお体操」です。
ひとつの運動を3~5秒やってみてください。仕事や家事のちょっとした合間にできますし、パソコンに向かいながらでもできると思います。
声を出せる場所にいるなら、それぞれ、「あー」「いー」など発音しながら行うと、口の形を作りやすいです。
次は、顔全体のエクササイズです。
目を閉じ、口をすぼめて、顔のパーツを顔の中央に集めるようなイメージで、ぎゅーっと寄せていきます。
この状態を5秒キープします。
次は、逆に顔のパーツを外側に離していくように、目と口を大きく開けます。5秒キープ。
これを何度か繰り返してます。
真ん中に集める、外側に広げるイメージを持ってやってみてください。
血行をよくするには、顔だけでなく全身の筋肉量を増やすのも効果的です。
など、家の中でできる運動はたくさんあります。
筋肉量が増えれば全身の血行が良くなり、もちろん顔の血行も良くなります。一度にたくさんやらなくてもOKです。1回からでも良いので毎日続けていき、習慣を作ることが大切です。
ダイエットにもなり一石二鳥ですから、ちょっとした合間にぜひやってみてください。
疲れた顔に見えないようにするには、日常の過ごし方も大切です。心身の健康をキープすることで、自然な笑顔が生まれるようになり、「疲れてる?」などと聞かれなくなることでしょう。
頭皮と顔の皮膚は繋がっているため、頭皮がこって硬くなるとそれが下がってくることにより顔のたるみにつながります。
しわやたるみが増えればどうしても疲れた印象になってしまいますので、マッサージをして頭皮をほぐしていきましょう。
あまり強く押す必要はありません。自分が気持ち良いと感じるくらいの圧で揉みほぐしてください。
頭を揉みほぐすことで、たるみやシワ予防になるだけでなく、目の疲れも取れます。
耳にはたくさんツボが集まっており、マッサージすることで血行を良くすることができます。
ツボの位置は分からなくても大丈夫です。耳を両手で持って、揉んだり、引っ張ったりしてみてください。頭や顔がぽかぽかしてくるはずです。
顔の血行が良くなることで、くすんだ肌にも自然な血色が戻ってくるでしょう。
健康で潤いのあるお肌を作るのは食べ物です。すぐに効果が出るものではありませんが、スキンケアだけでなく、食べるものも意識していかないと、ツヤ肌を作ることはできません。
忙しいと、パスタやラーメン、丼ものなど炭水化物中心の食事になりがちです。コンビニで、おにぎりやサンドイッチを買って済ませてしまう人も多いでしょう。
ダイエットをしている人は、サラダなど低カロリーな食事に傾きがちなので、特に注意が必要です。野菜類はビタミンが豊富ですが、お肌を作る元にはならないからです。
健康な肌をキープするにはタンパク質が欠かせません。
毎食、必ず肉や魚、豆類などのタンパク質をとるようにしましょう。
ストレスは万病の元だといわれます。お肌に良くないだけでなく、健康そのものへの影響も計り知れません。
少し心が疲れているなと感じたら、ストレスが溜まりすぎる前に解消しましょう。ストレスをまったく感じないで生きていくことは難しくても、少しずつ解消していくことはできるはずです。
など、自分ですぐにできる解消法をいくつか持っておくと良いでしょう。
疲れているつもりがにないのに疲れ顔に見られるなら、知らず知らずのうちにたまっていた疲れが表情に出てしまっているのかもしれません。
それは、「少し休んで欲しい」という心と体からのメッセージです。心の声に従い、時には休むことも必要です。
血行不良になりがちな人は、シャワーで済ませている人が多いです。10~15分で良いので、湯船に浸かりましょう。全身の血行が良くなり、疲れも取れます。
寝る直前にお風呂に入るとかえって寝付きが悪くなってしまうことがあります。湯船に浸かるなら、寝る90分前に入るのが良いとされています。
いったん深部体温を上げた後、徐々に体温が下がっていく過程で自然な眠気がやってきます。
入浴は、血行が良くなるだけでなく寝付きも良くなるのでおすすめなのです。
健康なお肌は眠っている間に作られます。毎日しっかりと睡眠をとることで、潤いのある健やかなお肌が作られるのです。
とはいえ、長時間眠れば良いわけではなく、質の高い睡眠をとることが大切です。
朝起きたとき、疲れが残っていないこと、すっきり目覚めることが質の高い睡眠の条件ですが、ぐっすり眠れていますか?
寝つきを良くし、ぐっすりと深い眠りにつくには、寝る前の時間の過ごし方が重要です。
寝る直前までスマホやパソコンを見ている人は、1時間くらい前からやめてみましょう。
その代わり、音楽を聴いてゆったり過ごしたり、気持ちが良い程度のストレッチをしてみたり、リラックスできる時間を作ってみてください。
質の高い睡眠が取れるようになると、朝起きた時に顔がむくむこともなく、すっきりした表情で出かけられるようになります。
疲れた顔を解消するためには食事が大切ですが、忙しいとなかなか気を配れない…そんな人はサプリメントを利用しましょう。
一度にたくさん栄養が取れる、マルチビタミン&ミネラルを1つ持っておくと便利です。
他に摂るとしたら、
などおすすめです。
スキンケアだけでなく、体の内側からもケアをしていきましょう。
疲れているつもりはないのに、「疲れてる?」と聞かれるときは、疲れ顔になっているのかもしれません。
目の下にクマがあったり、肌が荒れていたりすると、疲れた顔に見えてしまいます。
疲れた顔になる原因は、肌のたるみ、潤いのない乾燥した肌、衰えた表情筋、ストレスなどです。
毎日のスキンケアで徹底して保湿をするとともに、顔の筋肉も鍛えていく必要があります。
それに加えて、食事を改善したり、運動して血行を良くするなど、総合的なケアによって疲れ顔を改善していきましょう。
趣味や好きなことをする時間を作って、いきいきした表情で過ごしましょう!