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KNOWLEDGE OF SKIN CARE
VOL.
39
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美白の基本はスキンケア・食べ物・UV対策・生活習慣から

気がついたらいつの間にかシミが増えてる…このままシミがもっと増えたらどうしよう?と不安になりませんか?

シミやくすみのない、透明感のある肌を目指すなら、日々のスキンケアはもちろんのこと、食べ物や生活習慣などにも気を配り、肌の外側・内側、それぞれのケアが必要です。

今回は、スキンケア、食べ物などさまざまな角度から美白ケアについて解説します。

肌のシミやくすみが気になる理由

笑顔の女性

美白ケアの前に、なぜ年齢とともにシミが増え、肌もくすみやすくなるのか、その原因を知っておきましょう。

紫外線による日焼け

紫外線のダメージは、シミやくすみの最も大きな原因であるといえます。
海や山へのレジャーや、真夏の天気の良い日に日焼け止めを忘れる人は少ないと思いますが、涼しい日や曇りの日に忘れてしまうことはありませんか?

紫外線対策が不十分だと「うっかり日焼け」をしてしまいます。

1回で真っ赤になるほど日焼けをするわけではないので気づきにくいのですが、小さなダメージが積み重なってシミやくすみの原因を作ります。

ターンオーバーの乱れ

肌は一定の周期で生まれ変わっています。一番上の角層が剥がれ落ちて、次の新しい肌が上がってくるようにできているので、シミの元となるメラニン色素ができたとしても、古い角層とともに剥がれ落ちます。

しかし、

  • 誤ったスキンケア
  • ストレス
  • 寝不足
  • 栄養バランスの悪い食事
  • ホルモンバランスの乱れ

などによって、ターンオーバーに乱れが生じます。

ターンオーバーの周期が乱れると、メラニンがうまく排出されずに残ってしまうため、シミが増えるのです。

肌の摩擦

スキンケアの時に必要以上に肌をこすってしまったり、顔を拭くときにタオルでゴシゴシこすったりしてしまうと、その摩擦が角層を厚くしてしまう原因になります。

角層が厚くなるとメラニンが排出されにくくなりシミが増えるほか、肌のごわつきやくすみの原因にもなるのです。

肌の乾燥

乾燥とシミ、一見関係なさそうですが、大きな関わりがあります。

肌が乾燥するとキメが粗くなり、バリア機能が低下してしまいます。
紫外線によるダメージなど外部刺激を受けやすくなり、肌に炎症が起きやすくなるのです。

ダメージを受けると、肌を守ろうとしてメラノサイトが活性化し、メラニン色素が増える原因となります。

また、乾燥によって肌のターンオーバーが乱れることもあり、シミが残りやすくなってしまうのです。

美白のためのスキンケア

笑顔の女性

ここからは、日々のスキンケアについてお話しします。美は1日にしてならず。毎日の積み重ねが透明感のある肌をつくります。

毎日の汚れをしっかり落とす

洗顔する女性

どんなに高価な美白アイテムを使っても、肌に汚れが残っていたら吸収できません。メイクや余分な皮脂、毛穴の汚れなどをしっかりと落とすことが大切です。

帰宅したらすぐにメイクを落としましょう。メイクをしたまま寝るということのないように、また、メイクの濃さに合わせてクレンジング剤も変えます。
軽いメイクならミルクタイプやジェルタイプ、しっかりメイクの日にはオイルタイプやクリームタイプを使ってしっかり落としましょう。

そして、洗顔も大切です。使うのは石けんでも洗顔フォームでも良いのですが、たっぷりの泡を立て、泡を転がすようにして洗います。

肌に余計な刺激を与えないように、熱いお湯は避け、体温よりも少し低めのぬるま湯で洗い流します。

肌をこすらないこと

肌への摩擦は角層を厚くしてしまうため、スキンケアの時に肌をこすらないことも大切です。

  • 洗顔の時にこすらない
  • タオルでゴシゴシこすらない
  • 化粧水やクリームもこすらずに丁寧になじませる

など、肌に負担をかけないスキンケアを心がけましょう。

赤ちゃんのお肌を触るような気持ちでスキンケアをしてみてください。

定期的な角質ケア

肌のターンオーバーは、ちょっとしたことで乱れがちです。スキンケアをがんばっても、ストレスや睡眠不足によって乱れることもあります。古くなった角質が残っていると、肌がくすみ、シミも目立つようになります。

ターンオーバーを促進するために、角質ケアを取り入れましょう。古くなった角質を落とせば、透明感のある肌を手に入れることができます。

角質オフができるふき取りローションや酵素洗顔料を使うと、簡単に無駄な角質を取り除くことができます。

ただし、やりすぎると肌に負担がかかるので、週に1~2回が適当です。

徹底した保湿

肌のバリア機能を高め、ターンオーバーを促進するためには、徹底した保湿が必要です。肌が乾燥しないよう、洗顔をしたらすぐに保湿をします。

特に、お風呂上がりはスピードが重要です。長時間水に触れていたことで角層がふやけ、乾燥しやすい状態になっています。
浴室から出た瞬間に乾燥が始まりますので、お風呂から出たらすぐに化粧水や乳液で保湿をしましょう。

乳液だけで潤いが足りないときは、代わりにクリームを使うなどして、適度な油分を補ってください。

美白成分が入った化粧品を使う

徹底した保湿とともに、美白アイテムを使うのも有効です。化粧水はほとんどが水分であまり効果が期待できないので、美容液で取り入れるのが良いでしょう。

<メラニンの生成を妨げる成分>

  • カモミラET
  • アルブチン
  • トラネキサム酸
  • プラセンタ
  • 4MSK
  • コウジ酸

<メラニンの排出を促進する成分>

  • リノール酸S
  • 4MSK

<できてしまったメラニンを還元する成分>

  • ビタミンC誘導体

などの美白成分が入っているものを選びます。

化粧品の使用法を守る

化粧品には、その効果を発揮するために必要な量があります。「100円玉大」「パール粒大」など、使う量の目安が書いてある場合は、それに従いましょう。
この量以下ですと、効果を感じにくくなります。乾燥を感じるときは、目安量の2~3倍の量をつけてもかまいません。

ただし「適量」と書いてあると、どのくらい使えば良いかわからないと迷ってしまうこともあります。そのようなときは次の量を目安にしてみてください。

  • 化粧水:2ml(500円玉大)
  • 乳液:1.5ml(10円玉大)
  • クリーム:0.3g(パール粒大)

量が少ないと、手と肌がこすれて肌に刺激を与えてしまいます。化粧品はたっぷり使うことを心がけてください。

美白に役立つ食べ物

さまざまな野菜

体の内側からも美白ケアをしていきましょう。シミを作らない体に必要な食べ物や栄養素をご紹介します。

抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンEを含む食べ物

体内の活性酸素が増えるとシミの原因になるといわれています。活性酸素は、外から入ってきた病原菌を倒すなど、体に必要な働きをする大切なものなのですが、増えすぎると細胞を酸化させ、傷つけてしまいます。

過剰に作られた活性酸素を減らすために、ビタミンCやビタミンEが役に立ちます。

<ビタミンCを多く含む食べ物>

  • パプリカ(赤・黄)
  • ブロッコリー
  • キウイフルーツ
  • いちご
  • 柑橘類

<ビタミンEを多く含む食べ物>

  • アーモンド
  • ピーナッツ
  • オリーブオイル
  • すじこ
  • ツナ缶
  • ドライトマト

ビタミンEを含む食べ物はカロリーが高めのものも多いので、摂りすぎには気をつけましょう。

抗酸化作用の高いポリフェノール類

ポリフェノールとは植物に含まれる色素成分や苦味成分の総称で、強力な抗酸化作用があります。

  • アントシアニン:赤ワイン、ブルーベリー、なす、カシスなど
  • カテキン:緑茶
  • カカオポリフェノール:ココア、チョコレート
  • イソフラボン:豆類
  • ルチン:そば、玉ねぎ
  • クルクミン:ターメリック
  • ショウガオール:生姜
  • クロロゲン酸:ごぼう

毎食赤ワインを飲むことは難しいですが、緑茶なら取り入れやすいのではないでしょうか。

カフェインが気になる人は豆乳を取り入れてみるのもおすすめです。

すこやかな肌を作るビタミンB群

ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの総称です。

中でも、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、ビオチンなどは特にお肌の健康に役立つ栄養素なので、積極的に摂りたいところです。

肉や魚、卵や豆類などタンパク質を多く含む食べ物に含まれていますので、毎食しっかりと主菜をとりましょう。

血の巡りをよくする鉄分

肌のターンオーバーを促進するためには、血行を良くすることも大切です。
血液が足りないと血の巡りも悪くなりますが、女性は貧血気味の人が多いので、積極的に鉄分を補いたいところです。

鉄分には2種類あります。肉や魚に含まれていて、そのままの形で吸収されやすいヘム鉄と、主に野菜や果物に含まれていて吸収されにくい非ヘム鉄です。

<ヘム鉄を多く含む食品>

  • レバー
  • 牛ヒレ肉
  • カツオ
  • いわし
  • たまご
  • あさり
  • 牡蠣

<非ヘム鉄を多く含む食品>

  • 小松菜
  • ほうれん草
  • 枝豆
  • ひじき
  • 豆乳
  • 厚揚げ

非ヘム鉄はヘム鉄やビタミンCを同時にとることで吸収率を高めることができます。

冷たいものを避け温かいものを摂る

体を冷やさないようにするには、食べるものの温度にも気をつけてください。
胃腸を冷やすと体全体の血行にも影響がありますので、冷たい飲みものや食べ物を避け、温かいものを食べるようにします。

夏でもできるだけ氷の入ったものは飲まず、常温またはホットで飲むようにします。

アイスクリームなど冷たいものを食べるときには、ホットドリンクを一緒に飲むと良いでしょう。

サプリメントを取り入れる

日頃から栄養バランスに気をつけて、タンパク質と野菜、果物をたっぷりとれていれば、ビタミン類やポリフェノール類もそれほど不足することはありません。

しかし、忙しい毎日の中、どうしても食事が不規則になりがちで、外食で簡単に済ませてしまうという人も多いと思います。

そのようなときには、マルチビタミンのサプリメントなどを取り入れるのもおすすめです。

美白は徹底したUV対策から

陽を浴びる女性

日々の紫外線対策も、とても大切です。紫外線のダメージは徐々に蓄積されていくので、今はシミが気にならない人でも、5年後、10年後のお肌のためには今からしっかり対策をしていくことが大切です。

1年中日焼け止めは必須

天気の良くない日や涼しい日は日焼け止めがなくても大丈夫、と思ったら大間違いです。1年中紫外線は降り注いでいますので、天気が悪くても日焼け止めは必須です。

また、紫外線A波はガラスも通します。車の中や家の中にいても日焼けをすることがありますから、日焼け止めはどこにいても塗っておくべきです。

近所の買い物だから大丈夫と油断せず、ちょっとした外出でも日焼け止めをしっかり塗っておきましょう。

日焼け止めは塗り直しをすること

日焼け止めは、朝塗ったらそれっきりという人が多いと思いますが、汗や衣服の摩擦などで落ちてしまいます。
せっかく塗っても落ちてしまっては効果を発揮できません。

夏なら数時間に1度、汗をかかない時期でも1日に1回は塗り直しが必要です。

帽子や日傘も忘れずに

外出するときは、日焼け止めを塗ったうえに帽子や日傘があるとなお安心です。

特に、頭皮や目は日焼け止めを塗れない部分ですから、紫外線のダメージから守るためにも物理的にカバーするアイテムを利用しましょう。

日傘や帽子は色の濃いものの方がUVカット率は高いです。

美白のための生活習慣

笑顔の女性

透明感のある美肌を作るためには、日々の生活の仕方にも注意したいところです。

良質なたっぷり睡眠をとる

睡眠する女性

健康な肌を作るためには、良質な睡眠が欠かせません。寝ている間に成長ホルモンが分泌されて、傷ついた細胞を修復し、新陳代謝が促進されることで美しい肌が作られるからです。

しかし、ただ長時間寝れば良いというわけではなく、寝入りばなの数時間に深い眠りを得ることが重要です。
成長ホルモンは、眠りについて数時間のときに熟睡することで大量に分泌されるため、寝つきが悪かったり、眠りが浅いと十分に分泌されません。

  • 肌にツヤがない
  • 乾燥する
  • くすみが気になる

という場合には、寝入りばなに深く眠れるような工夫をします。

寝る直前までスマホを見ていませんか?目から光の刺激が入ってくると、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が少なくなり、寝つきが悪くなります。

自然な眠気がやってくるように、寝る1時間前はスマホやパソコンから離れ、リラックスして過ごすようにしてみてください。

リラックスできるような音楽を聴いたり、ハーブティーを飲んでゆっくり過ごすのがおすすめです。

シャワーだけで済ませずに湯船に浸かる

食べ物のところでも少しお話ししましたが、体を冷やさないことは血行をよくすることにつながります。

血行が良くなれば酸素や栄養素が体の隅々まで運ばれ、健康な肌を作るのにも役立ちます。

時間がなくてシャワーだけで済ませてしまう人も多いと思いますが、お風呂にしっかり浸かって、体を温めましょう。
お湯の温度が高すぎると目が覚めてしまいますので、夜に入るときは38~40度くらいに少しぬるめのお湯に入るのがおすすめです。

寝る時間の90分~120分前に入って体温を上げておくと、徐々に体温が下がっていく過程で自然な眠気がやってくるので、睡眠の質も高まり一石二鳥です。

寝る前のストレッチ

冷えが気になる人は、寝る前のストレッチもおすすめです。筋肉がほぐれて血行が良くなるだけでなく、自律神経の副交感神経が優位になりリラックスもできて良い睡眠にもつながります。

デスクワークをしているなど、1日中同じ姿勢を続けている人は、肩こりや腰痛の改善にもなりますから、寝る前にほんの5分でも良いのでやってみてください。

ストレスを溜めない生活を心がける

ビールを持つ女性二人

ストレスは美容の大敵です。血行を悪くするほか、吹き出物や肌荒れの原因にもなります。
ストレスをまったく感じないことは無理だとしても、ストレスをできるだけ早く解消することが大切です。

  • 自分の好きなことに没頭する
  • 楽しい休みの日の予定を立てる

などして、日々の生活に少しでも楽しいことを増やしていきましょう。

小さな幸せを積み重ねて、ストレスを溜めすぎないようにすることが、ターンオーバーの促進にも役立ちますし、活性酸素を増やさないことにもつながります。

まとめ

シミやくすみのない透明感のある肌を作りたいと思ったら、日々のスキンケアはとても大切です。保湿を徹底し、ときには美白化粧品を使ってメラニンの生成を抑えていきましょう。

同時に、食べるものに気をつけたり、血行が悪くならないようにしたりと、体の内側からのケアもとても大切です。
健康な肌でなければ、どんなに高価な美白化粧品を使っても効果が得られません。

良質な睡眠をたっぷりとり、栄養バランスの良い食事を心がけ、ビタミン類やポリフェノールをしっかりとっていきましょう。

そして体を冷やさず、ストレスも溜めすぎない楽しい毎日を送ることで、シミやくすみが気にならない美肌を手に入れることができるのです。

美は1日にしてならず。毎日のスキンケアや食生活に気を配り、理想の肌を手に入れてください。

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