アミノ酸シャンプーを使っているのに髪がゴワつく？

アミノ酸シャンプーとは、アミノ酸系という質の良い洗浄成分が使われた高品質なシャンプーのことをいいます。本来ならアミノ酸シャンプーを使えば髪はしっとりさらさら、しなやかに洗い上がるはずです。
それなのになぜかゴワついたりパサついたり、まとまらなかったり・・・おかしいですよね。また、以前は満足いく仕上がりだったのに、なんだか最近仕上がりが悪くなってきた・・・そう感じている方もいるかもしれません。

謎の多い現象ではありますが、ある程度、論理的に説明できる理由があります。その原因にあった対応をすれば、アミノ酸シャンプー本来のしなやかで自然な艶のある仕上がりへと改善されるでしょう。

もともと髪のコンディションが悪い場合、例えば「ヘアカラー・ブリーチ・パーマ・夏の紫外線・粗悪なシャンプーの使用」これらの理由で髪が傷んでいた場合、アミノ酸シャンプーを使ってもすぐには良い感触を実感できない場合があります。

髪によいアミノ酸シャンプーとはいっても、いっぺんに髪のコンディションを上げられるとは限らず、時間がかかる場合もあります。しかしこの場合は、ダメージの原因に気をつけながら良質なアミノ酸シャンプーを続けていくことで、髪の仕上がりは段々とよくなっていくでしょう。

またこれまでシリコン入りのヘアケアを続けていた場合も、ノンシリコンのアミノ酸シャンプーに切り替えてしばらくは調子が悪い場合があります。これはシリコンでコーティングされていた元々の髪が表に出ることで、感触が悪化するのです。

傷んだ髪がコーティングされていて、傷みに気がつかなかったと言えるでしょう。この場合もアミノ酸シャンプーを続けていくうちに髪のコンディションは上向いていきます。

アミノ酸シャンプーは適度な洗浄力で髪と地肌に潤いのある洗い上がりのため、シャンプーのみで仕上げている方もいると思います。意外ですが、実はこれが原因の場合があるのです。

シャンプーにはその性質上、油分を多くは配合できません。油分を配合しているシャンプーも多いですが、洗浄力を穏やかにしたり、洗い上がりの風合いを向上させる効果はあっても、髪に油分を補給するほどの効果はなかなか期待できません。

シャンプー後にリンス・コンディショナー・トリートメントを使用するのは、油分の補給という意味も大きく、皮脂の代わりとなります。
シャンプーのみでの仕上げが長くなった方は、コンディショナーを使ったり、洗い流さないトリートメントでヘアオイルを使用したり、またはシャンプー前のオイルマッサージやオイルパックで髪に油分を補給することでしなやかさが戻ってくるでしょう。