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シャンプーの洗浄力や泡立ちを決めるのはいわゆる界面活性剤です。水と油を混ぜ合わせたり(乳化作用)、汚れを落としたり、現在ではなくてはならない存在となっています。
シャンプーはこの界面活性剤を数種類組み合わせることで、泡立ちの良さや洗浄力を調整しています。実はこの界面活性剤ですが、泡が汚れを落とすわけではないのです。泡がほとんど立たないのに、汚れ落ちの非常に良い界面活性剤もたくさん存在します。
たとえばメイク落としのクレンジング剤は泡立たないものが多いですよね。しかし実は油汚れや水溶性の汚れをを落とすために界面活性剤が使われています。メイクはなじませるように落とせばよいので、泡立ちがあまり必要ないんですね。
それに対しシャンプーや洗顔時の泡は摩擦によるダメージから髪や肌を守ることが一番の役割で、直接洗浄力とは関係はなかったのです。
とはいえ、シャンプーや洗顔に使われる界面活性剤の多くは、泡立ちの豊かさと洗浄力の強さが比例します。
例えば、硫酸系の界面活性剤は泡立ち良く、洗浄力も強くなります。対してアミノ酸系の界面活性剤は、色々種類はありますが、基本的に洗浄力は控えめで泡立ちも弱くなります。
そこでシャンプーや洗顔料は、配合濃度、そして複数の界面活性剤を組み合わせることで泡立ちと洗浄力、また洗い上がりのしっとり感やさっぱり感などを調整しています。その他にも、泡立ちを良くしたり、泡のコシなどを高める泡質改善成分もよく使われます。
1つ注意点として、基本的にシャンプーは泡立ちの良い界面活性剤で構成されています。なのでシャンプー中に泡があまり立たない場合、汚れに界面活性剤の洗浄力が負けている場合があります。この場合は汚れが十分に落ちていないので、2度洗いをするか、シャンプーの使用量を増やして、十分な泡立ちを得ると洗い上がりが良くなります。
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