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「肌が乾燥してカサカサする…」「肌が敏感で、ちょっとしたことが刺激になる…」
最近増えている乾燥性敏感肌に、あなたもお悩みではありませんか?
この記事では乾燥性敏感肌について、ネコ助手と白クマ博士が解説します。
まずは乾燥性敏感肌とはどういった状態なのか?その特徴について見てみましょう。
乾燥性敏感肌とはその名前の通り、肌が乾燥しやすく、同時に刺激に対しても敏感な肌のこと。
肌のうるおいが不足することによって、外部からの刺激を受けやすくなっている状態をいいます。
肌のカサカサだけでなく、かゆみや赤みでもお悩みなら、乾燥性敏感肌になっているかも?
乾燥性敏感肌で悩む人の中には、アトピー性皮膚炎など生まれつきその症状が出やすい場合もありますが、間違ったスキンケアから引き起こしてしまっているケースも少なくありません。
まずはセルフチェックで、乾燥性敏感肌の診断をしてみましょう。
自分が乾燥性敏感肌なのか、はっきりとわからない人も多いのではないでしょうか?
肌の悩みに対して適切に対処するためには、まずは今の自分の肌状態を知ることが大切。
簡単なセルフチェックで肌診断をしてみましょう。
下記のような症状が当てはまる人は、もしかしたら乾燥性敏感肌かもしれません。
まずは、今の肌状態からチェックしてみましょう。
何気なく行っているスキンケアの習慣が原因になることも。こちらも一緒にチェックしてみましょう。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
次は乾燥肌と敏感肌の違いについて、詳しく解説します。
乾燥性敏感肌を適切にケアするためには、乾燥肌と敏感肌の違いを知ることが大切です。
ここでは、二つの肌の特徴をそれぞれ見てみましょう。
乾燥肌とは、一般的な肌に比べて皮脂の分泌量が少なく、角質層の水分量が低下している状態のこと。
健康的な肌の場合、油分である皮脂が適度に分泌されることで、うるおいを保っています。
分泌された皮脂は顔全体に広がり、これを皮脂膜といいます。
皮脂膜は天然の保湿クリームのような役割をしていて、肌内部の水分の蒸発を防いでいます。
そのため皮脂の分泌が低下した肌は、水分の蒸発を十分に防ぐことができず、乾燥に傾いてしまうのです。
乾燥した状態の肌は外部からの刺激を受けやすくなります。
乾燥肌に見られる特徴には、下記のようなことが挙げられます。
敏感肌とは、外からの刺激に対して過敏に反応して、トラブルを起こしやすくなった肌状態のこと。
良く耳にする言葉ではありますが、実は条件などの明確な定義はありません。
原因には、一般的な肌に比べて、バリア機能が低下していることが大きく関わっています。
バリア機能とは肌を外部刺激から守ったり、肌内部の水分を適切に保ったりする機能のこと。
バリア機能が低下すると、内部から水分が失われて肌の乾燥が進み、外部からの刺激を受けやすい状態になります。
そのため、化粧品や環境の変化などの刺激に対して、赤みやかぶれ、かゆみなどの症状が起こりやすくなるのです。
敏感肌の人の多くは、同時に乾燥肌の悩みも抱えていることがほとんどです。
敏感肌に見られる特徴には、下記のようなことが挙げられます。
乾燥肌と敏感肌は密接に関係しています。
次は乾燥性敏感肌の原因について解説します。
乾燥性敏感肌には大きく分けて4つの原因があります。
ここでは、乾燥性敏感肌に繋がる原因について見てみましょう。
乾燥性敏感肌の大きな原因の一つに、洗い過ぎがあります。
特に女性はしっかりメイクを落とすため、洗浄力の強いクレンジング料を毎日使うという人も少なくないでしょう。
しかし洗い過ぎは、肌にとって本来必要な、皮脂などの保湿成分まで洗い流してしまいます。
たしかに、肌を清潔に保つことは大切ですが、適度な皮脂は健康なバリア機能に欠かせません。
洗う回数が多かったり、洗浄力の強い洗顔料を使い続けたりしている人は要注意。
洗い過ぎによる皮脂不足から、肌のバリア機能が低下し、乾燥性敏感肌に繋がってしまいます。
保湿ケアが不十分なことも、乾燥性敏感肌に繋がる原因です。
肌のバリア機能が正常に働くためには、肌の水分量が適度に保たれていることが大切です。
べたつくのが苦手だからとさっぱりしたアイテムばかり使い続けていては、肌の水分量が低下してしまうことも。
また、化粧水だけでスキンケアを終わらせているという人も注意が必要です。
化粧水は水分を補うことが目的のアイテム。
乳液やクリームなどの油分がなければ、水分だけではすぐに蒸発してしまいます。
肌の水分量の低下から、バリア機能がうまく働かなくなり、乾燥性敏感肌を引き起こす原因になってしまうのです。
少しの時間だから…家の中だから…と、日焼け止めを使うことなく、日中を過ごしてはいませんか?
意外かもしれませんが、紫外線によるダメージは肌を乾燥させるだけでなく、バリア機能の低下までも引き起こします。
紫外線により日焼けした肌は炎症を起こしており、軽いやけどのような状態。乾燥や炎症は、肌のバリア機能を低下させ、乾燥性敏感肌へと繋がる原因になります。
紫外線対策をせずに日を浴びることは、乾燥性敏感肌の人にとってNG行動なのです。
肌を擦るようなケアをしたり、スクラブや毛穴パックのような刺激の強いアイテムを頻繁に使ったり…
摩擦は肌のバリア機能を壊し、乾燥を引き起こします。
肌の一番外側にある角質層の厚さは、0.02ミリメートルほど。ラップフィルム程度の厚みしかありません。
そんな肌にゴシゴシと摩擦を加えると、キメが乱れバリア機能が壊されて、乾燥やかゆみといった乾燥性敏感肌の状態に繋がってしまうのです。
乾燥性敏感肌になる原因には、肌のバリア機能が大きく関わっています。適切なケアをするためにも、次は肌のバリア機能について詳しく解説します。
乾燥肌への対策にも、敏感肌への対策にも、正常なバリア機能の維持が大切であることを解説しました。
ここでは、肌のバリア機能について詳しく見てみましょう。
バリア機能とは肌を外部刺激から守ったり、肌内部の水分を適切に保ったりする機能のこと。
健康な状態の肌は、肌表面の細胞である角質層がレンガのように積み重なっています。
この角質層に天然の保湿クリームである皮脂膜が加わり、肌を外部刺激から守り、肌内部の水分が蒸発するのを防いでいます。
これが肌のバリア機能の働きです。
しかし何らかの理由で肌のバリア機能が低下すると、レンガ状の角質層が乱れて隙間ができてしまいます。
この状態では内部から水分がどんどん失われていき、肌の乾燥が進みます。またちょっとした刺激でかゆみを引き起こしたりもします。
この状態が、乾燥性敏感肌です。
肌のバリア機能は「皮脂膜」、「天然保湿因子」、「細胞間脂質」といった3つの要素で構成されています。
この3つの要素にはそれぞれに役割があります。
この3つの要素がきちんと役目を果たしている時、肌のバリア機能は正常に働きます。
バリア機能が低下する原因には、下記のようなものが挙げられます。
このような原因によって、肌のバリア機能は影響を受けます。
肌のバリア機能を正常に保つためには、これらの原因に注意し、適切なケアを行うことが重要です。
ターンオーバーとは、皮膚の生まれ変わりのサイクルのことをいいます。このサイクルが早すぎると、バリア機能が低下する原因になることも。
乾燥性敏感肌は、間違ったスキンケアから引き起こされることも多くあります。適切なスキンケアを行うことで、健康な肌に導きましょう。
ここでは正しい手順と共に、乾燥性敏感肌をスキンケアで治す方法を解説します。
乾燥性敏感肌に悩む人のクレンジングや洗顔は、肌本来の保湿成分を適度に残すことが大切です。
メイクの濃さや肌質など、自分にあった洗浄力のアイテムを選ぶことで、必要以上に洗い流し過ぎないように心がけましょう。
時間のかけ過ぎは肌に負担がかかります。30秒~1分程度を目安に素早く洗いましょう。
乾燥性敏感肌は、水分の不足が引き金になりかねません。自分に合ったアイテムでしっかりと保湿ケアを行いましょう。
十分にうるおいを保った肌は、バリア機能が正常に働くことで、乾燥性敏感肌に陥るのを防ぎます。
乳液やクリームを使用する目的は「水分の保持」と「皮膚の保護」です。
肌の表面を油分で覆うことで、化粧水で補った水分が蒸発しにくくなったり、外部刺激から肌を保護したりする役割があります。
日焼け止めを使用する目的は「紫外線ダメージから肌を守ること」です。
紫外線は乾燥性敏感肌だけでなく様々な肌トラブルの原因になります。
スキンケアの効果を損なわないためにも、日焼け止めは毎朝の使用を習慣づけましょう。
紫外線は季節や天候に関わらず、毎日降り注いでいます。室内にいてもガラス越しに紫外線の影響を受けてしまうため、日焼け止めは毎日使用しましょう。
スキンケアの効果を高めるために、使用する化粧品の成分にもこだわってみましょう。
ここでは、乾燥性敏感肌におすすめの化粧品成分について解説します。
洗い過ぎによる肌の乾燥には、洗い上がりの優しい「洗浄成分」がおすすめです。
水分不足による肌の乾燥には、「保湿成分」がおすすめです。
保湿成分として特におすすめなのが「セラミド」です。
低下したバリア機能を改善し、乾燥や肌荒れを予防する効果が期待できます。
敏感な状態になった肌の保湿には、肌を保護する効果の高い「油性成分」がおすすめです。 水分となじみにくい特徴があるため、スキンケアの最後に重ねましょう。
赤みやかゆみなどの原因となる、肌の炎症を抑えるには「抗炎症成分」がおすすめです。
乾燥性敏感肌の紫外線対策には、刺激の少ない「紫外線散乱剤」を使用した日焼け止めがおすすめです。
今回は乾燥性敏感肌の肌診断の方法や、スキンケアでの治し方について解説しました。
乾燥性敏感肌をケアするには、肌のバリア機能を健康に保つことが大切です。
適切な保湿と、摩擦や紫外線などの刺激を避けることを心がけて、健やかな肌に導きましょう!