表示名称は複雑ですが、一般的にはクパス種子オイルと呼ばれます。クパスというカカオの仲間の植物の種子から得られるオイルです。中南米アマゾン地方に多く自生しており、トロピカルフルーツ独特の良い香りのする白い果肉は、食用にも利用されています。
オイルとしての脂肪酸組成は、オレイン酸とステアリン酸が多く、酸化安定性に優れていると考えられています。吸着精製ラノリンの1、6倍の抱水力があるというデータがあり、注目されています。シアバターやクパスバターは、天然の皮膚コンディショニング剤としてサンケア化粧品にも配合されます。