以前はスクワランは深海に住むサメ類の肝油から得ていました。最近になって、さまざまな植物由来のスクワランが作られるようになり、植物性スクワランへと移行しています。
酸化しにくく、油性感も少なく皮膚に伸ばした時の感触が非常に良いオイルです。エモリエント効果も優れていて、クリームや乳液の油性基剤として、またスクワランそのままをスキンケアオイルとして使用されています。
最近ではサトウキビから得たシュガースクワランなど、植物性のスクワランが増えています。「オリブ油」「コメヌカ油」「コムギ胚芽油」「ゴマ油」などから得られます。
ただし、植物性スクワランと表示されるのは医薬部外品の薬用化粧品の時で、通常の化粧品に配合される時はサメ由来でも植物性でも「スクワラン」と表示されます。