成分辞典

紫外線散乱剤（反射剤）とは

• • 用語解説

  • ファンデーションなどに使用される無機顔料の酸化チタンや酸化亜鉛などの物質は、肌を白く見せる役割のほかに、紫外線を反射･散乱させる効果があり、紫外線散乱剤としても使用されます。

    紫外線散乱剤は紫外線吸収剤と違い、使用量を増やしても肌への刺激性など安全性に問題がなく、配合量に規制がありません。

    従来の酸化チタンは塗布時に白さを増してしまう欠点がありました。現在では、微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛が開発され、白さを抑えた自然な仕上がりで、すぐれた紫外線散乱効果が得られるようになりました。

    最近は肌への安全性などにより吸収剤よりも紫外線散乱剤の割合が増えています。