個人的にお勧めしない化粧水、乳液

最近、男性向け(メンズ用)スキンケアも充実してきて、ドラッグストアでも数種類並ぶようになりましたよね。
男性の美容意識も高くなったということですね。

私もメンズ化粧品を使ってみよう！と思い立ち(男なんで当たり前ですが)今使っているのですが、選んでいて思うことがありました。

それは比較的刺激やアレルギー性があると思われる成分を、意外と堂々と使っているな、ということです。
ドラッグストアに並ぶわけですからどれも大手メーカーのものなんですが、例えば化粧水に水の後、２番目や３番目にPEG-6やPEG-8を配合しているものがあるんですね。

この成分は乳化を助けたり肌にエモリエント効果を与えたりする合成高分子成分です。
その中でもPEGの4～12は分子が小さく肌に浸透しやすいため、刺激やアレルギー性があるとしていわゆる旧表示指定成分でした。

新しい成分がたくさん出てきている中、古い成分で指定成分であったものを、少しではなくベースとして採用している、もちろん使った瞬間肌に刺激を感じたりいきなり肌が荒れたりするものではないのですが、毎日の使用を考えればもっと肌に良い成分はあるわけです。

この成分はやはり価格は安く、安定して大量供給ができる、また古い成分なのでデータやノウハウもあり簡単に処方が組める、などのコスト削減には役立つのでしょう。

しかし消費者からすれば毎日使用するのですからもうちょっと肌のことを考えてくれよ・・・と思いませんか？私は思うのです(笑)

ほかにも、3番目くらいにいきなり乳化剤(界面活性剤)がきているものもありました。
まぁ乳化剤自体も元は油が原料ですからエモリエント効果はあります。しっとり感を感じるんですね。
しかし継続して使えば肌に悪影響なのはさすがに今現在誰もが知るところでしょう。

またそれだけ乳化剤が上位にあるということは他の肌に良い成分はどんだけ少ないんだってことになります。
当店で扱っている(もう廃盤ですが)じょの恋シャンプーなど「馬プラセンタ」を10％配合しているため、エキスでありながら上から3番目に表示されています(笑)

多く入れればこういう表示になるってことですね(じょの恋はさすがに極端ではありますが)

それと男性用ということあり、水の次にエタノールがきているんですね。さっぱり系に非常に多い。
おそらく10％超とか入っているようなんですが、肌への清涼感さっぱり感は申し分ないですが、これを朝晩と使い続けたらエタノールによって水分はどんどん奪われるでしょう。

乾燥し角質はめくれ上がり肌の大切な成分は流出し・・・一時の爽快感のために肌は傷み、美肌の逆へと突き進みます。
即効性のシリコンとなんか似ていますね。

これは個人的に思うごくごく素朴な気持ちなのですが、よっっぽど大手って中身にお金がかけられないんですね??優秀な研究者が日々コストに頭を悩ます姿が思い浮かびます(^_^;)
何気にタイ製とか書いてあるし・・・化粧品は日本製がいいな・・・(汗)